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2020年11月06日

作り笑顔

久しぶりに高3のY君と会った。
声を交わしたのは、一ヶ月ぶりくらいだろうか…。

Y君は私を見るなり言う。
「死にそうな顔ですね…。」

ちょうど私が6時間目の中3の授業のために、特別教室に移動している時のことだ。

「大丈夫ですか。疲れているんですね…。」

ああ、私はそういう姿を生徒たちに見せてしまっているのか…。

確かに午後は疲労が蓄積している。
中3の授業は楽しいので、授業に行くことが疲労をさらに倍加させるという訳でもない。
どちらかと言えば、生徒たちからパワーをもらっているのが現実だ。
だが、ふとした私の油断が、表情に出て、その姿を見た生徒を心配させたのだ。

教師(指導者)たるもの、いついかなるときも元気な姿を見せなくてはならない。
たとえその姿がつくり笑顔であったとしても、彼らに不安感や心配を与えてはいけないのだ。

このところ、私自身、仕事中に「ふー」とため息をつくことがある。
「あぁ、疲れたな…」という思いを、頑張って口に出さずにいるものの、ふと、大きくため息が出る。
体力が急激に落ちているのだろうか。

もうすこし身体を鍛えなければ、いい仕事はできないのだろう。

「自分の生きる道は、なかなか見えないかも知れません。でも、今与えられている部署で全力を尽くしてこそ、道が拓けるのだと思います。あれこれ悩んでも、絶対に見えてきません。」

今朝の朝礼で、校長が熱く語っていた。
ここ数年、私はこの職場で全力ではないように思う。
心の中ではカウントダウンを始めているのかも知れない。

もちろん、そんな中でいい仕事ができる訳もなく、基本的に静かに過ごしているのだが、時に「老害」をまき散らしているのだろう。

11月になって、高3の受験生たちも、焦る気持ちを抑えつつ、勉強に勤しんでいる。
そんな折、教師たる者、やはり明るく爽やかな笑顔で接するべきなのだろう。

たとえ作り笑顔でもいい。
いつしか、それが本物の笑顔になる日を目指して、精進し続けなければなるまい…。

「ふー」と大きなため息をつくのは、誰も見ていないトイレの大きな鏡の前だけにしよう。
その醜い姿を見て、「もうため息をつくのはやめよう… 」、と思えるかも知れないから…。




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