私がうつ病になった原因は仕事での過労とストレスだ。
毎日夜遅くまで仕事をしないと片付かなかっただけでなく、
一番の原因は顧客できつい奴がいて、ひっきりなしに催促の電話をよこし仕事を急がせたことが連日続き
最初は吐き気や胃痛、睡眠障害があったが、それがどんどん悪化して病気なった。
しかし、私は管理職であったため、途中で仕事を投げ出すわけにもいかず退職することもしなかった。
私は誠実に一生懸命に対応したし、途中で仕事を投げ出さなかった。
その結果、退職時はうつ病と不安障害、自律神経失調症が悪化していたのだと回想する。
退職しても2年近く毎日、不安感や緊張感と気分の悪さ、下痢、吐き気、腹痛、胃痛などの胃腸障害
動悸、肩こり、眼精疲労、腕のしびれ、睡眠障害に悩まされ続けた。
私は悪いことをしていない。
ただ、まじめに仕事をして責任を最後までまっとうしただけだ。
ところが5年程度でうつ病が治ると、ブランク期間のせいだけでなく
就職でなかなか仕事が決まらない。不採用の連続だ。
どの会社も面接で、休んだ期間を問われて、うつ病だと答えると後日の不採用通知やハローワークでの不採用理由として技能や知識の不足が理由で不採用にするのだった。
私は頭脳系で合格率が15%から30%程度の国家資格を5つ持ち、この業界でに実務経験も20年以上と長く
仕事のすみからずみまで知っているし、業界のあれこれも知っているので技能や知識不足なわけがない。
日本ではうつ病に一生のうち100人に5人の割合でり患するとの統計がある。
これはあくまで精神科や神経科などの医療機関にかかった人の数だ。
まじめに最後まで仕事をやり遂げた私は悪かったのだろか。
そんなはずはない。
厚生労働省にお願いしたいことはうつ病などメンタル疾患に過去にかかったことを理由に不採用にすべきでないように法令を変えてほしいことだ。
時間はかかったが治るまで通院して耐え忍び、働く意欲もあり、能力もある人間を
過去にメンタル疾患になったことを理由に採用しないことはよくない社会だと思う。
それと、精神障がい者福祉手帳を所持しなくとも3年以上とか通院歴があれば、
企業で障がい者枠で積極的に採用するようにしてほしいものだ。
私は症状がひどく5年も苦しむ中で、最初の2年が大変で病気が治らず3年目に精神障がい者の3級を申請したが却下された。
3級を申請した理由は3級の障がい者手帳を持っていると大手企業などでの採用枠があるため就職目的だった。
障がい者雇用安定法という法律で100人以上雇用する事業所では
100人に3人程度の割合で障がい者を雇う義務があるのだ。
ただ、職業によってはそれが難しい例もある。
例えば、警察官や消防士、自衛官などは障がい者では対応が難しいため例外があるだろうが。
精神障がい者3級の場合、1年おきの更新であり、更新をしなければ、障がい者でなくなるということで柔軟性があり
就職に役立てるということだ。つまり、一時的な障がい者扱いであるから、就職して軌道に乗れば更新申請をせずともよいのだ。
そのようにして社会復帰が可能になるのだ。
人の本来の美徳を損だとする社会に日本が変わってきていることを残念に思う。
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