家にいる時間が長いので、一日の暮しに少しでもリズムをつけるために、ラジオを使っている。
7時過ぎに台所に入り、ラジカセをつける。NHK三宅民夫の「マイあさ」が始まっている。政治、経済、国際情勢まで非常によくまとめられた情報を聞くことができて、毎日、勉強になる情報が得られる。8時半までこれを聞きながら朝食の支度をしつつ、自分の朝食を先に済ませてしまう。8時半にマイあさが終わるころには、食事を食べ終え、父の朝食の支度も8割方は完了させている。
父が起きている時には、そのまま朝食を食べさせるが、起きていない時には9時まで待ちながら、NHKFMのクラシックカフェを聴く。父の食事の世話を終えて、キッチンに戻り片づけをする。その間は、内容によっては、NHKラジオの「らじるラボ」を聞くこともある。(でも、かつての「すっぴん」ほど面白くない)この頃にはラジカセからパソコンのradikoに切り替えているので、番組内容の確認もできる。つまらなかったら、FMか他局を聴く。
このあたりから、音声をミュートしてテレビを付けておき、時々目をやる。
父の下の世話をして洗濯や掃除をするともう昼前になっている。ここでらじるラボの後半を少しだけ聞きながら、テレビの画面もチェックして、キューピー3分クッキングや、ETVの番組などを目で追いそちらが面白そうであれば切り替える。
12時過ぎになり、「昼のいこい」の吉松アナの声が流れてくる。
これがまたいい。お昼になったことを実感させてくれる。古関裕而さんのテーマ曲の昭和的な響きは、今や心地よいクラシックである。吉松さんの語りも実に味がある。
そして、お気に入りの武内陶子さんの「ごごカフェ」が始まる頃には、自分のランチを、だいたい用意し終えて食べている事が多い。武内さんの番組は、実に心地よい。話しぶりは、結構はしゃぎ気味でにぎやかなのだが、不思議に気にならない。彼女の人の良さが、コメントのあちこちからにじみ出ていて心が和む。言葉の選び方にも人柄が出ていて好感が持てる。
父には、1時頃にランチを食べさせる。日によって食欲がない時には2時頃になることもある。その間も竹内さんの声が流れている。
父のランチをすませて片づけを終えると、たいていは、洗濯ものを干したりする。一仕事を終えてキッチンのテーブルに座り一息つく。その間も竹内さんの番組が流れている。
メールやSNSを見たり、ブログのネタを考えたりしながらパソコンの前ですごす。4時前になって、竹内さんの「じゃあね、バイバイ」という声を聞いて4時近いことがわかる。
そして、夜は、17時45分に、たぶん富山でしかやっていない山中千尋さんの帯番組を聞きながら、夕食の支度をしつつジンを飲む。
こんな風に、私の毎日の暮しの区切りに、ラジオが句読点をつけてくれている。
radikoのおかげで、また多くの人がラジオの魅力を再発見していると思う。
radikoのキャッチじゃないけれど、ラジオっていいね。
#radiko #ラジオ #ごごカフェ