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2020年10月22日

なぜうつ病や自殺衝動がでるのか


私はこの病気になってから、脳科学の専門の本を多く読んだ。

その知識と自分の経験でなぜ人はストレス疾患になるのか、なぜ自殺念慮などの自殺したい気分のなるのか科学的に理解している。

心理学を勉強するよりも、脳科学を学習する方が自分を納得させられた。

考え方を変えたり、気力で精神病や神経症、心身のストレス疾患や自殺が防げたら誰も苦労しない。

自分の気持ちの持ちようや不安や恐怖感、日中の体調不良、気分の悪さは自分の気持ちの持ちようではどうしようもできない。

なぜなら、脳の特定部位が過敏症になっており、その脳は脳の深い部分で自動に働く脳であるので、前頭葉でいくら考えても制御は難しいのだ。

精神的な病気や自殺をしないためには、人に話して相談してこころを開放する心理療法、

心理学的な治療法も必要だし、投薬を含めた薬物療法、栄養療法、食事療法、音楽療法、リラクゼーション、認知行動療法、自律訓練法、森田療法などいろんな療法があるが

、その中でも結構効果があるのが、病院での薬物療法と人と対話して精神的な負担を減らす心理療法、

それと具体的な悩みの解決法として役所に福祉や借金の相談、生活相談などするところから知識を得る方法がよいと経験的に思う。

役所では部署によってたらいまわしをされることが多いが、生きるために県や市役所、国の機関などあちらこちらに相談するのもよいと思う。

人は原始時代から進化を重ねてきた動物であり、脳の構造は爬虫類時代の脳が根底をなし、その上層に感情の脳、最上部の大脳新皮質は考える脳、感覚の脳などが発達している。

したがって、人間は脳の構造から動物的な衝動がどうしても出てしまう。

人が天敵である動物から安全性を確保できたのは、ほぼ最近であり、
江戸時代まで熊や狼、毒蛇、毒蜂などなど、脅威になる対象が存在した。

縄文時代以前になると、獣を相手に戦って食物にしたり、熊や狼などの天敵と戦わなくてはいけない場面があっただろう、

人間に進化する前にもいろんな天敵と戦ったり、かなわない相手からは命を守るために逃げる手段を採らないといけなかった。

よく心理学でいう動物は緊急時は闘争か逃走の選択をしないと命を失うことになる。

よって、人には基本的に動物的な本能である自分の身を守るために、不安や恐怖などの感情が優先して働く必要があると考えられる。

例えばおいしい食事をしていたり、ゆっくり休んだり、眠っている最中に天敵が現れたら、食べ物を食べるよりも、眠るよりも、休むよりも優先して、
恐怖や強い不安を感じて、一目散に逃げるかまたは戦う必要がある。

脳には恐怖や不安を感じる偏桃体や青斑核などの機関が存在し、
その際にノルアドレナリンやアドレナリン副腎ホルモンなどが分泌される。

現代においては天敵がいたいり人に理由もなく不意に襲いかかることは稀であり、人には言葉があるので危険に至ることは少ない。

しかし、仕事や私生活で強烈な恐怖や不安、喪失感を感じると、偏桃体や青斑核が過剰興奮し、なかなか興奮が収まらない。

そうなれば、脳内に存在する快感を感じる神経の働きが、動物として闘争か逃走かの神経系が優先的に常に働くようになり、快感神経の働きがブロックされてしまい、

毎日が過度な不安感、恐怖感、緊張感、気分の悪さを感じるようになってしまう。

脳内の快感神経では食欲、性欲、睡眠、体内水分調節、体温調節、
前頭葉に至っては考えたり、創造すること、楽しいことを考えるなどの役割を担っている。

ところが自分の身を守るために必要な不安や恐怖感を感じる脳部位が過敏になると、心身交互作用で過敏性が悪循環に入ってしまう。

毎日、不安で恐怖、体調が悪いと、それがストレスになって脳の過敏性がなかなか改善されず、快感神経の働きが鈍るため、楽しい感情が失せて、生きていることが苦痛でしかなくなる。

自分の経験で思うことは、うつ病や神経症で快感神経の働きが鈍ると、
食欲が減退し、睡眠も快適に感じなくなり、食べ物をおいしいと感じなくなり、

好きだったゲームや趣味を行っても楽しさを感じず無意味にしか思えない。

また、集中力も低下して、何かに夢中になることが少なくなり、その代わりに
余計な心配ばかりをしてしまう。そのように無意識にいわゆる心配性になり、

いろんなこうなったらどうしょうとか、将来の不安など雑念がおおくなると思う。

そのように、自分を守るための不安や恐怖、緊張、気分の悪さ、体調不良、睡眠障害が顕著になると苦痛は余計敏感に感じるが、

楽しさや快感を感じなくなり、生きているのが苦しくつらくしか感じなくなる。
そして、死ねば楽になるのではというような気持になってくる。

私も35年も前の若いころに一度、進路のことや家庭環境のことで悩み、最初はパニック発作から始まり、それがうつ病と併発して、自殺衝動が強くなり、死にたい気持ちになったことがある。

しかし、当時は神経科クリニックなど少なく、若かったせいか8か月ほど精神病院に通院して薬でうつ病が良くなり治った。
治った後に、どう
して自分はあんなに死にたい気持ちだったのだろうと思った。

現代の精神医学の分野ではうつ病と神経症やパニック障害が併発していることがあることがわかっている。
でも、その当時はまだ学生で、今の様にインターネットもなく、

パニック障害での強烈な不安発作で、このまま頭が狂って死んでしまうのではという発作に何度も見舞われた

自分の病名が分からないことが更に心配と不安を強くした。

人生今までいろんな苦難や嫌なこともあったが今現在も、生きていてよかったと思っている。

なぜそうなのかといえば、人は動物であるから身を守るために、苦しかったことや辛かったことはこころに深く残るが、楽しかったことも多くあったはずなのに、楽しい記憶はのこりずらいことを知ってるからだ。

自殺衝動、それは極論からすれば、脳内の神経の働きやホルモン分泌がアンバランスな状態にあったと言える。
そのアンバランスを治す方法は第一に医者へ行くことである。

それと先に述べた通り、身近な人に相談し、身近な人がいなければ様々な役所の福祉系の窓口に相談することだ。
自分の精神的に病気になっていることも気が付かない脳で、自分の狭い知識や視野での考えが正しいと思った判断は誤っていることがほとんどだ。

医者へ行って薬をもらいつつ半年なり1年なりすると、脳の過敏性が治ってくると、自分の考えが間違っていたことに気が付くのだ。
posted by さかえ at 00:00| 自死防止の知恵
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さかえ
中年で管理職でのストレスや長時間労働での過労やプレッシャーが続き、うつ病と不安障害を発症して失業し、何とか5年でほぼ治りました。一時期社会復帰について悲観的になりましたが、今は社会復帰して働いております。うつ病を治すには時間と運動と薬が必要だと思います。 治るために試行錯誤した内容や治癒に役立ったと思うノウハウを発信しております。
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