パソコンはまだ今ほど普及していなくて、インターネットも、発達していなくて、パソコン通信の時代である。携帯電話も、ほとんど使われておらず、一部の経営者などが使い始めていたが、大きくて重くて高価だったと思う。私は、入社7年くらいで地方に転勤になっていた。会社のパソコンはまだデスクトップで、ひとり一台ではなかった。会社でも家でもパソコンでなくワープロで文書を打ちフロッピーに保存していた。
何十年ぶりに番組を見ていたら、出演していた若いコンピュータープログラマーが、「未来の社会では、家庭にあるパソコンがみんなつながって、手紙や画像などをやりとりしたり、パソコンでなんでもやれるようになる」と話していたが、司会の糸井さんを含めて、聞いている周りの若者は、まったくぴんと来ていない表情であった。しかし、あれから35年ほどで、その話はほとんどが現実になった。84年頃には、普通の人はそんなこと想像も出来なかったに違いない。携帯電話や、GPSで位置情報がわかってしまうことなど、SF映画や漫画の世界だった。ちなみにその話をしていた若きプログラマーの現在の様子も放送されていたが、今は、工学系ではトップクラスの大学の教授になっていた。
コロナVのおかげで、これまでは一部の人しか使っていなかったパソコンを使ったテレビ会議は、一気に普及し、リモートワークはいきなり身近な仕組みになってしまった。わずか1年弱ほどの間での劇的な変化である。
この先の20年後の未来は、いったいどんな社会になっているのだろうか?
#リモートワーク
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