2020年05月10日
知人に頼まれたヤフオクの代理落札は要注意 【トラブルに発展する理由】
よく知人にヤフーオークションの代理落札を頼まれます。そのほとんどが、すでに落札するものが決まっている出品物でした。
そんな依頼であれば、問題なく引き受けています。予定入札価格を聞いて、オークションの終了少し前にその額で入札をするだけ。落札できれば、連絡を取り、支払い、受け取りをして頼まれた人に渡すだけです。
しかしです。先日、トラブルになる可能性がある依頼をされたのでご紹介します。その依頼とは、「バイクのマフラーを落札してほしい」というものです。バイクの車種を言われ、「車検が通る、できれば純正のマフラーを5,000円ほどで落札してほしい」というものです。
「コレを落札してください」と、言われれば何も問題ないのですが、出品物自体を探さなければならないというのは、トラブルの元なので引き受けできませんでした。
どのようなトラブルが考えられるのかというと、以下のことが考えられるからです。
・車種が対応している製品ではなかった
・車検の通る製品ではなかった
・出品者がニセモノを送ってきた
・相場より高い製品であった
・取引相手となんらかのトラブルに発展した
私はバイクに詳しくないので、どの製品が車検に通るのかが分かりませんでした。さらにメーカーの純正マフラーは中古でも価格が高く、5000円で落札できるのかが疑わしいのです。
さらに安く落札できそうな出品者は評価が低すぎてトラブルになる可能性が高いのです。普段、私はちょっとくらい高くなっても評価の良い人から落札します。入札予定価格を低く決められては、時間ばかりかかって落札できない可能性が高いのです。
さらに品物が届いて不良品であった場合です。「コレを落札してほしい」と頼まれた場合は、出品者が選んだ物なので、返品作業を頼みやすいです。でも、出品者を選んだのがこちらであれば、返品作業もこちらでやる責任が出てきます。
さらに、余計にかかった送料や手数料もお詫びとして私が負担することなるでしょう。頼まれて無償・善意でやったことにしては責任が重すぎるのです。ましてや、ヤフーオークションでトラブルが起きる事はよくあることです。
詐欺に遭い警察に届けたこともあります。海外からニセモノが送られて来たこともあります。ヤフオクの現状をよく知らない人だから、依頼している人に責任はありませんが、頼まれる側はよく理解したうえで引き受ける必要があります。
例え落札物が決まっている品物の代理落札であったとしても、必ず伝えることがあります。それは「トラブルになった場合、手助けはできますが補償はできませんよ」ということです。
このような事を書くと、「神経質なヤツだな」と思われるでしょう。確かにそうなんですが・・・。過去に善意で引き受けた代理購入で一週間をムダにしたことがあるからこそ、神経質に考えるようになったのです。
ヤフオクの代理落札を引き受けれる相手は、きっと仲の良い知人だと思います。そんな仲の良い人を、つまらないトラブルで無くさない為にも、引き受けれない事は引き受けれないとキッパリと断った方が良いと言えます。
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