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2021年01月19日

うつ病の治療に必要な栄養素


2011年カンザス大学の神経薬理学者レバント氏はマウスの実験で、

オメガ3系脂肪酸であるDHA(青魚成分)を減らした食事を与えると、

前頭葉のセロトニン量が減少することを見つけ、栄養素も不足がうつ病と因果があることつきとめた。

DHAの他、うつ病で不足する栄養素として葉酸、鉄、カルシウム、ビタミンB6、ビタミンB12があることもわかった。

特にDHA(オメガ3脂肪酸)を含む、サケ、ニシン、イワシなどを多く食べる女性は

産後うつ病を発症するリスクが少ないことも研究で明らかになった。

以上の栄養素は食事で採る方法がもっともよいだろうが、忙しい人や魚が苦手な人は

ドラックストアで売られているので、手軽に手に入ることを知っておこう。

2021年01月17日

鬱病やストレス症の初期症状


初期症状は精神症状と身体症状があり個人差があるのが普通である。

しかし、多くの人が経験する頻度の多いものから記載する。

主な症状は睡眠障害、食欲減退(食事がおいしくない、食べなければならないから食べているという状況)

性欲減退、興味喪失(いままで興味があったことに興味がなくなる、何をやっても楽しくない)、

不快体験や失敗体験だけが頭によむがえってくる。何をやっても根気も集中力も続かない。過去の楽しかった

記憶が思い浮かばない。将来に希望が見いだせない。などが多く人に見られる共通した症状である。
 
ストレスの初期症状「その1」

1,睡眠障害:入眠困難、早朝覚醒、浅い眠り、起床がつらい。
     以上の症状が頻繁に現れるようになる。
     ストレスにさらされると脳内の神経興奮が治まらず眠ろうと し て も眠れない状態である。
      特に深夜まで残業する人達がなりやすい。        
      また、職場が室内などの場合は日中に日光に当たらないため昼間に脳内からセロトニンという
      興奮神経を抑制する神経の伝達物質の分泌量が少なく、
      夜間にセロトニンが睡眠物質のメラトニンに変換される量が減少することが考えられる。

      ストレスは神経だけを興奮させるだけでなく、副腎皮質ホルモンやアドレナリン、
      ノルアドレナリンを分泌させ、血管を収縮させ血流も悪くする。
      そうすると、睡眠時の細胞の修復が十分行われず、疲れが残り、朝起きがつらくなることが
      考えられる。
 
いずれにしても、脳内の神経自体の興奮や興奮性の神経伝達物質の分泌に問題が起きると考えられる。

最近では鬱病やストレス症の脳内の病理機構が究明され、脳内神経伝達物質や体内ホルモンの不足が原因との見方でおおかたの一致をみている。

ストレスはそれらの分泌を異常なものにすることが理解できる。

こうなるとホルモン分泌のリズムも狂い、リズム障害に発展するケースが多い。

現にリズム障害と鬱病や神経症などの精神疾患には相関関係があると私は見ている。

次の朝に仕事があるのに眠れないと、仕事に支障がでる。

しかし、眠れなくても目をつむって静かにしているだけでも疲れの取れ方が大きく違うと思う。

眠れないからっといって、寝ないのはよくない。

眠れなくても部屋を暗くして目をつむることが必要である。

3週間も続くようなら早めにメンタルクリニックや神経内科などを受診するのがよい。


2021年01月15日

うつ病で経験した心気症


心気症とは、自分が命にかかわる重篤な病気になっているのではないかなどと

過度に自分の健康を心配し、不安感や恐怖感が収まらない神経症の一種である。

そのような状態だと仕事や生活での必要なこと、やらなければいけないことに支障がでる。

やらなくてはいけないことに集中ができなくなる。

私もうつ病の際にそのような症状を経験した。

特に最近はインターネットで医学に関する情報がすぐ手に入るために、

自分の体に些細な痛みや不調があると重篤な命にかかわる病気になっているのではと

強い不安感で夜眠れなくなったことがあった。

最近はネットでの情報が生活に役立つ反面、中途半端な知識だと、

自分の症状は癌などの重篤な症状の前触れではと逆に不安感が増大することにあんることもあると思う。

私の場合、以下の症状があった。

1、2年前に食べ物を食べる際に虫歯の横に違和感を感じて2週間ほどしたので、

  鏡で歯茎を見ると肉が盛り上がったように大きく腫れて、大変だと思った。

  早速、インターネットで歯茎の癌の写真を見たら、自分の歯茎の腫れに似ており、
  
  癌だったらと考えると不安で朝まで一睡もできなかった。

 丁度その少し前にある有名人が歯茎の癌を告白した時期でもあった。

 私はその後、歯科医に行ったら、レントゲンを撮られて、ばい菌が歯茎に入ったことによるものだと説明された。

 それで、一安心したのだった。


2、これは1年半前くらいのこと、以前健康診断で尿にたんぱくが陽性だったことがあって、

  1か月後に背中に痛みが出て、顔が朝むくみ、尿の色が濃くなっていったいなぜかと考えた際に

  また、インターネットで調べた中で腎臓病の初期症状である可能性があるとのことで

  大変不安になり、泌尿器科を訪れて、尿検査と血液検査をした。

  5日後に結果が出るまで、不安感でいっぱいで気が気でなかった。

  5日後に診断結果を医師から聞いたら、たんぱくは陰性で、腎臓の働きの

  クレアチニンも正常の範囲内であるので心配ないとの説明で納得し、不安感がだいぶ楽になった。


3、1年前に胃痛が3週間も続き、その間、市販のいろんな胃腸薬を3種類試したが

  ほとんど効果がなかった。

  もしや胃がんではと心配になり、胃腸科を訪れたら、2週間後に予約で胃カメラを飲むことにした。

  胃腸科から空腹時に胃酸が出ない薬をもらい多少は効果があった。

  しかし、友人の同級生が40歳で胃がんで胃のほとんどを摘出する手術を10年以上前に受けて
 
  いたことで、自分は50歳半ばなので、胃がんになっても不思議でない年齢なので大変心配で気分が
  うつ状態だった。

  2週間後に胃カメラを飲んで検査した結果、ピロリ菌もいないということと、

  単なる胃炎であることが判明した。

  それで不安感はなくなったら、胃腸の調子も治ったのだった。

  私はちょうどその頃、就職活動である会社を面接予定であったので緊張が原因だったのだと思う。


4、昨年12月、コロナ感染症の患者が市内にも連日でるようになり、

 その中で食料品や灯油などの買い物のために、人で込み合う街へ何度が出かけた。

 その後にのどの痛みと咳、寒気を感じて、自分はコロナに感染しているのではと大変不安になった。

 それから3日程度して、症状が治り、コロナでないと確信して、一段落した。


5、今年の冬は正月からマイナス14度であり、連日寒かった。

  その中で、市役所待合室にある血圧計で測ったら155もあった。

  その数日後に、朝起床時に心臓のあたりが苦しい感じを感じた。

  もしかして自分は心筋梗塞で死ぬのではと不安になり、次の日から寒い外へ出るのが怖くなった。

 
私は上記のような心気症がうつ病が治った後も時々おきる。

ただ、私の場合、医師にレントゲンや血液検査数値で説明されると、それで安心すると

いつの間にか症状が治ってしまうのだった。


そこで、私は心理学の勉強をした。

なぜ、私が過度に不安感を感じるのかを、紙に箇条書きで書いてみた。

それで自覚したことは、私は「死」をすごく恐れているということだ。

死が怖いから、すべて小さい症状でも強い不安を感じていたのだ。

よって、死を恐れないことに決めて腹をくくることにした。

どうせ、人はどんな人でも必ず死ぬ。

生きることにこだわりすぎないことと、自分の完全主義の性格に原因があるのではと気が付いた。

完全主義だから、少しの体の不調を重篤な病気の前触れだと過剰に心配するのだと知った。

今は、なるべく死を恐れず、人は死ぬのが自然の道理であると考え、死を意識しない。

頭に浮かんでも、これは心気症という病気のためだと、自分に言い聞かせると不安感が一挙に減った。

いつ死んでもよいように、人や社会の役に立つように生きよう。

人に親切に、言葉使いもきれいに、生きようと思って生きている。

死を怖がらずに自然の理として受け入れて、気にしない。

しかし、自ら命をじじめるような行動や習慣はしない。

生きることに過度に執着心を持たないが、かといって自殺など絶対しない。

例えば癌やいろんな病気のリスクが高い、喫煙は辞めているし、酒もほとんど飲まない、

野菜を多く食べ肥満に気をつける、炭水化物や甘い食べ物、清涼飲料水や間食は控える。

適度に運動をする。長時間の座りっぱなしは避ける。

などを習慣にして、それでも癌や心臓疾患、脳梗塞、など命にかかわる病気になって死ぬならそれは運命だと

あきらめ,受容するしかない。

自分は損した人生はダメだ。

そういえば杞憂という言葉があり、それは昔の中国で空がいつか落ちてきたらどうしようと

死ぬまでそのことをいつも心配して、何も手に就かずに、老いて死を迎えた人の逸話を思いだした。

私の病気は心気症であり、自分の健康状態が気になってしかたなくなり、不安感や恐怖感が強く出る

病気の傾向にあるのが悪い癖だと認識しただけで、不安感がだいぶ楽になった。

その際に、仏教が参考になった。

仏教では観音様や千手観音様、不動明王、阿弥陀如来、薬師如来、釈迦如来など苦しんでいる人を

深い慈悲で一生懸命に救済するのが仏さまであり

仏さまは苦悩する人が助けを求めれば、救済するためにおられることを知ったら、

私は仏さまに助けてもらえると思ったら気が楽になり、不安感がやわらいだ。

こころの中で助けを求めれば、千手観音のように漏れることなく、苦悩を救うために千本の手をもって

救済するとの教えだった。


2021年01月11日

うつ病にセントジョンズワースというサプリがよいらしい


うつ病に西洋オトギリソウの成分のサプリメントのセントジョンズワースやクラミンがよいらしい。

私が試した中ではマカや青魚成分の必須脂肪酸であるDHAやEPAも抗鬱、抗不安作用があったと感じた。

このブログでうつ病や不安障害によいいろいろなサプリメントや食べ物を紹介しているが、

私はセントジョンズワースを試す前に抗うつ薬とサプリメントでうつ病や不安障害が治ってしまったので、試すことができなかった。


2021年01月10日

減薬したら睡眠障害と悪夢が発生した


コロナ不安と外出自粛で最近、家にこもることが増えた。

昨年の12月初めからコロナ第3波が拡大した際に、また不安感がでうようになって

今日まで1か月ほどメイラックスという抗不安薬を処方されて久々に1カ月飲み続けた。

もう減薬しなくては思い、先日、突然2日間、薬を飲まなかった。

1日目は何も問題なかったが、2日目になって変化が起きた。

入眠して2時間程度で目覚め、夜中に動悸がして、尿意や便意で浅い眠りで、吐き気もした。

そのような浅い眠りの中で怖い夢である悪夢を鮮明に見た。

良く調べると抗不安薬を突然やめるとそのような副作用がでるそうだ。

それで、早朝に起きて、薬を飲むと1時間程度で症状が収束していった。

減薬の基本は1カ月から3カ月以上かけて、少しずつ行うことが必要だと改めて思った。

もし私が高血圧や心臓疾患などを病気を持っていたら、寝ている間に発作を起こして死ぬ可能性も考えられる。

突然の断薬や減薬は厳禁であることは本当だと思う。

突然の断薬は厳禁であるから、減薬は医師と相談して、薬の種類を変えてもらったり、

頓服で飲む薬と日常でのむ弱い薬を組み合わせるなど自分の体調を見ながら、何度も相談しながら

薬を減らしてゆく必要があると思う。


2021年01月06日

運動が鬱によいのは本当だと思う


実を言う私は仕事に復職してから体調がよくなった。

それはなぜかという、朝決まった時間に起きて、仕事中は体を動かしているためだと思う。

夕方は体が疲れて、夜の睡眠障害をも軽減する。

どうも体を動かし、歩いたり立ったりを仕事を通じて繰り返すと

体細胞全体が活性化されて脳にも良いと感じる。

実際、脳科学の研究で、体を動かすと神経修復に必要なたんぱく質因子が活性化するそうだ。

よって、うつ病がある程度良くなったら、外に出て歩くことや外出が必要だと思う。

最近はコロナが原因で外出自粛する向きがあり、外出しないで家にこもると 

うつ症状や体調不良になる人が増加するという。

しかし、屋内でも部屋の掃除や整理整頓や腹筋運動くらいはやれるし、

外出では人の少ない公園や歩道を歩いたり、コロナに気をつけて

運動することがある程度必要だと思う。


2021年01月03日

チョコレートと睡眠障害、悪夢の関係


私は中年後期であり、そのためか昨年から、夜中に目覚める早朝覚醒や中途覚醒が時々おきる。

これらの睡眠障害は浅い眠りの他、動悸や悪夢を見て目覚めることが多い。

しかし、昨年からよく思い起こしてみると、ある食べ物を食べた数時間後に起きていることに気が付いた。

それはチョコレートである。

あるメーカーのチョコレートはスーパーやドラックストアで、1枚100円程度の安い値段で売られている。

メーカーは有名企業であるが、なぜかチョコレートの値段は安いために、お得感でつい購入してしまっていたのだ。

私の場合、夕方になると食欲が出てしまい、夕食後に1枚100円の50グラム程度のチョコレートを食べて数時間後に眠ると、

ほぼ決まって眠りが浅いか動悸や悪夢で中途や早朝覚醒で目が覚めてしまうことに最近になって気が付いた。

チョコレートはカカオを原料に使用しているほかに、カフェイン分を含み

脳を興奮させる砂糖も多分に含まれているため以下のことが考えられた。

1、チョコレートに含まれるカフェインによって脳神経が興奮し眠りが浅くなること。

2、チョコレートにはフェニルエチルアミンという脳神経を興奮させる作用があるため。

3、糖分が多い食べ物であるために、数時間後に低血糖症の状態が作り出され、
  それを何とかしようとアドレナリンが分泌されて、怖い夢を見たり、動悸が起きるのではと考えられる。

4、特にビターチョコレートの場合カカオ分を多く含むので、その頻度は高かったように感じた。

眠る数時間前にチョコレートやカフェイン飲料を飲むことは睡眠障害の原因になっている可能性があると考えられる。

インターネット百科事典によればチョコレートにフェニルエチルアミンは多く含まれるが、

MAO(モノアミンオキシターゼ)というアミン類を分解する酵素によって分解されるため、

脳内に蓄積することはないと書かれているが、代謝されて体内から排出される時間は記載されていない。

蓄積することはないだろうが、体内に数時間はとどまると私は見ている。

まず、チョコレートを摂取後に消化吸収されるまで1時間は必要であろうし、

それが血液内に入り脳に到達して体内で代謝が行われ、血中濃度が低下するまで5時間程度は必要だと考えると
チョコレートに含まれるフェニルエチルアミンは食後5時間程度は血中に存在すると考えられる。

ちなみにカフェインは人の体質によるが摂取後10時間程度体内に残存すると言われている。

私は過去にカフェイン過敏症で缶コーヒーを飲んで30分程度で下痢や吐き気をもようす症状に苦しんだ経験があるが
はやり缶コーヒー等のカフェイン摂取後、10時間程度たたないと下痢や吐き気などの不快症状が消えなかったこや、

高年齢者が夕方近くにお茶を飲むと夜眠れなくなるとのことも近所の高齢者が夕方にお茶がダメな人がいるので
摂取後から代謝によって無害になるまで10時間程度かかると考えられる。

また、健康状態や年齢によってMAOの働きが良い場合と悪い場合があると考えるからだ。

仮にMAOの働きが悪い状態の人がチョコレートを多く食べると、

フェニルエチルアミンは数時間後まで脳内で分解されずに、神経を興奮させることは可能だと考えるからだ。

それが睡眠障害の症状を悪化させる原因になっている可能性が考えられる。

アレルギーの食べ物は食べて1時間以内に呼吸困難や皮膚の異常などアナフラキシー症状が出ると言われている。

食中毒は食べて数時間後に下痢や嘔吐、腹痛、吐き気など激しい症状が出るので医療機関で判明するだろう。

また、食べ物は無意識においしく食べているが、その後30分程度で症状が出れば食べ物が原因かもしれないと気が付くだろうが

たべて3時間以上だと気が付かないことが多いのではないだろうか。

大まかにいえば、体調が悪い時、例えば風邪気味で免疫力が低下している際には食中毒にもなりやすいだろうし、

食べ物の過敏性が高まって他の体の不調も出やすいと考えられる。

今回はチョコレートに多く含まれるカフェインやフェニルエチルアミンと睡眠障害に関係があるのではという見解を述べさせてもらった。


2021年01月02日

ぎんなん銀杏の食べ過ぎで鬱や不安障害


正月は茶碗蒸しを食べることが多いが、銀杏(ぎんなん)が入っていることが多い。

薬師寺慈恵病院院長の薬師寺氏によると、銀杏の実にはギンコトキシンという

ビタミンB6(ピリドキシン)に似た4−Oメチルピリドキシンが含まれておりビタミンB6の働きを阻害するという。

構造的にとてもよく似ており、ビタミンB6の生合成、代謝、機能を妨げるため、

ビタミンB6は鬱や不安を抑制するセロトニンの合成に必要な酵素として働き、

また、主にアミノ酸の代謝やブドウ糖の産生、脂質代謝に関わる補酵素です。

特に、グルタミン酸(アミノ酸の一種で主要な興奮性神経伝達物質)から、抑制性神経伝達物質である

ガンマアミノ酪酸(GABA)を産生する際に補酵素として働く重要な物質です。

よって、ぎんなんの食べ過ぎ(10個以上)、敏感な体質の人は5個程度でも急性の鬱や不安発作、痙攣などの原因になるので注意するようにと

ネット記事に注意喚起の記載されていたので、参考までに紹介する。

2020年12月30日

睡眠障害と生活リズム、脳内物質


今回は睡眠に重要な働きをする脳内物質メラトニンに関してお話します。

メラトニンは夜になり、目に光りが入らなくなるとセロトニンに変わって分泌され、睡眠に導きます。

ところが最近では仕事での残業や、夜遅くまで起きている関係でメラトニンの分泌が悪くなっている人が多くいます。

メラトニンの分泌が悪いと睡眠障害が生じ、不眠症になったり眠っても疲れが取れないなどの症状がでてきます。
メラトニンの分泌のピークは夜中の2時頃と言われておりますが、

昨今の仕事での残業や不規則な生活、夜更かしなどで分泌異常がおきていることが容易に推測されます。

これは、分泌量の減少と分泌時間が狂うということが考えられます。

その結果、朝起きられなくなったり、逆に、夜は元気がでるが、

朝方になると眠気が強くでたり、日中の食後に強い眠気に襲われたり、そのような症状がおきることが考えられます。

実を言うとメラトニンは前回お話した、セロトニンを材料にして体内で生合成されます。

したがって、よく眠るためには、朝早く起きるリズムの生活とトリプトファンを含む食べ物の摂取が必要と考えられます。

脳内のセロトニンやメラトニンの分泌サイクルは急に変えることはできないといわれています。

最低1週間はかかるそうです。

それは時差ぼけを解消するのに1週間程度を要することからも容易に推察できます。

メラトニンを分泌させるために必要最低限のことは、室内を消灯し、目をつぶることです。

これだけでも、次の日の疲労がだいぶ軽減されます。

特に睡眠障害の方に推奨する方法は、夜の11時には消灯し、眠れなくても目をつむること。

日中になるべく体を動かすこと。

日中に外の光を多く浴びること。

前回お話しした、セロトニンの前駆物質であるトリプトファンを含む食べ物を摂取すること。

以上のことを習慣として続けてみることです。

 参考までに睡眠物質はメラトニンだけではありません。

風邪を引いた際に、免疫細胞が作り出すサイトカイン。

プロスタグランジンD2
(プロスタグランジンの種類は20種以上でおのおの働きが異なる)

ウリジン、酸化型グルタチオン、アデノシンなどがある。

それと自律神経失調症や鬱病などで処方されるベンゾジアゼピン系の薬などがあります。

花粉症の治療薬の抗ヒスタミン剤でも眠気に関係している模様です。

2020年12月27日

心を安定させる脳内物質セロトニン


脳科学の知識がある人は知っていることだが、

脳内物質セロトニンは精神の安定に大きく関係する脳内の
神経伝達物質(神経伝達物質はホルモンではない)であり、

体内では脳と腸内に多く存在する。

セロトニン及びセロトニン作動性神経の働きが悪くなると
鬱病、躁鬱病、強迫神経症、睡眠障害、不安症などが生じる他

情緒や忍耐力、集中力、活力不足、肥満、などにも影響する。
つまり、精神と神経の安定に大変重要なのである。

そのセロトニンは人の体内で生合成されるが、
その際にセロトニンの材料になる前駆物質が必要になる。
それがトリプトファンというアミノ酸の一種である。

トリプトファンを多く含む食べ物として代表的なものに
大豆、チーズ、ケール、赤みの魚、バナナ、アボガドなどがある。

魚類に含まれる脂肪酸(アルファ(α)リノレン酸系列の食品)には
エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)が含まれ、

脳内のセロトニンの活性を高め、興奮や攻撃衝動を抑える働きがあるという研究結果が最近多い。
また、セロトニンを体内で作るためにはトリプトファンとビタミンB6が必要である。

つまり脳内のセロトニンを活性化させ、心身の安定を図るためには、
セロトニンの材料になるトリプトファンを含む食べ物とビタミンB系列を摂取する必要がある。

また、セロトニンを多く分泌させるためには朝に光を浴びることも重要である。
それは、目の奥に視交叉上核という光を関知する器官が存在し、

光を感じることによって、セロトニンが分泌されるようになるからである。

昔のことわざに「早起きは3文の得」という言葉がある。

また、私も社会で成功している社長や重役の大多数の人達は

早起きタイプの生活リズムの人が多いという事実を経験している。


2020年12月25日

うつ病治療には免疫力を整えることが重要


オーストリアのメルボルン大学の疫学研究者パスコ氏によると、慢性的な体の炎症はうつ病発症リスクを

高めるだけでなく、うつ病の原因にもなりえることを突き止めた。

この研究は20歳から84歳の健康な644人を対象に10年間の追跡調査を実施した中で、

うつ病を発症した48人は炎症を示すCRP値が高くなっていることを見出した。

また、炎症を起因としたうつ病患者は抗うつ薬やカウンセリングの効果が薄いこともわかった。

一方でイリノイ大学の免疫生理学者ケリー氏は炎症がうつ病を引き起こすメカニズムに関与するIDOという酵素が関係していることをマウスの実験で明らかにした。

つまり、普通の抗うつ薬や安定剤が効かないうつ病の治療は、炎症を抑える免疫力のバランスと炎症を抑えることや、

体内酵素がうつ病の治療のカギになると考えられる。

ということは免疫力を整える生活習慣と食事や運動がうつ病が治るカギになると考えられる。

よって、不規則な生活や食生活が悪い、野菜不足だと体内での炎症を抑える酵素が不足することや

睡眠不足や過労でも脳内や血管で炎症が起きるために、うつ病がの原因になることが考えられる。

冬季うつ病には光療法がよい


部屋を整理していた時、20年ほど前に秋田大学医学部のうつ病改善のための研究成果の中で、

光照射療法というのを見つけて読んだ。

その内容は、朝に3000ルクス以上の強い光をうつ病患者に当てると症状が改善したという内容だった。

手軽な方法なので自分も治る際にその方法を試した。

試した時期が冬で日が短く、朝6時半でやっと明るくなる程度だ。

そこで、朝6時に起きた際に、部屋の蛍光灯を最大にすることを10日ほど続けた。

すると、体調がよくなっていった感じだ。

冬季は日照時間が短く、朝も6位で藻薄暗いので冬季のリズム障害の影響も考えられる。

うつ病はホルモンの分泌リズム障害の病気だと言われているが、

やはり、朝に強い光を浴びる光療法は自分に効果があったと思う。

最近の研究で、うつ病になりやすい人は夜型人間がほとんどだという。

逆に朝方人間はうつ病になりにくいそうだ。

やはり、うつ病だけでなく自律神経失調症も睡眠リズムとホルモン分泌が関係していると思われる。

秋から冬にかけて体調が悪くなる人はかくれうつ病かもしれないので

そのような場合、朝に蛍光灯などでもよいので強い光を浴びる光療法がよいかもしれない。

2020年12月24日

こんにゃくの食物繊維でデドックス


近年では食品を腐らないように長持ちさせる目的の防腐剤、見栄えを考えた着色料の使用、

農産物の生産過程では病虫害予防のための農薬使用、養殖魚介類では防腐剤や成長促進剤など、

人の体にとって有害な物質が使用され、それが残存したまま人の口に入る可能性は否定できない。

なぜなら、日本の食料自給率は38%であるから、逆を言うと日本人の食料の6割以上を外国からの輸入に頼っており、検疫も抜き打ち検査という方法であるからだ。

ある特定の食べ物を頻繁に食べ続ければ体に有害物質や重金属が蓄積される可能性が否定できないからだ。

体に蓄積した有害物質を除去する方法にはどのようなものがあるかというと、

食物繊維を多く含んだ食品を食べる物理的なデドックス、互いに排除関係にある金属を含んだ食べ物を食べる方法などがある。

今回は自分が試した腸内テドックスの体験談を載せる。

食物繊維は消化吸収されない食べ物である。

食物繊維にも種類があり、不水溶性のものと水溶性のものがある。

不水溶性の食べ物に「野菜、こんにゃく、豆類、玄米、きのこ、果物」があげられる。

水溶性の食べ物には「野菜、海藻、きのこ、果物」があげられる。

市販のこんにゃくは固めるための水酸化カルシウムが使用されるために不水溶性である。

私がどうして食物繊維が自分の体に良いのか気が付いた経緯は、実家へ帰った際に食べた「おでん」がきっかけだった。

最近、大根や油揚げ、シイタケ、こんにゃくが多く入った「おでん」を夕食代わりに

食べた翌日に胃腸の調子がよかったのだ。

肥満対策として夕食でごはんなどの炭水化物をなるべく採らないようにしているためだ。

経験的に夕食で炭水化物を食べると翌日に胃腸の調子と気分が悪いことが多いからだ。

私の調子の悪さは日本酒を多量に飲んだ翌日に気分が悪いのと似ている。

日本酒の場合、硫黄などの不純物が含まれていることと、寝ている間に腸内で飲食物が酒で発酵し

その際に腸内悪玉菌と一緒になり、刺激物質をつくているためだと推測される。

特にコンニャクを多めに食べた翌日に胃腸の調子が良かったことが3回ほどあったように記憶している。

食べた翌日のトイレで大量の大便が排出され、その日の気分が良好であることに気が付いた。

こんにゃくには多くの食物繊維が含まれ、中性脂肪や胆汁酸、腸内に溜まった有害物質を吸着して排出する作用があるといわれている。

なるほど、だから、私はコンニャクや野菜の多く入った「おでん」を多く食べたことで、

次の日に調子が良かったのだと思った。

こんにゃくは栄養価も少なく、味もおいしいものではないが、どうして日本で食べられ続けているのかといえば、

体に良い影響があることを経験的に知っていたためであると考えられる。

食物繊維の多い、こんにゃくや野菜、きのこなどを食べて、

時には腸内から有害物質を排出してスッキリした気分と健康になろう。

ただこんにゃくの食べ過ぎは腸閉塞などの原因になるといわれているので、食べ過ぎに注意が必要とのことだ。




2020年12月22日

うつ病になると悪夢が増える


うつ病や不安障害になると、睡眠中にも脳が勝手に興奮するために悪夢を見やすくなるといわれており、

私も経験がある。

悪夢を見ると動悸が激しく、寝汗をびっしょりの場合もある。

私は過去に何度となく、そのような経験をしているし、

多分、私だけでなく多くの人が多かれ少なかれ悪夢を見た経験があるだろう。

私が夢に興味を持ったのが35年以上前で、その際に本屋で夢占いの本を購入し、

昨夜の夢は良い夢か悪い夢かを見ることを若いころ行っていたが、

過去から現在を見ていると、悪夢を見たからといって、翌日や

近日週に何か悪いことがあった経験があるかといえば、ほぼないのである。

誰しも悪夢を見ると、翌日の目覚めはの気分は悪く、

何か悪いことが起きる予兆ではなどと心配することが多いが、

よく思い起こしてほしい。

悪夢を見ても何も起こらないことがほとんどであり、

何か悪いことがあった時に前近日に悪夢を見ていたことはほとんどないだろう。

私の経験で思うことは悪夢を見るときは精神的に過度に疲れがたまっていたり

体調不良が続いたりが原因だと考えられる。

悪夢が起きるメカニズムを科学的に述べると、これはアメリカの学者の研究だが、

脳内の神経が過剰興奮し、アドレナリンが多く分泌されることや、

脳の神経の興奮を抑制するセロトニン神経の不活性が原因と言われている。

このような脳の興奮状態というとうつ病や不安障害などの神経症が原因と思われる。

したがって、悪夢を見たからといって過度な心配は無用なのだ。

2020年12月21日

欝には野菜とお肉


私は自分の経験や周囲の人の疾病などから、野菜や果物などの植物の摂取と

心身の健康に相関関係があると考えている。

よって、いろんなメーカーの植物系のサプリメントや野菜ジュースを試してきたが、おいしいものが少なかった。

そのため、おいしくなくとも体のために義務で飲むような感じだったが今回は良いものを見つけた。

伊藤園の「1日分の野菜」の野菜ジュースだ。

1缶に30種類の野菜がブレンドされており、おいしく飲めた。

最近はヨーグルトやトマトジュースは時々にして、おいしい野菜ジュースを主に飲んでいる。

2020年12月19日

悪夢の原因は脳内物質


悪夢の原因物質として睡眠中にアドレナリンが分泌されるためとの研究結果がアメリカの研究機関によってほぼ証明され、

悪夢の治療薬として日本では高血圧や前立腺肥大症の治療薬が有効なことが知られている。

うつ病やストレス障害の人など、脳の機能障害を原因とする病気の人は悪夢を見ることが多いと言われている。
また、SSRIなどの抗うつ薬を減薬することでもしばしば悪夢に悩まされる症状が出現することが知られている。

これははやり、脳の過剰興奮を調整しているセロトニンの働きの低下が関係していることの濃厚だと考えられる。

もしうつ病などで抗うつ薬や安定剤を処方されていた人が悪夢を見る場合、減薬中でないかを確認する必要があるといえる。

薬を減らすことで、睡眠中にセロトニンの働きが弱まることで脳が自動的に興奮状態となり悪夢を見ることが考えられる。

悪夢を見た際は、何か気分がすっきりせず、悪いことが起きるのではとか過剰に心配することがある。
しかし、悪夢を見たからと言って、気にしないことが必要だ。

私も時々悪夢を見るが、その後何も悪いことはおきない。

ただ、悪夢を見るのは薬の減薬や体調が悪いときに見やすいだけだ。

2020年12月18日

うつ病が多発する世代


うつ病でよくニュース記事で話題になるのが、学校や職場でのいじめやパワハラなどが取り上げられることが多い。

それはマスコミにとって格好の話題となりえるためだろう。

確かにストレス社会を反映して、若い人の鬱病も増えただろうが

うつ病の発病年齢を調べると実は43歳あたりから70歳くらいまでの中年から初老期の鬱病者が圧倒的に多く

若者から青年期の倍の数値に近いほどだ、中でも40歳代後半から60歳半ばまでの期間は

うつ病罹患の多さの折れ線グラフで見ると山の頂点となっている。

もちろん高齢者のうつ病患者も多い。

ちょうど中年時期は、女性も男性も老化の始まりでホルモンバランスが著しく低下し体質も変化する時期であり

女性は更年期障害が出始める時期だが、近年は男性もテストステロンという男性ホルモンが低下することで

うつ病に似た症状になったり、男性ホルモンの低下でストレス耐性が低下してうつ病に移行するケースも多いと言われている。

中年男女が心に留め置くべき知識としては、上記の年代でうつ病が好発しやすいということであり、

そのことを職場でも家庭でも知っていて役立てる必要があると考える。特に職場の管理職以上の人間は。

睡眠障害や気力の低下、集中力の低下、精力減退など様々な不調を感じたら

うつ病の初期を疑い、早めに医療機関を受診することが必要だと思う。

私も中年後期で体調不良に悩まされたが、仕事を優先していしまい、病院にかからなかったのあだとなり、

体調不良の改善に時間と労力を過分に使ってしまった。

早めに対処をすれば、不調は早く治ることを念頭に、中年うつ病には気をつけよう。

特に中年で管理職などの責任者でストレスが増大したり、交代勤務などで体がついてゆかなくなったりする中で

私の経験でも睡眠不足と仕事の責任で客先などから執拗に責めたてられることがとてもストレスになった経験がある。

2020年12月16日

自律神経失調症に理学療法が有効


 自分の自律神経のゆがみが原因と思われる症状改善に

理学療法を試して3日目になるが、症状が劇的に改善している。

前の記事に書いた以外に、眠る前、首の両脇にある天柱のツボを中心に

首と側頭、こめかみ周囲を頭の上のほうに引っ張るマッサージを入念に行なった結果

朝起きると少し調子が悪いが、起床後1時間くらいで、調子が良くなり日中は食欲も普通にでてきた。

天柱をはじめとする頭と首の境目にはいろいろなツボがあることは

私のツボの本にも図解で記載されているので、一目瞭然で

それらを刺激すると、気持ちがよく、またリラックス系の自律神経である副交感神経が働きだすため、寝つきも良くなる。

このような理学療法は自律神経失調症以外に不安障害やうつ病にも効果があると思う。

理学療法がどうして効果があるのかを調べるため再度脳科学の本を読んでみたところ、

大木幸介先生(医学博士で神経生理学など脳に関する専門家)の

本に、筋肉繊維には「きんぼうすい」という感覚神経のセンサーが巻きついており、緊張して収縮した筋肉をもみほぐすと

きんぼうすいから感覚神経、脳幹へと快感神経を刺激し、快感物質ドーパミンや活性物質ノルアドレナリン、それと

興奮した神経を抑制するセロトニンが分泌されることが記載されていた。

私の見解では、快感神経は視床下部を貫通しているため、

自律神経の中枢である視床下部も刺激し、その中でも

副交感神経や興奮抑制系のギャバ神経も刺激して、脳全体の神経の調整が行なわれたのではと考えられる。

20年以上前の古い本になるが、座禅の鼻から息を吸って

口からゆっくり吐き出す呼吸法や腹式呼吸を行なうことによって、セロトニンが分泌されることも記載されていた。

理学療法だけでなく、今後は呼吸法や筋弛緩法も試してみようと思う。

2020年12月11日

フルボキサミンなどのSSRIの飲み方


SSRI(選択的セロトニン再吸収阻害剤)はうつ病、強迫性障害、社会不安障害、全般性不安障害などに治療で処方されることが多い。

私も処方されたが、一度目は飲みはじめて3日程度から吐き気や下痢がひどく、

1週間頃には緊張感や不安感、気分の悪さが強くなり、7日程度で飲むのを辞めた経緯がある。

しかし、その後SSRIが効いてくるまで最低2週間は飲み続けないと効果が出てこないことを知って2年後に再度チャレンジした。

その際に成功した方法は、最初の3日目くらいに吐き気や下痢の症状、次いで不安感やぐわい悪さが出た際にはデパスなどの抗不安薬を併用して凌ぎ、

一般にフルボキサミンなどのSSRIは朝25mg、夕方25mgの2回飲むことが標準だが、

その量ではたぶん自分には多すぎたのだと考え、夕方1回だけSSRIを飲む方法にして12日目くらいから、少しづつ調子がよくなった。

なぜなら、朝にフルボキサミン25mgを飲むと日中に不安感やぐワイ悪さが出てしますので薬が過剰ではと感じたからだ。

よって、SSRIを飲んで副作用で調子が悪い時は1日1回飲むことで2週間は飲み続けた。

そのまま調子が良ければ2週間目くらいからも1日1回の飲むこと、それと調子が悪い時はデパスやソラナックスなどと併用して飲むことで苦しい症状から脱して、

日常の不安感やぐわい悪さから抜け出して治ってきたと思う。

SSRIの処方は1日150mgまで増やせると言われており、医師は初期の処方量1日25mg×2回で50mgを処方するだろうが、

それでも個人によっては量が多すぎて、逆に不調になり薬不信に陥ることもあると自分の経験で感じた。

それと医師はSSRIが効いてくるまで最低2週間程度かかることが普通だということを患者にきちんと説明する必要があると思う。

私かかかった医者は説明してくれなかった。

なぜなら、SSRIは私自身から処方してくださいと医師にお願いして処方してもらったためだ。

SSRIが飲みはじめて2週間程度で効果があり、慣れない際にはいろんな体調不良や自殺念慮などの衝動がでることも副作用として報告されている。

SSRIを飲むまでは数年間漫然とベンゾジアゼピン系のソラナックス、メイラックス、レキソタン、デパスなどを処方されてきたが効果が薄かった。

夕食後にSSRI、日中はメイラックス、不安や緊張が強い時はデパスの頓服で症状が大幅に軽減して働けるまでになった。


2020年12月08日

うつや不安解消には運動がよい


先進国では経済が発展し、そこそこ物質的に恵まれて、

労働形態が50年前の肉体労働から頭脳労働やサービス業への比率が多くなり、日本でも何かとストレスを感じることが多くなった。

便利な製品や機械などで肉体労働から解放されたが、今度は製品や機械のような正確さや厳密さが顧客から求められるようになっただけでなく、

この肉体労働から頭を使う仕事の形態に代わったことが、近年のうつ病をはじめとするストレス疾患が増加した要因と考えられる。

はやり肉体を使う、つまり手足の筋肉を使い自然な疲労は心地よい睡眠にもつながる。

それが頭を酷使して頭が疲労すると、疲労物質が脳に集中し、神経が興奮状態になる傾向になると思う。

それがうつ病や不安症の要因になっているのではと考えられる。

私がうつ病や不安症が改善したとはいえ、時々体調が悪いことがある。

その主たる症状の原因は日常生活では支障はないが、体調が悪い時に緊張すると、吐き気や動悸、不安感などが出やすくなる。

その中で考え出した方法が脳の不安や緊張を感じ取る偏桃体を正常に認識させる方法だ。

脳内に位置する偏桃体は動物が危機状態を感じて闘争か逃走をする際のために

不安や恐怖を感じて身を守るための器官である。

よって、偏桃体の敏感性をやわらげ、誤作動を修正する方法として以下のことをすることを脳科学の理論により思いついて、効果があった方法を紹介する。

その方法とは、ボクシングのように腕で相手を殴るしぐさをすることだ。

誰もいないところで、左右の腕でボクシングの素振りのようにパンチをすることを10分程度繰り返す。

すると、脳では私が敵と戦っていると認識し、偏桃体の興奮が低下してくることが考えられる。

それは腕の筋肉を動かすことで肉体的な疲労が起きることと、腕を動かしている感覚神経は脳の視床を経由して、

脳全体に信号が送られるために、きちんと敵と戦って対処していると脳が判断するためと考えられる。

不安感や緊張感に襲われたら、戦うように腕を動かすことで不安が軽減すると思う。

そのことは普通の人でも例えば小学生や中学生、スポーツをしている高校の部活などで、

陸上競技やマラソンなどで、競技寸前の合図の寸前は緊張や不安感が高まり、

動悸がしているが、いざ走り出すと、先ほどまでの緊張感や不安感は消し飛んでいることに気が付くはずだ。

それは全身の筋肉を稼働させることで、偏桃体の興奮が抑制されたとためと考えられる。

何もせず、体を動かさず、行動もせず、こうなるのではとかいろんな心配にこころをめぐらしいくら考えたところで不安感も緊張感も解消しないのだ。

そのような時は体を動かしたり、実際行動してみると、案ずるより生むがやすいであり、

それらを繰り返し、不安や心配は自分の思い過ごしであることに気が付くことが大切だと思う。

それは一種の認知行動療法になると考えられる。


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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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