最後のアジェンダは「住宅用太陽光発電に係る2019年以降の FIT買取期間終了を契機とした対応について」です。資料はココ
論点は2つ。
(1)基本的な考え方
(2)逆潮流・計量に関する論点
(2)はちょっと技術的な話で、たぶんレアケースなんでしょうが、発電施設にFIT認定設備と非FIT認定設備が併存した場合の扱いについてです。恐らくそんなに多くないのでは、と思います。ということで、割愛(笑)
で、(1)にきな臭い話が入ってましたw
論点は、2009年に開始された余剰電力買取制度の適用を受け導入された住宅用太陽光発電設備が、 2019年以降順次、10年間の買取期間を終えることとなり、その後、どーするのか?というのがテーマですw
我々太陽光発電家としては、FIT終了後は市場価格で買い取ってもらえる。という発想がありますよね。
住宅用もそういう発想があるのかな、と思っているんですが、基本的には自家発電なり、新電力に売っていくなりするんでしょうが、資料の3ページ目の下の方に、「一般送配電事業者(=いわゆる既存の電力会社)に無償で引き受けることを要請」と書いてありますw
え?
まあ、よくよく読むと、新電力に売電をできない一部電源となっていて、例えば買取制度の終了も知らずにほったらかしておいた電源は、もったいないから東電にタダであげましょう。という形になります。
うーん、どうなんでしょうかw
例えばアントレのような目ざとい奴は、FIT終了したら1円でも高い新電力に売り出すというアクションを起こすと思うんですが、田舎のご高齢の方などは、そのまま放置しちゃう人もいるかもわかりませんw
それをタダで東電がもらっちゃうって、営業コストゼロで電力ゲット〜ですか???
うーん、どうなんでしょうかねw
再エネはコスト削減が急務、と散々言っておきながら、ある意味コスト(=利益)垂れ流してませんか?
新電力含めた競争入札制度にはできないんですかねぇ
これもレアケースならいいんですが、何となーく、レアケースではない気がしますので、我々発電家としてはちょっと加護できないお話なのかなと思います。
時間も押していたということもあるんでしょうが、このテーマ、駆け足で説明して、「はい、決定事項でお願いします!」っと議長が言ってしまい、異論、反論ナシって感じになっちゃいました。。。
よし、ここらへんで、議長!傍聴席から一言いいですか!?っと暴れてやろうと思ったのですが、秒速でつまみ出されそうなので、辞めておきました(笑)
せっかく自由を勝ち取ったのに塀の中はごめんです(笑)
えー、でもこんな大事なテーマ、15分で決めちゃっていいの???
うーん、どうりでオブザーバーに東電の社員が来ているわけだw
ということで、最後が何だかきな臭い感じがしたんですが、この小委員会で、どうやらイロイロ決まっていくようですw
簡単に言うと、我々発電家の未来が掛かっている、といっても過言ではありません。
資エネ庁の皆さんも、恐らく凄く頭の良い人がたくさん調べて時間をかけて素敵な資料を作っているとは思うんですが、なんていうんでしょうか、課題認識力というか、ディシジョンメイキングが甘いというか、原発の話に言及しない当り、個人的には非常に中途半端感が漂う小委員会であったのかな、と感じてしまいました。
とはいえ、もう、それ(=原発については言及しない)が所与のものとして、イロイロ決まって行ってしまうのも事実ですので、我々発電家はこの小委員会は引き続きウォッチをしていくべし、と感じている今日この頃でございます。
いやー、久々に文字を書きすぎて疲れました〜w
番外編も別途UPして、経産省に行ってきたシリーズを終えたいと思います〜!
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聞き捨てならない話ですね。
一般送配電事業者は電気のタダ取りを狙っているのでしょうか。
それはそれで大問題だと思いますが、新電力の買取りはこれから盛り上がってくるのでしょうか。kWhいくら位になるんでしょう?
今後の動向に注意したいと思います。