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2019年04月03日

自分の存在意義

新しい学年に入った。
「若手の先生たちをよろしくお願いします。」
学年主任のM先生に、にそう言われた。
思えば、彼女とは七年前に一緒に学年を組んだ仲だ。
私と、その学年主任以外は、すべて二十代という若い学年だ。

内示が出たとき、
「本当に助かる〜。」
と、言ってくれたのもM先生だ。

本当に辛いときに助けてくれる、頼りがいのあるおっかさん的存在。

M先生の話を聞いていると、「私にも、何か役に立つことがあるのかな。手助け、しなくちゃ、な」、という気持ちになった。

今日は新年度最初の出勤日。
一日中打ち合わせが続き、途中座席替えも行われた。
見れば、LANケーブルがボロボロだ。
端子の部分がケーブルから取れそうになっているものが多い。

「丹澤先生、このケーブル大丈夫ですか?」
「大丈夫でないけど、今は在庫がないから、そっと動かさないで使ってて!」

普段は抜き差ししないLANケーブルだが、ひっぱったり、時折のケーブルの抜き差しにより、激しく劣化してしまったようだ。

このところ校内ネットワークの調子が悪く、そんなことがあると、ケーブルの抜き差しを行う人もおり、結局、破損を早めることになる。

人は、自分の存在意義が認められない組織では生きてはいけない。

学校現場のみならず、「自分が必要とされる人間である」、ことを、自分自身が認識できなければ、その組織では仕事を続けることはできないものだ。

「私もちょっとは役立つことがあるのかな…。」

そんな些細な思いが、毎日のモチベーションを上げていく。

「始業式前に、学年で昼食会をします。丹澤先生も大丈夫ですね?」

有無も言わせぬ勧誘である。

「練習日程が…。」
というと、部活の予定まで調べ、調整してくれた。

「学年は一つの家族だと思っていますから…。」
その言葉の裏には、「一人でも欠けることは嫌なのです」、という思いが隠れている。

明日からは定時出勤。
夜更かしが続いた老骨に鞭打って頑張るとするか…。












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