今日は見事な秋晴れですね!
千葉の停電もほぼほぼ復旧したようで、何よりです。
さて、その千葉ですが、台風の影響で売電が止まってしまった発電所も多々あったことと思います。
太陽光発電所はパワコンを電気で動かしている関係上、停電でパワコンが停止してしまうと、即ち売電も停止する、という仕組みになっておりまして、停電期間中は休業状態になってしまう、というお話は日本全国の発電所に共通するテーマでございます。
その際に、保険(休業補償)に入っておけば大丈夫だよね、というお話があるのですが、実はそんなに甘くない世界がございます。
休業補償には以下の通り、大きく2つのカバー範囲がございます。
違いは一目瞭然。オールリスクバージョンはEとFの部分が決定的に違いまして、今回の停電については、このFが効いてくる、というお話になります。逆に言うと、簡易バージョンに入っている方は停電は補償対象になりません(アントレ保険はすべてオールリスクですのでご安心を)。
また、Fについてもう少し詳細に以下のお話がございます。
「不測かつ突発的な事故に起因して保険の対象と配管または配線により接続している敷地外ユーティリ ティ 設備(注)が損害を受け、その機能が停止または阻害されたことにより 、電気、ガス、熱もしくは水道の供給または電信 ・ 電話の中継が中断または阻害されたこと」
要は、自分の発電所以外の部分に損害があって、それを起因して休業したケースも補償しますよ、というお話ですね。
ちなみに、上記の(注)の部分は以下となります。
(注 ) 次のア〜オに該当する事業者の占有する電気、ガス、熱、水道または電信 ・ 電話の供給 ・ 中継設備 およびこれらに接続し ている配管または配線をいいます。 ただし 、 日本国内に所在するも のにかぎり ます。
ア. 電気事業法に定める電気事業者
イ. ガス事業法に定める ガス事業者
ウ. 熱供給事業法に定める熱供給事業者
工. 電気通信事業法に定める電気通信事業者
オ. 水道法に定める水道事業者および水道用水供給事業者 なら びに工業用水道事業法に定める工業用水道事業者
上記の通り、アとエが東電と電柱等を管理する東電パワーグリッドに該当する、ということになりますね!
ということで、皆さんよろしいでしょうか。
一口で休業補償といっても、保険によっては補償になる範囲が異なってきます。皆さんの発電所がどういう保険に入っているのか、どの範囲が保証されているのか、今一度ご確認のほど、よろしくお願いします。
当保険事務所では太陽光発電家の皆さんに最適な保険をコンサルさせていただいております。
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※編集後記※
温暖化の影響で日本は今後自然災害が多くなってきますからね。保険料はドンドン上がっていってしまうと思います。10月以降はすべての保険会社の火災保険が値上がってしまいますが、今後はもっともっと上がっていくかも、です。皆さん、入るならなるはやですよ〜!
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