今回のミャンマーの軍部によるクーデターも、それを生み出した遠因のひとつには、「選挙の不正を攻撃の理由にする」というトランプ的アプローチが、ヒントにあったのではないかと個人的には感じている。
日本のオリンピックを牽引する組織のトップである例のおじさんが、また無神経な発言をして物議をかもしている。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと会議で発言したという。
私の友人が彼の発言を、SNSで見事な「解説」(意訳?)として展開してくれた。あまりに面白かったので、彼の了解を得たうえで、以下に引用させていただく。
>「何で俺が謝らなきゃならないんだよ」
>「会長、ここは1つオリンピックの為にも曲げてお願いします。」
>「ったくよおいちいちうるせえんだよ俺が言ってるんじゃないんだよ。皆言ってるよ。
女が増えると面倒臭いって」
>「辞めろって言うなら辞めてやるよ。だけど後は誰も居ないだろう」
> 皆さん、この方は総理大臣時代に「鮫の脳ミソ」と言われて世界中の鮫が怒ったと言う方ですぞ政権の支持率が1桁を誇った方ですぞ こんなこと位はそりゃ言いますよ。
> 反省️多分そんな日本語は知らないと思いますよ
> こんな男をトップに戴いている、まあその程度の組織委員会だと言われても仕方がないし、懸命に頑張っているスタッフが余りにも可哀想だね
もちろんこれは友人による創作だが、彼の本心は案外これに近いところにあるのではないかと思ってしまう。
おそらく彼にとって、この発言は、彼一流のいつもの笑えないユーモアなのだ。
(なんでみんな笑ってくんないんだよ?ギャグなのに、わかってないなあ・・・)きっと、心の中ではそうつぶやいているに違いない。
しかし、責任ある立場にある人の悪いジョークは、冗談ではすまない。日本だけではなく世界中からブーイングが巻き起こった。ネット時代の問題発言は、瞬く間に世界を駆け巡りオリンピックそのもののあり方にまで影響を及ぼす。IOCは、ものわかりよさげに、彼は謝っているからそれで終わった、という温情発言をいちはやく発表したが、ちょうどいい機会なのだから、この方の発言を理由にして開催中止の提言をするのが良かったのではないだろうか?
かつて問題発言の多さから、鮫の脳みそなどと揶揄されたご仁だが、今回は、鮫もきっと海の底で、俺の方がましだ、などと怒っていることだろう。
TVを見ながら、そんなことをひとり思っている年金老人でありました。
#森喜朗 #鮫の脳
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