お正月は海外で過ごすことになってまして、コレから羽田に向かいます〜!
っとその前にブログも1記事書きたいんですが、最近ツイッターで呟いている件です。
太陽光業者の今後
イヤー、中々面白いテーマですよね〜。発電家にとってはw
当の業者側としては死活問題ですよね。何より、FITの門が閉じてしまったんですから。
今までは、多少FIT単価が下がろうが、設備代も下がるワケで、継続して発電所を販売していく方向感だったんですが、先の経産省の発表により、残念ながら低圧のジャンルは14円で試合終了となってしまいました。
というコトは、来年度以降は基本的には売り物がなくなるワケで、業者の仕込み済みや隠し持っている案件しか流通しない、というような状況になってしまうことは明確でございます。
そのような状況の中、太陽光業者は今後どうするべきなのでしょうか?
何もアクションを起こさなければ、即ち、シュリンクの方向に行ってしまいます。倒産ですね。
今まで散々はっぱをかけてきた営業社員、施工部、事務職員、等々、彼らの生活は一体どーなってしまうんでしょうか。コレは太陽光業者に限らず、会社が発展ないしは、現状維持でも事業継続していくという点は、個人的には経営者の最重要テーマと考えておりまして、身銭を切ってでも社員に奉仕する古き良き社長も世の中にはいるくらいというお話になります。
ただ、一方で、FITという偶然発生したミルク補給の恩恵を受けて事業発展に成功したものの、そのミルク補給がアダとなって、本来具備すべき経営戦略の立案や遂行といった重要なスキル醸成の機会を逸してしまった太陽光業者の経営層にとって、このタイミングでイキナリミルクを絶たれ、あとは自分で考えなさい、などと言われてしまうのは非常に酷なお話でございまして、当方的には多少の同情をしてしまっている今日この頃でございます。
で、かなり余計なお世話カモ知れませんが、当方的に考える、太陽光業者の今後について、勝手に考察してみましたw
FITの門が閉まった今、太陽光業者は今後どーしていくべきか、それは、、
@手持ちの物件は即刻販売停止。全て自社物件にすべし
Aセカンダリー市場のイニシアチブを握るべく、仲介サイトを立ち上げるべし
BNon-FITな野立て発電所の設立に向け、関係ステークホルダーと調整に入るべし
という、3点を提言したいと思います。
以下解説です。
まず@。コレは非常にシンプルな話です。自社仕込みの業者であれば、利回り20%はキープ可能です。短期的なキャッシュ目当てにサラリーマンなどに売ってるバヤイじゃございません。社員が大事なら、売るんではなく、やるんです。自分で。
次、A。全国に散らばっている40万以上の発電所は、そりゃ経営状況が変わったり、短期的なキャッシュ目当てで売却したいというニーズがあるに決まってます。また、FITの門が閉じた今、新規案件がなくなるというコトは中古でも買いたいというバイサイドが出てくることは必然です。つまり、セルサイド、バイサイドとも、お互い売買したいのに、今時点でその十分なインフラが確立されていないことは明らか。コレはやったもん勝ち的な状況になっているのは確実で、ノウハウのある太陽光業者がやりださなければ一体他のだれがやるんでしょうか。というお話ですね。
で、最後のB。FITというのはあくまで再エネを全国的に発展させるべく、国が考えたミルク補給となります。当然未来永劫ミルクが降ってくるワケではなく、どこかで終焉を迎えるワケなんですが、それが単純に、今、というコトでして、ようやく通常状態に戻っただけです。で、コレからの太陽光業者はFITなどには頼らず、継続して野立て発電所を作っては電力会社や新電力と交渉して、RE100の波にも乗って、時価で売っていく、という絵姿が本来あるべきであって、単純にそれを太陽光業者、事業者として遂行していく、というお話となります。
ということで、以上余計なお世話3点でございました。
当方も太陽光発電事業者の端くれとして、コノ再エネ発展に貢献してきた太陽光業者さんたちは戦友だと思ってます。その戦友たちが、FITの門の終焉とともに、バタバタと討ち死にしてく絵姿は見たくはございませんので、この記事がどこかの業者さんの何かの参考になれば幸いでございます。
繰り返しですが、低圧FITの門が閉まって、太陽光業界も終焉に向かう、、、では無くて、ようやくミルク補給から脱して、業界全体が赤ん坊から大人になっていく、という、フェーズであると理解してますので、業界一丸となって引き続き前向きに前に進んでいきましょう〜!
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※編集後記※
こんな記事を書いちゃうと、流通物件がより少なくなってしまい、マダマダ拡大を狙っているサラリーマン発電家に怒られてしまいそうですが、大丈夫大丈夫。マダマダお花畑的な業者が一定量売ってますのでソレを逃さず狙っていきましょう。それと敢えてセカンダリーを狙うというのも手です。いずれにしても目が離せない業界ですので、引き続きアンテナ立てて進んでいきましょう〜!!
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