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2021年03月26日

ちょっとした思いつき

最近の私は、相当にフラストレーションがたまっているようで、父の世話をしていても、つい言葉が荒っぽくなったりすることが多くなった。食事を食べていない、と繰りかえし言われたり、同じ用事で何回も呼ばれたりすることが激増したことも大きな理由ではあるけれど、まあ、それは言い訳だろう。

今日、ふと、良い手を思いついた。
父に悪態をつく時に、英語で話しかけるのである。
例えば、腹が立った時に、あの、"You son of a bXXX!などという、英語圏の皆様が聞いたら顔をしかめるような言葉を使うのである。まず、英語で言おうとすると、一回頭で考えるから、少し冷静になる。そして、父と私しか聞いていない。英語圏の方などもちろんいるわけもない。父に呼びかける時にも、”You, good old boy” 等と言う。わかった?というのも、”You understand?” と言ったりしている。
父に話しかける時に、そういう表現を頭の中でちょっと考えるだけで、一瞬心が冷静になる。イライラが少し抑制されたりもするのである。しかも、英語を復習することにもなる。
話しかけてから、「あれ、そんな言い方ってあってたっけ?」などともう一度調べたりもしている。
父はそれほど英語には強くないけれど、そんなに難しいことをいっているわけではないから、きょとんとしながらも静かにうなずいたりしている。私がイライラした時の反応としてやっているわけだから、なんとなく私が怒っているということも少しは伝わっているようで、殊勝な顔をして聞いている。

「おやすみなさい、良い夢を!」 と声をかけるとしたら、あなたは何て言いますか?
こういう、当たり前のなんてことない言葉を言うのが、実はけっこう難しい。
私は、”Good night, Have a good dram” などと声をかけて、父の部屋のふすまを閉める。
昔、伊丹十三さんが、英語で水泳を教えることの難しさをエッセイに書いていたけれど、何気ない簡単なことが実はとても難しい。
Have a good dream!  実は、父に対してよりも、私自身に言いたいことでもある。(笑)
210326良い夢を.jpg

ちなみに、「動くな!」って、英語でなんて言うかご存知だろうか? 正解は、”Freeze!” 
もし外国で、こう言われたら、迷わず手をあげておとなしくすべし(笑)

2021年03月25日

万死と潔さ

河井元法相が、ようやく議員辞職願を提出した。
210325河井被告辞職願.jpg

この人の厚顔無恥には、ずっとあきれていた。地元の政治家など多数の人の証言があるにもかかわらず、彼は、ずっと自分の罪を否定し続けた。それは、私にとっては、理解不能で、本当に不思議なことだった。男なら、きっぱりと罪を認めてさっさと辞職せよ!、ニュースで報じられるたびに、いつもそう思っていた。

しかし、判決が出た途端に、一転して罪を認めた。
辞職願提出後に出したコメントには、「万死に値する」という言葉が使われていた。以下、そのコメントの抜粋である。
「・・・・皆様の信頼を裏切ってしまったこと、万死に値すると考えます。お金で人の心を「買える」と考えた自らの品性の下劣さに恥じ入るばかりです。・・・」
あれほど、頑なにやっていないと罪を認めなかった彼が、全面的に反省している。
しかし、万死に値する、というのは、確かに自分が反省している時にも使われはするが、むしろ我々国民のほうが、「期待を裏切り多額の買収行為など不正を行った河井被告は、万死に値する〜」という強い怒りの思いを言う時に使われるべき言葉ではないのかなと感じた。矛盾というか違和感というか、なんだか割り切れない気持ちをおぼえた。それはこっちのセリフだ!というところか。

潔さのない人だな、というのが、河井氏に対する私の印象である。政治家は、というか人間には、きっぱりとした態度をとるべき局面がある。この事件などその典型だと思うが、これほどぐずぐずし続けた政治家には、潔さのかけらも感じなかった。

万死とは、何度も死ぬことに匹敵するほど重い、ということの例えである。かつて、法の責任者をつとめた男が、この言葉通り、それほど罪の重さを感じているかどうかは、このあとの彼の生き方が教えてくれることだろう。
#万死に値する

2021年03月24日

Spring is here!

今日は、暖かい日よりになった。昨日も良いお天気だった。

車で走っていると、スノータイヤのはき替え作業をしている人を何人も見かけた。
数年前、3月になってもう大丈夫だろうとタイヤを交換したとたんに、春の雪が積もったことがあった。だから、北陸人は、3月になっても慎重である。そんな北陸人も、さすがにタイヤを替えている。

210323桜のつぼみ.jpg
川沿いの道を散歩した。桜のつぼみが、春のエネルギーを蓄え、数日前よりも明らかに膨らんできている。今月末にはおそらく咲いてくれることだろう。富山市では、今日、桜の開花宣言が出された。例年より12日も早く、観測史上最も早い開花だという。ニュースやSNSを見ていると、東京では満開の桜もあるようだ。私の家内からも、東京の勤め先近くの桜の写真が送られてきた。

昨日、スーパーで、我が町の山間部で採れたフキノトウを売っていた。
210323ふきのとう2.jpg
210323ふきのとう.jpg
「〜五位山おばちゃん〜」と書かれたラベルにほっこりして思わず買ってしまった。しかもわずか138円という安さだった。買ってきたフキノトウで、大好物のふき味噌を作った。値段の通り大きさもふぞろいで、小さい物が多かったが、フキノトウをみじん切りにしていると、春の山を歩いているような鼻腔をくすぐった。

例年より雪の多かった北陸の長い冬も、ようやく終わりを告げた。雪国の春は、本当に心躍る季節だ。
いよいよコロナワクチンの接種も始まり、感染におびえる日々から、心のばねがはじけるような、喜びあふれる春になれば良いと強く願う。
ちなみに、春が来たを英語で言うなら、Spring is here というほうが、ニュアンスとしては近いようである。
#春 #桜

2021年03月23日

ツバメが戻ってきた日

買い物に行こうと思って、車に乗るために車庫に停めてある車の所に行くと、フロントガラスに鳥のフンが付着していた。
「おっ!?いよいよ来たか?」・・・嬉しいような、ちょっと困ったような気持ちでそれを眺めた。
210323ツバメの巣times_chogai_07-1.jpg
(画像は、イメージ写真)

Facebookが、昨年の今日のことを教えてくれた。
曰く、「数日前から、車庫にツバメが帰ってきていた。いつもの年よりずいぶん早い」
実は、フンを見た時に、今年はずいぶん早く帰ってきたな、と思ったけれど、昨年もちょうど今頃にツバメが戻ってきていたようだ。

車庫にあるツバメの巣は、昔ながらの長い蛍光灯の軸受けのところにある。漏電などが怖いなあと思いつつも、もう何年も撤去せずにいた。
毎年ツバメが巣に戻って来てくれるというのは、家の繁栄にとっては縁起が良いことだと昔から言われている。
そして、実は、ツバメの巣というのは、鳥が巣にいる間には、それを撤去したりすると鳥獣保護法によって罰せられるのだ。
昨年の冬、電気屋さんに、ツバメが来る前に巣を移し替えて、蛍光灯を新しい器具に交換したいという相談をしていた。しかし、残念ながら、これでまたツバメが巣を離れるまでは、蛍光灯の撤去工事はできなくなった。
また、夏過ぎまで、車に付くツバメのフンを毎回洗ったり、落ちてくるフンを防ぐ工夫をしたりすることになりそうだ。

私の部屋のベッドの上あたりが、ちょうど車庫になる。明日の朝は、久しぶりにツバメたちのかまびすしいおしゃべりで目が覚めるのだろうか?・・・やれやれ。(笑)

#ツバメ

2021年03月22日

認知症と食欲

父の認知症について、また少し書いておこうと思う。

この3週間ほど、父が、「腹が減った、食事を食べていない」ということを言うのが増えた。もちろん、食事は、3食きちんと食べているにもかかわらず、である。
週2回のデイサービスにおいても、食事を終えた後から、「食べてない、腹が減った」ということを繰り返すらしい。
家にいる時も同様である。いや、私はずっと一緒にいるので、デイサービスのスタッフの皆さんより、もっと頻繁にそれを聞くことになる。
昨夜は、午前2時過ぎから「腹が減った、何か食べたい」というのを繰り返していた。
可哀想だけれど、適切な量の食事は食べているので、それ以上のものを、まして真夜中に食べさせることは、私はしない。とはいえ、昨夜は、2時半から3時半まで、約1時間にわたって私の名前を呼びながら、この言葉を叫び続けていた。聴いている方も、本当に神経が疲れてくる。

この症状については、介護をしている皆さん共通のお悩みのようで、何か食べさせる方も多いようだ。しかし、私は、そうやって求めに応じて食べ物を与えてしまうと、過食症のようにもなってしまうかもしれないし、真夜中に追加で食べ物をたべさせることは、良いことだとは思えないのでできるだけ食べさせないようにしている。

とはいえ、夜中に何度も何度も繰り返し名前を呼ばれ、「腹が減った」:という声を聴き続けていると、本当に神経にこたえる。介護と向き合うことの苦しさというのは、知らない人から見ると、たかがそんなことで、と思われるようなことも多いが、こういう些細なことが、実はものすごくこたえるのだ。
真綿で首を絞める、という言い回しがあるが、ちょっとそれに似ている。その行為事態はたいしたことがないように思えるのに、繰り返されるとじわじわと心に響いてくるのだ。
同様の気持ちにある方のために書いておくが、私は、かなり堪えたので、心療内科の医師に相談をして、軽いうつ病の治療薬を処方して頂いて飲むほどになった。弱い薬のようで、それほど効き目は感じないが、私の苦悩を医師が客観的に共有してもらっているということが、とても心理的に大きいと思っている。

自宅介護は、世話をする人の心身を、想像以上にさいなむものだ。まして同居家族がいない状態で一人で向き合っているとなおさらだ。体も心もじわじわと痛んでくる。そのことは恥ずべきことではなく、むしろしっかりとそれを理解して自らも周囲も、その対処方法を考え共有することが必要だと思う。そうでないと、介護する人が自らの命を絶つことですら起こりかねない。
実際、数年前、父が今より体が動いた時には、勝手に家の中を動き回って物を壊したり、トイレの前で間に合わずに、衣服と廊下を汚したりするなどが頻発した時には、私は本当に消耗した。もう耐え切れず死にたい、と痛切に思ったことがあった。しかし、もし私が死んで父が残ったら、家族が代わりをやれるのか?と自問し、そんなことをさせるわけにはいかない、と思いとどまった。

私と同じような気持ちを持ちながら自宅介護を続けている人は、この瞬間もきっと大勢いらっしゃるに違いない。皆さん、どうぞ、気を確かにもって、難局に立ち向かいましょう。貴方の努力や取り組みは、決して無駄ではありません!そして、あなたはひとりではありません!

#認知症

2021年03月21日

天国と地獄と寅さんと

日曜の夜、この数週間、毎週ずっと見ていたTBS日曜劇場「天国と地獄」が最終回を迎えた。そして、BSテレ東では、寅さん映画の新作と話題になった「男はつらいよおかえり寅さん」も放送されていた。
さて困った。どっちも見たい。結局寅さんの後半を(スタートから録画していなかったので)録画し、天国と地獄をライブで見た。
210321天国と地獄.jpg

まず、TBS「天国と地獄」。森下佳子脚本のうまさは、初回からひきつけられたが、最終回も破綻のない構成力でぐいぐいと展開し、なるほど、こう着地させたか!と感心させられた。そして、このドラマのもうひとつの見ごたえは、綾瀬はるかと高橋一生、二人の演技力であった。とりわけ二人が入れ替わった時の、高橋一生の、中身は女性であることの演技は見ごたえがあった。何気ない所作、目つき、などなど細かなところまで女性を表現する配慮の行き届いた演技には舌を巻いた。素顔は、明るい天然さが持ち味の綾瀬はるかも同様に見事な演技だった。以前も書いたが、面白いドラマは、シナリオ、キャスティング、演出の全てがバランスよくまとまっていることだ。ともあれ、そんなわけで最後まで目が離せず見続けるドラマであった。
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そして、もうひとつが、寅さんである。この原稿を書いている段階では、まだ最後の録画部分は見ていないけれど、昔のさくら(倍賞千恵子)と現代のさくら、満男(吉岡秀隆)、博(前田吟)、泉(後藤久美子)、そして永遠のマドンナリリー(浅丘ルリ子)と寅さん・・・などなど、まるで、現実の話のように過去と未来がパラレルに並べられながら展開される映画は、楽しかった。やっぱり日本映画の中でも屈指の作品だということを、この作品があらためて教えてくれた。これは、寅さん映画の見事な記念碑になっている。数十年前の映像と現在の姿を重ねて編集できる映画は、寅さんとスターウォーズしかないのではないか?

ということで、何かと考えさせてくれる映像作品を楽しんでいた私を、父の呼ぶ声が、現実世界に引き戻してくれた。
さて、仕方がない、夜の部のオムツ交換作業に取りかかるととするか!・・・
#天国と地獄 #男はつらいよ

2021年03月20日

コロナと地震とオリンピック

いつものように、父と私の夕食の支度をしていたら、突然テレビからけたたましい警報音が鳴り響いた。しばらくして画面にテロップが。東北地方で地震発生とのことだった。
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(画像は、Yahooより)
東日本大震災から10年という節目である3月11日を迎えてからわずか9日目。おそらく誰もが「またか?」と思ったに違いない。東京の家族からもすぐにLINEが入った。東京の家もすごく揺れたけれどとりあえず無事、との娘からのメッセージだった。ありがたい。
そういえば、10年前も、家族の無事は、電話がつながらず、携帯のメールで確認したように思う。LINEはまだなかったが、ツイッターは使っていた。電話がつながらないことがあっても、LINEやSNSは連絡が取れる。ツイッターのタイムラインが、ものすごい速度で動き、次々とあちこちの状況についての投稿が入るのを驚きをもって眺めていたことを思い出した。
そして、この10年の間に、通信機器と関連インフラやコンテンツは劇的に進化してきた。考えてみれば、地震警報も、この10年に定着した仕組みだ。地震発生の数秒前に、かなりの確度で、地震の発生を予告してくれる。わずか数秒であっても、地震が来る直前に、発生を知らされるだけで、次のアクションに対する心の準備ができるから、対処行動は変わってくるだろう。

コロナVの緊急事態宣言が解除されたが、東京オリンピック中止というニュースは今日も聞こえてこない。
東京オリンピック・パラリンピックをめぐる政府、東京都、大会組織委、IOC、国際パラリンピック委員会の5者の代表者協議が20日、東京都内で行われ、海外在住の一般観客の受け入れを断念するということで最終合意したという。外国の観客がいない大会。日本人の観客もおそらくキャパの半分とかになるのだろう。開催関連経費は、激増しているが、観客動員による収益の見込みは激減する。もちろん選手と関係者は、来日するが、今後参加を辞退する国も出てくるかもしれない。そして、地震発生の可能性も否定できない。

日本は、いくつものプレートが重なりあい、しょっちゅうプレートが動いたり潜りこんだりしようとしている地震大国である。東北だけではない。どこで大地震が発生してもおかしくない国だ。多くの地震学者がずっと言い続けている通り、一定の周期で大地震が来るこの国で、また大きな地震が発生する確率は、この数年は以前よりもはるかに高いタイミングにある。今日の夕方の地震が、またそのことを思い出させてくれた。

コロナVと地震。IOCのバッハ氏は、東京オリンピック開催になんの疑念もない、との堂々たるコメントを出していたが、神様は、もうやめなさい、とおっしゃっているようにも思えてくる。
#宮城県で震度5 #東京オリンピック #緊急事態宣言解除

2021年03月19日

イスラエルのワクチン接種

今朝のNHKラジオの放送が非常に面白かった。国際政治学者の高橋和夫氏がコメンテーターだったが、イスラエルのワクチン接種が、なぜ世界でトップクラスの普及状態にあるのかをわかりやすく説明されていた。何しろ、日本ではまだ医療関係者にしか接種されていないこの段階で、イスラエルでは、実に5割を越える国民が接種を完了しているのだから!

そもそも、イスラエルが、世界トップレベルのワクチン接種率であることがとても不思議だった。おおかた、石油関連による豊富な資金力を使って、ワクチンを早めに多少高値で買い占めた結果なのだろうと勝手に思っていた。しかし、どうもそうではないようだ。

まず、興味深いのは、ファイザーのワクチン開発に関連したトップは、移民出身だということだ。ファイザーと共同で新型コロナワクチンを開発したドイツ「ビオンテック」の創始者で最高経営責任者(CEO)のウグル・サヒン氏(55)は、世界の富豪番付で500位に入ったとブルームバーグ通信が少し前に報じている。もちろんワクチンの開発によって同社の株価が急騰したおかげである。サヒン氏は、トルコの労働者出身の両親のもとに生まれた移民2世で、「土の箸とスプーン神話」と呼ばれている。2008年にビオンテックを一緒に設立した妻のオーザム・トリジャ氏(53)もまたトルコ系の移民家庭出身だ。
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(写真は、ファイザーとともに新型コロナワクチンの開発に成功したビオンテックの共同設立者、ウグル・サヒン(左)−オーザム・トリジャ(右)夫婦。ちなみに、彼らは、ワクチンによって巨額の富を得ている。)

こうした人たちが開発したワクチンに対して、イスラエルのネタニヤフ首相は、実に30回あまりも、直接ファイザーに電話をかけて直談判して、ワクチンを確保するアプローチをしたというのだ。なぜか?それは、もちろんイスラエル国民を救いたいという思いもあるだろうが、もうひとつ、間もなく行われる選挙において、再選を果たしたいという思いがあるからだという。彼は、汚職疑惑があり、もし再選されなければ、罪人として刑務所おくりになる可能性があるという。だからこそ、ファイザーと直接交渉することで、ワクチンをいちはやく確保し、国民からの支持を得る狙いがあったのではないかというのだ。

また、ファイザーのトップが、移民出身であったことも、イスラエルに対して心情的にシンパシーを感じたこともあったのかもしれないという。面白い推論である。
こんな話は、民放の午後のワイドショーには決して出てこないだろう。

ともあれ、ネタニヤフ首相の思惑が影響したことはあるにせよ、結果としてイスラエル国民は、アメリカやヨーロッパ諸国、そして日本よりもはるかに早くワクチンを接種している。
欧州にくらべて遅れをとった日本でも、4月からは医療従事者に続き、高齢者を中心とした一般人にもワクチン接種が始まる。かくいう私も前期高齢者なので、優先的に接種を受ける対象になるはずである。

今やワクチンこそが、これからのコロナ対策の最も大きな解決策になり得るものだろう。イスラエルに遅れる事数か月、ネタニヤフ首相の個人的な思いはともかくとしても、国のトップの判断とアクションが、国民の命運を動かしてしまうような時代になっている。さて、日本は、どうなることだろうか?
#コロナワクチン

2021年03月18日

アイデアの芽と報道の自由

東京オリ・パラの開閉会式の演出統括担当である電通出身のクリエーティブディレクター佐々木宏氏が、お笑い芸人・渡辺直美の容姿を侮辱するようなアイデアを考案していたということを、またぞろ?文春オンラインが報じた結果、佐々木氏が辞意を表明したとのニュースが流れている。森前オリンピック委員会会長の女性蔑視発言と同次元として扱われているが、それとはちょっと違うという気がする。
210318佐々木宏辞任.jpg
(画像は、Yhooニュース)

たまたま、元同僚だった友人が、仲間とのディスカッション段階で否定されたアイデアについて取り上げ、佐々木氏の才能を切ってしまうことにつながったこの件について異論を唱えていたのを読み、あらためていくつかの記事などを調べてみた。そして、少なくとも森さんの件と同次元に扱う話ではないと思った。まず、このアイデアが、実際に行われる予定のものだったのかというとそうではなくて、LINE上でのディスカッションにおいて、佐々木氏があくまでひとつのアイデアとしてメンバーに投げかけて意見を求めたものだということ。そして、メンバーからは、複数の反対意見があったので佐々木氏はそれを撤回したという。こうしたことをなぜか文春がキャッチして取り上げ、今回の結末に至った。

報道メディアとして、これほどクローズドなネタにまで情報ネットワークを持ち、特ダネを捕まえる文春のものすごい情報収集力、取材力には本当に頭が下がる。それを否定する気持ちはない。しかし、あくまで私個人の感想だが、どうもこの数年、そのやり方には、少々後味の悪さも感じている。
佐々木氏の件については、私の同僚も書いていたように、LINEでの議論の過程で否定された案であり、あくまでクリエイティブアイデアのひとつである。議論の結果、他のメンバーが、それに異論をとなえてボツになっている。まあ、普通のスポーツイベントとは次元の違うより高いレベルの配慮が必要なオリンピックなのだから、たとえディスカッション段階であっても、より慎重な配慮が求められるべきだろう。とはいえ、同業者をかばうわけではないが、どうにも割り切れない思いが残ってしまう。

総務省の谷脇氏問題も、そして今日再びニュースに報じられた黒川元検事長の賭博案件も、ダイアナ妃を死に追いやったパパラッチと同じような、報道と言う名のもとの過剰すぎる取材攻勢だったのではいか?という気がしてしまう。
谷脇氏は、役人には珍しい柔らかい発想の人で、IT関連については、総務省屈指の情報通で勉強家であった。著作も数多い。黒川氏もおそらく相当に優秀な人だったのだろう。もしかすると、日本の行政にとっては、いずれも非常に貴重な人材であったかもしれない人たちを、「文春砲」は、撃墜してしまったのかもしれない。佐々木氏も、広告業界では、すぐれた実績を残し数多くの賞も受賞されている。オリンピックの統括に抜擢されるにふさわしいクリエイティブの才能を持った人だと思う。しかし、またここで、その芽が摘まれてしまった。
いや、いずれもあくまで私の個人的感想である。どうぞその点はご容赦頂きたい。

優れたクリエイターで、数多くのCMを作ったり、ラジオ番組で辛口のコメンテイターとしても活躍したりと多方面に才能を発揮していたしんやさん、いや、東北新社中島社長は、社長に就任して間もないにも関わらず、国会に立ち、真摯に答弁をされていた。彼を知っているものとしての気持ちを別にしても、優秀なクリエイターである彼が、責任ある経営者として一生懸命に答弁されていた。その姿には胸が熱くなった。

報道の自由は大切である。しかし、一方で、優れた才能の芽をいたずらに摘んでしまうような情報ゲシュタポのようになってはならないとも感じている。

2021年03月17日

CMのチカラ

最近妙に気になっているCMがある。缶チューハイのCMだ。
松本まりかというタレントらしいが、まず、歌がニクイ。声も妙に心に残る。
♪はじめて〜のチュウ、君とチュウ〜♪ と歌う。そして、何とも言えない彼女の表情を、彼氏の目線のようにシンプルなアングルで、カメラが捉えていく。昔風に言えば、コケティッシュな女性で、その表情も魅力的で心につき刺さる。缶チューハイの商品カットに切り替わるまでのわずか9秒くらいの彼女だけのカットで、心をわしづかみにされてしまう。上手いなあ。こういう感覚は久しぶりだ。
210317君とチュウmaxresdefault.jpg
(画像は、suntoryのCMより)
君と一緒に飲みたいチューハイ、あなたののことを思っていますという可愛い乙女心とまなざし、チュウという怪しい語感・・・などなどCMの最初の10秒に、色んな<毒>がまき散らされている。結果的には、「これ飲んでみようかな?」という気持ちにさせられている。

これがCMのチカラだろう。キーワードのチカラ、音のチカラ、歌のチカラ、キャラクターのチカラ・・・それが合わさって、「なんかいいね、これ」となる。次に店頭に立って、もしこの商品を見かけたら、頭の中に「君とチュウ〜」が響き渡り、思わず手に取ってしまうだろう。
Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動) 〜 AIDMAと言われるマーケティングの法則を見事に実践している。昔は、こういうCMがたくさんあった気がする。今は、何人ものビッグタレントが共演するやり方が主流だ。CM本来の企画のチカラからはちょっと遠くなってきたかもしれない。

3月から放送されているこのCMだが、その成果は、おそらく今月末の商品売上に明確に現れることだろう。
#鏡月 #君とチュウ













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