今回は、上記ワードに良いイメージを
感じたら、少し気をつけてという話です。
というのは、上記ワードはピラミッド
社会を成立させるために、支配者が刷り
込んだ言葉。
ピラミッド社会は常に成長を強いる事で
個人を一生満たすことなく働かせるシステム
と喝破している人がいたのです。
僕個人も、上記ワードは嫌いではないの
ですが、警鐘を鳴らす意味でシェアしたい
と思いました。
その人は、成長ではなく循環を意識しよう
と提唱しています。
確かに明治以前はコミュニティの中で、
個人のリソースを循環させていました。
食べ物、子育て、土地、技術、知恵、
労働力などを共有し、循環させていました。
現代社会は上記のリソースを個人で
所有する事で、格差が拡がっています。
個人の持つリソースを、コミュニティで
循環させることにより、進歩は自然になさ
れていく、らせん状に。
今回これを紹介した理由は、2つあります。
@警備でもこれを悪用するトップが
少なくない事。
Aこのピラミッド型社会の中で、
いかに自分を守りながら緩く生きるか
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」
のB社で、隊長から進歩がないと基地外の
ように罵倒されたことがあります。
進歩がないのは犯罪だ、といわんばかり。
それから、進歩の延長上に何があるのか
と、考えるようになりました。
B社は、全国系列のビル管理会社で、
地場警備会社とは一線を画し、労務管理
は会社然としていました。表向きは。
但し警備現場は地元に一つしかなく、
入札で負ければ全員解雇。
昇給もなく、賞与については業績によると
求人票に。舐めている文言だこと。雇用継続
についても「努力する」小学生でも言える。
すなわちどんなに進歩しても、報いるもの
がないわけです。昇給・賞与も、雇用継続の
保証もない。
これが定年まで雇用してくれて、給与が
上がり続けるなら話は別です。いわゆる
終身雇用・年功賃金のインセンティブ。
ブラック企業は、上記のインセンティブが
しぼみ、旧態依然とした指揮命令権がさらに
肥大したものなのです。
30年間実質賃金が上がらない日本。
従業員に進歩向上をこれだけ強いて、
報われないのはおかしいと思いませんか。
ぼちぼち、搾取の仕組みに気づくべき。
ブラック企業は、これさえ気づかせない
ように、徹底的に捕縛します。
警備会社は大きいから、会社然としている
からといって、働きやすいとは限らない
ということなのです。
B社は正社員雇用を謳いながら、その実態
は非正規雇用以下だったのです。因縁を
つけ、2人の隊員の首を切ったことも。
僕が見せかけの好待遇に騙されてしまった
のは、前に勤めた地場警備会社A社の
待遇がしょぼかったから。
警備に限らず、待遇に対して過剰に進歩
や向上を煽ってくる組織は要注意です。
その点、地場警備会社は待遇はそれなり
だけれど、使う側も隊員に対して大きな
期待をしない会社もありました。
ここに、緩く生きるヒントがあると
思います。
待遇はそれなりだけれど、経営者も多くを
望んでいない。過去記事「警備会社は儲かる
のか(前編)」に紹介してあります。
非正規雇用でも、労働組合がしっかりして
いて、交渉を真剣にやっている職場なら、
ある程度長く働くことができます。
ピラミッド型社会の間隙をついて、緩く
生きる知恵があれば、またその生き方が
拡がっていけば、搾取は減っていく。
支配する側は、グローバルな競争社会
だから、成長か死かみたいに煽ってきます。
仕事は自分は幸せになるためにするのも
です。これだけ頑張っても、豊かに
なれないのはおかしいと思いませんか。
最後に、搾取から距離をおいて緩く生きる
ならば、警備も悪くありません。設備管理
を含むビルメンテナンス業界もそうですね。
しかし、経営者のスタンスには注意が必要
です。この辺は過去記事「ホテル支配人の
憤り(前編)」がヒントになります。
僕が目指したのは、警備業界の縛りを
受けないいわゆる自主警備に類する仕事。
これなら、警備からでも比較的転職は
難しくない。
過去記事「空港の仕事」のような仕事も
あるので、諦めずに捜し続ける粘り強さ
も肝心です。
簡単ホームページ作成ペライチ
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