2015年05月27日
今年初のオロウェン尻別川
先日の更新ブログでは、私ごとなのに真剣に読んでいただき、励ましの言葉まで寄せていただきました。あらためてお礼申し上げます。
これからも、ブログの内容にしっかりと目配り気配りを行ない、釣行されるアングラーのために役立つ情報を載せていきます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
さて今年は、ショアや湖でサクラマス症候群にかかり、年明けからほぼ半年間に渡って病は治らなかった。この病は深刻で、多くの患者が未だ完治できないでいる。完治するのは簡単だが、ひどい人は何年も患ったままで、いつ治るのか見通しが立たない。中には、釣りの帰りに魚屋に寄って完治を装うものもいる。病状としては「本業を忘れての海通い」「無理なスケジュールでの追っかけ」「完治した人(釣人)への嫉妬」など様々。長引くと「今日もダメだった」など、あきらめやすくなり、ため息も多くなる。
まだ、サクラマス症候群が完治したわけではないが、自分の本業(フライフィッシング)を思い出し、ロッドを片手に今年初めて、尻別川支流のオロウェン尻別川に釣行した。ここには昨年二度ほど訪れている。一回目は、6月に御園からオロウェン尻別川上流を目指したが、ドライフライには全く反応しないで惨敗した。
二回目は、それからふた月あとの8月。夏の真っ盛りに、上流のキャンプ場付近に赴いた。狙いは大岩魚だったが、アブの猛攻に悩まされ逃げるように脱渓。当然、釣果はなかった。代わりに、オロウェン尻別川と合流するオロウェン支線川に様子見がてら入渓したところ、おもいもかけず岩魚が浅瀬から飛び出した。それが、オロウェン尻別川での釣果のすべて。
今回は5月26日、鈴川で尻別川本流に架かる境橋の側道を経由して下流域から入渓した。橋の袂から道なりで500メートルほど行くと、右に降りる道が現れる。その道は、オロウェンシリベツ川を渡りきる形で対岸に続いている。ここに車を止めて下流の尻別川との出会いに向けて釣り下った。
すでに雪代は収まっており、水温も10度とコンディションは悪くない。次々に現れる、倒木で作られた淵や流れ出し、川岸まで張り出した樹木の下でライズが起きている。#14のカディスを上流から流して様子を見るが、全く反応しない。何の虫か分からないが、その小さな羽虫を叩き落としているようだ。それに合せてミッジに代えて流したが、やはり反応しない。
ならばと、水面直下にニンフを流し込こむことにした。ラメの入った緑色のフェザントテイルは、2回にわたってバイトがあったが針がかりはしない。そして、3回目のバイトでようやくヒットしたのは20センチほどの岩魚。
その後、二股となっていた流れが合流する地点でライズが頻発。同じくニンフを流すが、かかったのは20センチほどの虹鱒だった。先ほどと比べて、気温が汗ばむほどに上昇している。
そろそろドライにも反応するのでは、と#12のメイフライにチェンジ。すると、流すたびに同じポイントで虹鱒がヒット。ひとつのポイントで4匹もかかるなど、活性化してきた。
結局、尻別川の合流点までに、虹鱒が23センチを最長に12匹、岩魚2匹というのがこの川での釣果だった。これは、季節的な要因とポイントの問題と考えられる。オロウェン尻別川の有望ポイントはさらに上流で、下流で釣るアングラーがほとんどいないことから、釣果に結びついたものと考えられる。事実、このあとにその有望ポイントで竿を出したが、一度もバイトがなかった。
尻別川本流や、オロウェン尻別川上流で釣果が出ないときは、この下流域が狙い目かも知れない。
写真上左:尻別川とオロウェン尻別川の合流点、同上右:境橋から500メートルほど行った先にあるオロウェン尻別川を渡る道路、同下左:ニンフにきた岩魚、同下右:虹鱒は活性化して、ドライに激しく反応した
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今後とも宜しくお願い申し上げます。
さて今年は、ショアや湖でサクラマス症候群にかかり、年明けからほぼ半年間に渡って病は治らなかった。この病は深刻で、多くの患者が未だ完治できないでいる。完治するのは簡単だが、ひどい人は何年も患ったままで、いつ治るのか見通しが立たない。中には、釣りの帰りに魚屋に寄って完治を装うものもいる。病状としては「本業を忘れての海通い」「無理なスケジュールでの追っかけ」「完治した人(釣人)への嫉妬」など様々。長引くと「今日もダメだった」など、あきらめやすくなり、ため息も多くなる。
まだ、サクラマス症候群が完治したわけではないが、自分の本業(フライフィッシング)を思い出し、ロッドを片手に今年初めて、尻別川支流のオロウェン尻別川に釣行した。ここには昨年二度ほど訪れている。一回目は、6月に御園からオロウェン尻別川上流を目指したが、ドライフライには全く反応しないで惨敗した。
二回目は、それからふた月あとの8月。夏の真っ盛りに、上流のキャンプ場付近に赴いた。狙いは大岩魚だったが、アブの猛攻に悩まされ逃げるように脱渓。当然、釣果はなかった。代わりに、オロウェン尻別川と合流するオロウェン支線川に様子見がてら入渓したところ、おもいもかけず岩魚が浅瀬から飛び出した。それが、オロウェン尻別川での釣果のすべて。
今回は5月26日、鈴川で尻別川本流に架かる境橋の側道を経由して下流域から入渓した。橋の袂から道なりで500メートルほど行くと、右に降りる道が現れる。その道は、オロウェンシリベツ川を渡りきる形で対岸に続いている。ここに車を止めて下流の尻別川との出会いに向けて釣り下った。
すでに雪代は収まっており、水温も10度とコンディションは悪くない。次々に現れる、倒木で作られた淵や流れ出し、川岸まで張り出した樹木の下でライズが起きている。#14のカディスを上流から流して様子を見るが、全く反応しない。何の虫か分からないが、その小さな羽虫を叩き落としているようだ。それに合せてミッジに代えて流したが、やはり反応しない。
ならばと、水面直下にニンフを流し込こむことにした。ラメの入った緑色のフェザントテイルは、2回にわたってバイトがあったが針がかりはしない。そして、3回目のバイトでようやくヒットしたのは20センチほどの岩魚。
その後、二股となっていた流れが合流する地点でライズが頻発。同じくニンフを流すが、かかったのは20センチほどの虹鱒だった。先ほどと比べて、気温が汗ばむほどに上昇している。
そろそろドライにも反応するのでは、と#12のメイフライにチェンジ。すると、流すたびに同じポイントで虹鱒がヒット。ひとつのポイントで4匹もかかるなど、活性化してきた。
結局、尻別川の合流点までに、虹鱒が23センチを最長に12匹、岩魚2匹というのがこの川での釣果だった。これは、季節的な要因とポイントの問題と考えられる。オロウェン尻別川の有望ポイントはさらに上流で、下流で釣るアングラーがほとんどいないことから、釣果に結びついたものと考えられる。事実、このあとにその有望ポイントで竿を出したが、一度もバイトがなかった。
尻別川本流や、オロウェン尻別川上流で釣果が出ないときは、この下流域が狙い目かも知れない。
写真上左:尻別川とオロウェン尻別川の合流点、同上右:境橋から500メートルほど行った先にあるオロウェン尻別川を渡る道路、同下左:ニンフにきた岩魚、同下右:虹鱒は活性化して、ドライに激しく反応した
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