今日はお天気最高〜!
発電家にとってはいい一日になりそうですね!
さて、経産省へ行ってきたシリーズの続編ですw
(2)本委員会の中間整理(骨子案)について
これは今までの小委員会での議論の総括的な内容でした。
資料はココ。
さて、この資料を一つ一つ解説しだすとキリがないので、この資料のプレゼンを受けてアントレが感じた5つの項目ということで、思いついたままに列挙したいと思います。
お題は「再エネが主力電源となるためには?」って感じでw
@世界から出遅れている
日本は依然発電コスト高いです。欧州の2倍と言われていて、FITという国民負担を投資したにも関わらず、依然高い。一言で言ってしまうと、国と事業者の能力が足りてないのでは?って感じですかね。つまり、大量の国民負担(年2兆円)を投入しておきながら依然発電コストも高いし、展開も遅い。金はあるけど知恵はない。といった状況ですw
A原発ありきの岩盤環境は手ごわい
ご存知の通り、従来の日本の主力電源は原発でした。故に、系統や事業環境が全て、”原発用の設計”となっていたようです。個別電源ごとの発電量の可視化すら進んでおらず、とにかく隠ぺい体質なんですよね。基本的な発想が。加えて、電気料金もかなり複雑なスキームとなっているようです。原発の高コストを隠すために色んな要素で国民負担をさせるスキームが存在しているように感じます。コレを前提として、経産省や電力会社が二人三脚でやってきちゃったので、この構造を抜本的に変えるには相当な時間と労力、そして知恵が必要になりそうですw
B再エネの導入が太陽光に偏重している事実
以前本ブログで書きましたが、太陽光への偏重が激しく、認定量では既に2030年の目標を超えてしまっております。そのため小委員会では、風力や地熱、バイオマスといった他の電源を発展させましょうという動きが強いように感じます。
Cやはり脱FIT
分かりやすく言うと、国はFIT再エネ発電家という”金持ちのボンボン”を一生懸命作ろうとしているようです。子供のころから何不自由なく20年間育ってしまう一方、欧州やアジアといった常に競争にさらされているツワモノたちと今後どう伍していくのかが課題ですね。つまり、FITは早晩終了しちゃったほうが実はいいのでは?っと客観的には感じてしまう次第でございます。ただ、上述した岩盤環境を変革していくには20年くらいは掛かりそうな気もしますけどね。時間稼ぎの期間がやはり20年間必要だったということでしょうか。とにもかくにも、あるべきFIT発電家は20年間のミルク補給に安泰するのではなく、発電家として常にコストダウン、高効率といったトレンドに敏感であり、効果的な取り組みを自分の発電所に反映させていくくらいの気概でないといけないのかなぁって感じです。
D経産省に一言
今回、再エネ大量導入に向けた検討ということで非常に有意義な小委員会が運営されていると思います。本当にご苦労様です。ただ、一言言わせてもらうと、ただただ物足りないです。再エネ比率の将来目標は20%ですか? は? 他国は思いっきり再エネに舵を切っている中、20%って、低すぎです。ハワイみたいに100%でいきましょーよ。きっとできますよ。我々が本当の本気になれば。それともう一つ。足元の経産省の認定申請や電力会社との接続契約の締結プロセスが、思いっきりイケてない、という事実をご存知でしょうか?申請してから売電まで1年もかかるんですよ?名義変更だけでも3か月以上かかるんですよ?こんな稚拙な認定プロセスは無いでしょう。20年後の未来を考えることは重要ですが、もっともっと足元の課題に目を向けてそれをクイックヒットで解決するようなアクションも早急にお願いしますよ。最後に一言。後から増設とか隣接禁止とかイロイロ制約を設けてしまいましたが、それって逆に我々発電家が脱FITに向けて、精進しようとする”仕掛け”を阻害していることをご存知でしょうか?FIT期間中であっても後から隣の土地買って増設したり、高性能なパネルに変更したり、蓄電池を導入したり、我々発電家はより
ということで、またしても最後は上から目線で書きたい放題しちゃいましたが、まあ、単なる私設ブログのつぶやきということでご容赦くださいw
ということで、皆さん、やはり太陽光(特に野立て)の門は閉まる可能性は常に高まっていると思います。
引き続きガンガン行きましょう〜!
PS 経産省を後にすると、本日も原発反対のオジサンたちがスタンバってました!
いやー、本当にご苦労様です。毎回お会いするということは毎日やられているんですね。きっと。本当に頭が下がります。再エネが主役になる話が経産省内で繰り広げられているお話はご存じなのでしょうか。今回は時間が無かったのでお話しできませんでしたが、次はお話しさせてほしいと思います〜w
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