ホラー好きのフライマン
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2014年04月28日

千歳・円形マンションの恐怖

 JR千歳駅近くの円形マンションについて、地元に住む人から話を聞く機会があった。このマンションは、以前は外科産科病院として開業していたが、院長婦人の自殺を機に様々な心霊現象が現れた、というのが大筋の話。その場所で幽霊を見た、あるいは奇怪な経験をした、という話は現在のマンションが建つ前からあったようだ。病院の開業から閉鎖・更地を経て現在のマンションが建ったのが1991年で、病院の開業から計50年ちかく心霊現象の起きる場所として歴史を持っていたことになる。都市伝説の走りとも言えなくないが、地元に住む人間にとっては、円形マンションもあえて心霊スポットとしてではなく、地域を構成する建物のひとつとして認識されている。これが、外からその印象だけで見る我々との違いだ。

  その地元住民は、実際に心霊現象を体験したわけではないのに「千歳に住むものは、あのマンションを撮ったりしない。写真を撮ると祟られるといわれている」という。それは、「実際に写真を撮った人が事故に遭ったり、亡くなったという話を聞いた」からだという。それだけ恐怖感の定着している建物も珍しいが、札幌でも西区の「平和の滝」が同じような忌避感を感じさせる。平和の滝近くの福井に住んでいた知り合いは「この地域に住む人は、誰もあの場所には近づかない。夜になると、女の叫び声が聞こえることがあるようだ」と、自分で体験していないにも関わらず異常に怖がる。

 このような心霊スポットを抱える地元民の共通した意識は、例えば「その場所は交通事故の多いところだから、通るときには気をつけるように」という、ごく一般的な「気をつける場所」という認識のようだ。実際に、千歳のマンションに住んでいるという人間のブログでは「住人は普通に暮らしており、自分も心霊体験はしたことがない」と書き込んでいる。本当に住んでいるのかは分からないが、話のように恐怖が蔓延しているのならば、入居者の出入りが激しいはずだ。しかし、外から見ても10階建のほとんどの部屋で、カーテンが引かれていたり、洗濯物が干されているなど生活臭が漂っている。また、平和の滝はトイレが放火されたり花火が打ち上げられるなど、外から来る人間が引き起こす悪戯のエスカレートのほうが怖い。

  現在広がっている都市伝説は、過去の因縁話が今に引き継がれて、もうひとつの話を作り出しているように思う。情報の共有できるネットの発達がこれを後押ししている。それに留まらず、あるはずのない現象まで作りだされており、その真贋を見極めるのは「まず疑ってかかる」ことから始めなければならないのではないだろうか。

千歳駅前そばに建つ円形マンション。千歳の釣ポイントの移動に、この通りを行きかうことが多いことからいつも目にしている
千歳の円形マンション

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2014年04月26日

サーフのアメマス依然好調

 釧根地区の河川のアメマスが本格化、十勝の虹鱒も本番を迎えようとしている。道央圏は海岸でのサクラマス、アメマスが好調な反面、河川は雪代の影響から釣りにならないところがほとんど。大物トラウトを狙うならば島牧や積丹沿岸、尻別川河口、増毛沿岸で期待が持てる。道央圏の小河川でも雪代に影響されない苫小牧や白老近郊の涌水河川は虹鱒が上昇。やまめの禁漁が4月1日からスタートしているので注意。雪代が収まれば日高の本流河口でアメマスに期待。札幌近郊の白井川、豊平川上流、漁川、小樽内川は本格化するまで1ヶ月近くかかりそう。余市川下流域はアメマスに期待。

《道東方面》
「釧路西港西防波堤」アメマス40センチ0〜3匹。西防波堤でのサクラマスにも期待。
「音別川下流域」アメマスが釣れる。しかし河川の水位は高く濁りもあり釣果はあまり期待できない。
「釧路川上流域(茶路から二本松橋付近)」アメマスは、河川の水位が高く釣りにくい状況。
「茶路川下流域から上流域」アメマスは増水で河川の水位が高く濁りもあり釣りは難しい。
「別寒辺牛川」アメマス30センチ0〜3匹の釣果。
「当幌川」「春別川」アメマスは、水位が高かった河川の状況は回復。両河川とも上流域から中流域が主なポイント。1人0〜5匹程度の釣果に期待。
  4月15日 釧路新聞

《十勝方面》
4月20日ごろ
「十勝川」アメマス50〜70センチ、1〜5匹。20グラム前後のジグミノーを使うと効果的。茂岩橋から下流域
「音更川」ニジマス25〜40センチ、0〜3匹。音更町内の流域
「然別川」ニジマス25〜35センチ、0〜3匹。音更町内の流域
「札内川」ニジマス25〜40センチ、0〜3匹。帯広市大正の周辺
 4月24日 十勝毎日新聞

《苫小牧・千歳方面》
「千歳川」ブラウントラウト、アメマス50センチ前後。0〜1匹。釣り人が多くかなり擦れてきた。
「支笏湖」ブラウントラウト50〜60センチ。0〜1匹。
「苫小牧東港(フェンス前、コールセンター前)」サクラマス40センチ前後0〜1匹。キビナゴか小ニシンの浮き釣りに実績
 4月17日 苫小牧民報

《フィッシュランドお客様情報》(4月25日更新)
「蘭越・尻別川河口海岸」 サクラマス 1〜2キログラム1〜3匹
「八雲・熊石海岸」サクラマス1〜2キログラム1〜2匹
「千歳川 下流域 」ブラウン40〜60センチ 0〜3匹
「厚岸・別寒辺牛川 」アメマス中型〜68センチ 15 匹
「釧路・音別川 下流域」アメマス30〜40 センチ0〜10 匹
「釧路西港 西防波堤」サクラマス49センチ1匹
「白糠・茶路川 中〜下流域 」アメマス30〜40 センチ0〜10匹
「新釧路川 鶴見橋付近」アメマス30〜60センチ0〜3 匹。いずれもルアーで。
「4月21日」島牧方面で50センチのサクラマス。この他に海アメは数匹。ヒットルアーはチェリーボム30gのアカキン。
「4月23日」塘路湖でアメマス。40センチ前後が中心で60センチ台も混ざり20本近い釣果。ヒットルアーはCミッション12g。塘路湖の遊魚料は1000円。

《釣り具センターお客様情報》
「岩見沢店」4月19日、留萌方面サーフで海アメ。全体的にもポツポツと釣れていた。
「中標津店」4月月21日、地元河川へアメマス釣り。20cmくらいのアメマスがポツポツ。ヒットルアーはグリッド(SCS)。
「新札幌店」4月月25日、瀬棚・太櫓〜利別で45センチのアメマス。ヒットルアーはメタルリップレス18gサケ稚魚。この日の朝、岩内の東防や隣接するサーフで5、6本サクラマスは釣れているという地元の話。

写真は先週末に積丹川河口の右海岸で釣り上げた60センチの海アメマス

積丹海岸であがった海アメ.jpg

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2014年04月24日

車上荒らしに注意

5月を目前にして、冬眠から目覚めた熊の出没が相次いでいる。渓流釣りを趣味とするものにとって、熊と遭遇する機会をゼロにすることは、釣りを行わないことに等しい。ただ、こちらの存在を認識させることで遭遇する確率を下げる方法はいくらでもある。熊鈴や笛、ラジオ、爆竹などの音の出る防熊グッズは、渓流に立ち入る場合は絶対に必要だ。
 この冬眠から目覚めた熊以上に警戒しなければならないのが「車上荒らし」だ。今月、支笏湖に釣りに行ったときに、自分もよく駐車する苔の洞門に近い国道脇で、ガラス破片が散乱しているのを目撃した。そこは交通量の激しい場所で、「車上荒らしも目撃されやすいので、まさか自分の車は狙われないだろう」と駐車する者は考える。しかし泥棒は、道路から見えない助手席の窓を割って中のものを盗んだのだろう。
 
 車上荒らしに会わないためによく言われるのが「座席には物を置かないこと」と「多くの車が駐車している場所に駐車すること」「防犯ブザーなどの設置」も欠かせない。さらに付け加えれば「誰からも人目につくところに駐車すること」が上げられる。車上あらしに会わない場所として「道路から見えないところに駐車する」という人がいる。逆に見れば、誰にも目撃されないために、泥棒しやすい条件を作っていることになる。
 
 車上荒らしに遭った経験は無いが、それらしき人間を間近に目撃したことがある。さっぽろ湖から朝里峠方向に向かっていくと小樽内川が流れており、シーズンには多くの釣り人で賑っている。さっぽろ湖のインレットから500メートルほどいった「白井橋」の下で釣りをした時のこと。車は道路から少し奥に入った、走っている車から確認できないところに駐車した。1時間ほどして、車に戻るために橋の横を登りあがると、自分の車の中を覗き込んでいる者がいる。こちらに気付いたのか、そ知らぬ顔をしてそそくさと止めてあったランドクルーザーに乗って朝里峠方向に走り去った。30才代中ごろの小太りの男で、釣人らしいたたずまいをしていた。しばらくして、釣場を移動するために国際スキー場の近くまでいくと、例のランドクルーザーが道路わきの空き地に駐車、小太りの男も乗っていた。それが果たして車上荒らしなのかは分からないが、奴らも狙う車を見定めて、何度も同じコースを通っては車の様子を見ているのではないだろうか。
 「支笏湖の釣りは好きだが、車上荒らしに遭ってから釣りに集中できなくなった。それで支笏湖には足が遠のいた」という話を聞いた。これは支笏湖だけの問題ではないが、後で泣くことのないように最低限の予防策は備えておきたい。


 苔の洞門の正門からそう遠くない場所に散乱していた自動車のガラス。助手席側に集中しており、窓を破られたものと考えられる
苔の洞門新




2014年04月23日

積丹で海アメをゲット


3日ぶりの更新。先週、積丹・来岸漁港で海アメマス釣りを計画したが、あいにくの天候悪化で途中の余市川に変更。大型アメマスは今年に入って釣果なしが続いていた。アメマスだけではなく千歳川のブラウントラウト、支笏湖の虹鱒も釣果は得られていない。

千歳川のブラウン釣には今年に入って4回ほど行った。今年初めて釣行した3月20日にライズを確認したほかは、自分を含めて釣った様子が見られない。支笏湖も美笛川河口に入れないという事情はあるが、苔の洞門ほか他のポイントでも芳しい結果が得られていない。

ということで、大物が期待できるショアのアメマスとサクラマスを狙って積丹に再挑戦した。目的地は来岸漁港(余別漁港)。昨年、ある人が4月中旬に来岸漁港で浮き釣りで2桁のアメマスをあげた、という話を聞いて「それならばフライやルアーでも可能性があるのでは」と、虫の良い期待を持っての釣行。積丹海岸のアメマス釣りは、札幌から熱心に通うルアーマンが多く、半島全域がポイントだという。中でも、ワンドを形成する余別や野塚、積丹川河口などが狙い目らしい。

札幌を7時半に出発して、野塚についたのは11時過ぎ。3時間半の行程だ。途中、美国漁港横の美国川河口でロッドを振るルアーマンがいた。狙いはアメマスかサクラマスだろうか。禁漁河川の多い積丹だが、河口の規制は秋だけ。来岸漁港に行く前に、積丹川河口で様子を見た。河口の右側は遠浅。波が高くないことから、岸から20メートルほど先に立ちこんで、積丹川の流れがブレイクする50メートル先の沖をめがけてルアーロッドを振る。

スカッジを付けたダブルハンドのフライロッドを使いたかったが、距離を稼ぐためにあえてジグミノーを用いたルアー釣りに変更した。立ちこんでから30分ほど経過した頃、ブレイクラインの真ん中に投じたジグミノーの周りでしぶきが上がった。と同時に、ドラグのかかった1・2号のラインがグイグイ引き出される。遠目に銀毛が輝いているのが確認できるが、「もしかしたらアカハラでは」と、一瞬頭をよぎる。ラインのテンションを保ちながら、後ろ向きで20メートル先の砂場まで戻った。引き上げるにはさらに10メートルほどの距離が必要だ。波打ち際をズルズルと引き上げる最中にルアーのフックが外れた。
慌てたが、波が来る寸前に両腕で持ち上げ、岸まで運んだ。自分の手の幅(22センチ)×3倍のアメマスだった。その後、あたりはなかったものの、目的を達成した満足感もあり、気持ちよく目的地の来岸漁港に向かった。しかし、港内ではケーソンの工事中で釣り人は誰もいない。2時間ほどルアーで探ったが気配がなく漁港を後にした。
 
積丹川河口の右岸でルアーにきたアメマス。写真内の帽子は直径45センチ。それからアメマスの大きさを判断してもらいたい。
 

積丹で海アメをゲット








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2014年04月19日

アメマスが道東で本番

道南や道央では4月1日からやまめ禁漁。トラウトフィッシングは、氷の開いた湖や本流でのブラウンや虹鱒、ショアでのアメマスやサクラマスが対象となる。釧路方面では遡上アメマス、十勝は十勝川のアメマスが本番を迎えて、支流の虹鱒も活性化してきた。また、千歳川のブラウンは釣り人が増えて絶対数が減少気味。トラウトフィッシングの直近の釣果を、各地域の新聞社と釣具専門店の顧客情報から探った。

苫小牧・支笏湖・千歳川
《苫小牧東港(フェンス前、コールセンター前)》サクラマスの40センチ前後。0〜1匹。キビナゴか小ニシンを餌にした浮き釣りに実績あり。《千歳川》50センチ前後のブラウントラウト、アメマスが0〜1匹。釣り人が多く、かなり擦れてきた。《支笏湖》50〜60センチのブラウントラウトが0〜1匹。(苫小牧民報 4月17日)

釧路方面
《釧路西港西防波堤》40センチ級でアメマスが1人0〜3匹。西防波堤でのサクラマスにも期待。《音別川》下流域ではアメマスが釣れるが、河川の水位は高く濁りもあり釣果はあまり期待できない。《標茶町》釧路川上流域(茶路から二本松橋付近)のアメマスは、河川の水位が高く釣りにくい状況。《白糠町》茶路川の下流域から上流域のアメマスが釣れるが、増水で河川の水位が高く濁りもあり釣りは難しい。《厚岸町》別寒辺牛川ではアメマスが釣れる。型は30センチ前後で、0〜3匹の釣果が期待できる。《別海町・標津町》当幌川と春別川のアメマス釣りは水位が高かった河川の状況は回復。両河川とも上流域から中流域が主なポイント。1人0〜5匹程度の釣果。(釧路新聞 4月15日)

十勝方面
《十勝川》アメマス30〜50センチ、1〜5匹。20グラム前後のジグミノーを使うと効果的。茂岩橋から下流域。《音更川》ニジマス25〜40センチ、0〜3匹。音更町内の流域。《然別川》ニジマス25〜35センチ、0〜3匹。音更町内の流域。《札内川》ニジマス25〜40センチ、0〜3匹。帯広市大正の周辺(十勝毎日新聞 4月17日)

フィッシュランド(4月18日更新)
《島牧・千走川河口海岸》サクラマス49 センチ1匹。全体で5匹ほど。《知内海岸》サクラマス 1.5〜2kg 1〜2 匹。《苫小牧東港》4月13日にルアーで40サイズのサクラマスが1人0〜1匹前後。ヒットルアーはデープダイバーのピンクカラー。《厚岸・別寒辺牛川》4/17(木)アメマスが全体で15本の釣果。ヒットルアーはデュオのリュウキ、フィールドハンターのCミッション。

つり具センター
《中標津店》某湿原河川で40〜55センチのアメマス4匹。ルアーはTIGRIS DENS US6センチ・10g(ピンクヤマメ)。《岩見沢店》4月12日 道央某河川にて良型アメマスをキャッチ!!40〜70センチを2人で7匹。ヒットルアーはスミスDコンタクト72(ヤマメ、チャートなど)

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2014年04月17日

「誰もいないはずの渓流で人の声」は怖い

このブログを始めるとき、タイトルを「ホラー好きのフライマン」と決めたが、自分の嗜好だけを打ち出して、フライフィッシングとホラーの整合性をどう図っていくのか、ということは全く考えてもいなかった。今思うと、自分のような嗜好を持つ人間は非常に稀だ。ブログの訪問者は「フライの記事を見たくてこのブログを訪れたのに、ホラーの記事だった」あるいは「ホラーの話が載っていると思っていたのに釣りの話だった」など、期待に添えないことが多く、さらに古代史や民族学など、自分の嗜好を押し付けた一貫性のない話に終始することがまま多くなっていることを、申し訳なく思っている。近い内に「フライフィッシング」と「実話ホラー」「古代史・民族学」に分けることも考えている。

実話系の怪談集を上梓している作家は数多くいるが、釣りとホラー、特にフライフィッシングを趣味としている作家に平谷美樹氏がいる。2002年からカドカワ・ホラー文庫で「百物語 実録怪談集」を上梓して、この実録怪談集は10巻に届く人気シリーズとなった。大きな書店ではどこにでも揃えられているはず。実録怪談集は、平谷氏が体験した怪異や知人の心霊体験を細かく聞き取り、丁寧にまとめたもの。
その中で、釣りの話が良く出てくる。「渓流を遡っていくと上流に先行者がいて、しばらく様子を見たが動く気配はがない。上流まで行くと姿が見えなくなった」「渓流釣りをしている最中に、後ろで20人くらいの話し声が聞こえたが、どこにも姿は見えない」あるいは「林道を自転車で走る老人らしき人の姿が海老茶色をしていた。よく見ると、全身が血で覆われていた」「釣り場で近くに人のいる気配がする。同伴者は何も感じていなかったが、その帰りの車のセカンドシートに、2人が座っている気配が。途中で1人、そしてもう1人の気配が消えた。ちょうど、盆の入りで自分の家に帰る釣り人の霊だったのかもしれない」など、霊の見える人でなければ体験できない話を載せている。

 同じ渓流釣りを行うものとして、空耳の経験はよくある。「ほかに誰もいないはずなのに、人の話し声が聞こえる」ということは、山登りをする人達からも聞いた。渓流では、流れる水が岩などにぶつかり、この音が人の声に聞こえることがある。山では夜中、風の切る音が人の声に聞こえることがあるという。また、山深い渓流では熊に対する警戒もあり、周りへの集中力が増すために、鳥や鹿などの鳴き声に過敏に反応することも多い。だからといって、平谷氏が体験したことが勘違いだということではない。体験したことが余りにもリアルすぎて、霊感ゼロの自分がこれからも経験することがないことにホッとしている。

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2014年04月16日

5ヵ月ぶりのママチ川上流

先週末、春の陽気に誘われて支笏湖に釣行した。目的地は美笛川河口。ところが、現地は札幌と打って変わって強風が吹き荒れている。さらに、美笛川河口の入り口となるキャンプ場に抜ける林道はゲートが閉められ、ゲート前には車がびっしりと駐車。とても入るスペースはない。それよりも、釣り場となる河口がどのような状況となっているのか、考えずとも分かる。せっかくここまできたが、あきらめて次のポイント「苔の洞門」前に戻った。
川の流れ込みを探る美笛の釣り方と違い、苔の洞門ポイントは亡羊とした湖面にキャストを繰り返す釣り方となる。ボイルやライズでもあればモチベーションは高まるが、強風が吹きすさぶ中で、次第に高くなる波が邪魔をする。結局、「向かい風の中でどのようなキャスティングが距離を稼げるのか」の練習で終わった。

この風では千歳川も難しいと考えて、ダブルハンドを諦めた。ならば、ドライフライの期待が持てる苫小牧川上流か千歳・ママチ川が候補となる。ただ、苫小牧川は熱狂的なファンが多く、すでに誰かが入渓しているだろう。また、鉄塔下からあの急な崖を下り再び戻ってくるだけの体力はない。それに対して、ママチ川は姫鱒の養魚場までは除雪がされているが、前回の釣行(3月26日)では、それから先の上流部分は全く手付かずだった。

あれから3週間足らずで林道のゲートまで抜けているだろうか、という不安はあったが、風の影響を受けない気持ちの良い渓相に惹かれてママチ川上流に向かった。養魚場から先の林道にはまだ雪が残っていたが、強引に走り抜けたワダチが残されている。その跡をたどって、苦労しながら何とかゲート前に着いた。この川の上流での釣りは5ヵ月ぶりだ。
イケジリママチ川.jpg
目的地のイケジリママチ川とママチ川の合流点はゲートから歩いて10分ほど。全体的に雪代の影響がなく、水嵩は低いように感じる。水温は9度を越えており、ドライでも十分釣りのできる温度だ。川岸には、鹿の足跡とともに釣人の踏み跡がしっかりと残っている。浅瀬では水が湧き出していて、澄み切った川底を駆け回る子魚のほか、10センチ前後のやまめだろうか、上流に泳ぐ姿が何匹も確認できる。
これは、という瀬や淵ではドライへの反応は見られない。しかし、倒木の重なる落ち込みでは、底から浮上してフライの様子を見る魚がいる。12#のブラックカディスから14#のメイフライにサイズダウンして送り込むと、すかさずやまめがアタックしてきた。やまめの禁漁期間は4月1日から。写真を撮ったあとすぐに戻した。その後も何度かあたりがあったが、針がかりするほど大きくはなかった。これから夏にかけて、この川でも尺近くのブラウンが釣れる。本流が不調だった場合でも代わりに楽しめる釣り場だ。それだけにキャッチ&リリースを徹底したい。

写真上=川岸のあちこちから水が湧き出すイケジリママチ川。泳ぎ回る魚が見える。写真下=ドライフライにすれ掛かりしたやまめ。禁漁期間に入っておりすぐに帰した

すれ掛かりしたやまめ.jpg


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2014年04月15日

オホーツクに独自の文化圏

縄文時代の土器や土偶を見る機会が多く、年に1度は東京国立博物館の古代日本資料を展示する本館に行く。2月24日のブログ「上野公園での心霊体験」に載せた話は、博物館で亀ヶ岡遮光土偶を見に行くついでに体験したもの。北海道でもアイヌ以前に先住の原日本人がいて、縄文時代の土器や土偶が各所で見つかっている。特筆すべきは、オホーツク文化といわれる、カムチャッカ半島やシベリヤから、枝幸や網走、紋別などに定住した異民族がかつて存在していたこと。その名残が土器や原日本人との混血で生まれた、青みがかった瞳の子孫に残されている。
   
北海道にも縄文時代は狩猟を生活の糧とした原日本人が住んでいた。アイヌの直接的な祖先と見られるが、原日本人とアイヌを結ぶ歴史は曖昧だ。本州の縄文人との交易を通して、北海道も文化の発展が見られたようだ。道南で見つかった縄文土偶は東北で見つかった文様とよく似ており、さらに本州の遺跡跡で目にするストーンサークル(環状列石)は道南ばかりではなく小樽や余市、ニセコでも存在が知られている。

ただ、北海道には近畿や九州でごく普通に見られる前方後円墳が無い。縄文時代から稲作が伝来した弥生時代を経て、仏教の渡来以降中国の王族の墓を模倣した日本の古墳は形を変えてきた。そして遂には、中国にもない独特の前方後円墳を築き上げた。近年、朝鮮半島で見つかった前方後円墳は、時代的に日本の前方後円墳の後に作られたことが立証されていているが、仁徳天皇陵などの圧倒的なスケールを誇る日本の古墳と比べて規模は小さい。
この古墳にも見られるように、渡来文化のオリジナリティを生かしながら、弥生時代以降も独自の文化を築いてきたわけだが、その背景には縄文時代から連綿と受け継がれてきた、日本人の物づくりに対する姿勢がある。世界の古代史の中でも、土器や土偶ひとつを取ってみても、縄文人は豊かな文化を有する民族として評価されている。

前方後円墳は東北北部まで伝播したが、海を隔てた北海道には到達しなかった。東京で驚いたことがある。世田谷区の一角にある何の特徴も無い公園の砂場の横に、3メートルほどの小高い丘があった。その横には「0000氏の古墳跡」の案内看板。ありふれた生活の場にも遺跡が存在している。さらに大阪や京都では、生活を共にするエリアとして当たり前に存在している。実質150年ほどの歴史しかない北海道の人間から見れば羨ましいかぎりだ。
写真は東京国立博物館に展示してある亀ヶ岡遮光土偶
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2014年04月14日

「サンカ」と神代文字

 4月2日のブログhttps://fanblogs.jp/bukki/daily/201404/02/
で古史古伝の話を書いた。その中で、漢字が到来する以前にあったとされる神代文字について触れた。今回テーマとした「サンカ」もその神代文字が深く関わってくる。サンカを取り上げた理由は、定住地を持たない職能民として、全国を渡り歩いたことの歴史的な背景と、現在の生活状況に興味があったから。西欧ではジプシーの存在がそれにあたり、独自の生活規範や部外者との排他的な交流などが余りにも似ている。

 サンカの存在を初めて世の中に知らしめた民俗学者・柳田國男は、サンカを「原日本人(あるいは縄文人)でヤマト王権により山間部に追いやられた異民族」とする説を打ち出した。また、「動乱の続いた室町時代(南北朝、戦国時代)の遊芸民、職能集団を源」とする説、「江戸時代末期の飢饉から明治維新の混乱までの間に山間部に避難した人びと」という説もあり、これまではっきりと説明できたものは見当たらない。いずれにしても、時代の国家権力に馴染まなかった、山の生活を基盤とした「まつろわぬ」人々で、原始的共同体を維持しているという特徴を持つ。生活規範は異なるが、体制から自ら離れた落ち武者部落民や被差別部落民との関わりも当然あるだろう。

 このサンカが漢字やカタカナ、ひらがなではなく独自の文字を持っていたといわれている。サンカの使っていたとされる文字は、神代文字の「豊国文字」とそっくりで、同じ時代に形作られたもとだとすれば、豊国文字で記された「上記(ウエツフミ)」との関わりも否定できない。『上記(ウエツフミ)』は1837年(天保8年)に豊後国(現在の大分県)で発見された豊国文字で記されている古史古伝のひとつ。古事記、日本書紀以前の伝書(ツタヘフミ)で、 神話や伝承の他に民俗、習俗、地理、言語、暦制、天文、教育、医薬、医学など多岐にわたり記されている。
 序文には、1223年(貞応2年)に源頼朝の落胤とも伝えられている豊後国守護の大友能直が『新はりの記』や『高千穂宮司家文』等の古文書をもとに編纂したとある。記載されている主な内容としては「神武天皇はウガヤフキアエズ王朝の第73代」「中国に農業や文字を伝えたのは日本」「日本では精密な独自の太陽暦があった」などがある。また、サンカに伝わる伝承として、「仲間を1600人も殺され、神代からの書物一切を奪われた」、その後「自分達の文字は一切秘密となり、仲間以外には見せなくなった」とある。

 山の民といわれるサンカも、昭和40年代後半には地域社会に溶け込んだことから姿を見ることがなくなったという。先祖がサンカだったという事実を知らない、あるいは親から教えられない世代がほとんどを占めているようだ。
独自の文字を持つからには、文化や世界観も一般の日本国民とは異なっていたと考えられる。特に歴史については、古事記や日本書紀の正史と相容れない内容を子々孫々に伝えてきたのだろう。サンカの研究者は多いと聞く。その研究者たちが、サンカの視点で日本の歴史を解き明かしていくことを期待している。

サンカが用いた文字と似かよっているといわれる豊国文字。大分県国東郡国東町=インディ電子書籍J-パピルスから引用

豊国文字






2014年04月13日

日高2河川と余市川に釣行

 この時期のトラウトフィッシングは、渓流つりにはまだ早く、地域によってはやまめの禁漁が始まるなど、ポイントが限定される釣りとなる。さらに雪代の関係から、大型トラウトを狙うものの選択肢は本流の遡上アメマスやブラウン、湖のトラウト類しかない。道東ではすでに本番を迎えた遡上アメマス釣りも、札幌近郊ではまだ早いのではと思ったが、過去の情報をもとに先週末、大型アメマスを狙って日高の河川と余市川に出かけた。

 札幌近郊で遡上アメマスの釣れる河川は限られる。日高では,鵡川、沙流川、様似川や静内川が知られるが、今回は近場の鵡川と沙流川の河口に狙いを定めた。鵡川は、例年この時期は河口であかはら混じりの大型アメマスが上がっている。本来のポイントは河口部だが、今回はJR日高本線の橋の下でキャストした。雪代で濁った川では効果のある、クリーム色のビーズマラブーを流してあたりを探った。川岸に沿って、つい最近のものと思われる踏み跡が何箇所も見受けられる。2時間ほど粘ったが、魚のいる気配が感じられない。時間も迫っていることから、次の目的地の沙流川に移動した。 
 
 沙流川河口に行く前に、ひだか漁港に立ち寄った。「時期が合致すれば、漁港内でもアメマスが釣れる」という話を思い出したからだ。ここでは、フライではなくルアーで様子を見た。イワシカラーのミノーを中心に、深場を狙ってジグミノーなどに切り換えながら何度もキャストした。港の岸壁から沈めたルアーは確認できるが、それを追う魚の姿は見ることができなかった。
沙流川河口は、ひだか漁港から5分程度の距離。港内と同様に釣りを行うものは誰もいない。ここも鵡川と同じく濁りが入っていて、条件としては厳しい。鵡川と同じラインシステムで2時間ほど粘ったが、音別川や茶路川などの道東の河川と比べると、アメマスの絶対数が少ないのか、それとも時期が合わないのか、まったくあたりがない。この日はあきらめて帰路についた。
 
 翌日の狙いは積丹・来岸漁港と積丹川河口沿岸。来岸漁港は昨年同時期に浮き釣りで20匹ちかくのアメマスを上げたという話を聞いたことから。それならばフライでも釣れるだろう、と考えた。ところが当日は、朝里峠を越える頃には雪混じりの強風となり、ここから2時間を越える積丹の天候が回復しているとは思えない。急遽、目的地を余市川本流に変更、田川橋の上流を目指した。余市川本流では、田川橋と余市橋との間で一度だけアメマス釣りの経験はあるが、その上流は初めて。
 
 田川橋の上流に架かる鮎見橋は、景観が開けていたことから、ここに場所を据えて橋の上流・下流300メートル範囲を攻めた。雪代の濁りが入っているものの、求めている透明度は保っていて、条件は悪くはない。マラブーやウーリーバガー、インディケーターでのビーズヘッドマラブーなど、様々なフライを駆使したが、結局一度もあたりはこなかった。道東の遡上アメマスの入れ食いを経験しているものとして、ここまであたりがないのは、それが負け惜しみとは分かっていても「魚がいないから」と開き直るしかない。次週は本来の目的地・積丹にいこうと思っている。
写真は景観の開けた余市川に架かる鮎見橋。時期が合えば大物アメマスが期待できる




余市川に架かる鮎見橋.jpg

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