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2018年10月20日

駅伝本番

今年も駅伝がやってきた。
写真撮影の特権で、少し遅れて会場に着いた私は、各校のテントを回った。
知り合いの先生や、お世話になっている校長先生に挨拶をするためだ。

ひと通り、挨拶を終えたとき、同じ市の学校の先生に声を掛けられた。
「市内駅伝では、先生の学校、すごかったですね…。どんな秘策を取ったんですか? それに試走の時も、みんな元気があって、とても気持ちよかったですよ。」

ありがたい言葉だ。
生徒はもちろん、駅伝の監督の先生や、試走の引率の先生たちも頑張ってくれたということだ。

当初、私の学校が駅伝に参加して、一番喜ばれたことは、
「これで、ビリにならずに済む。」
と、よその学校の先生に思われたことだ。新参の学校が入ってくれるなら、自分たちの学校の最下位は免れるだろう、という思いだ。
しかし近年、私たちの学校は、上位にこそほど遠いが、決して最下位にはなっていない。

他校のような長い練習期間もない。
朝練も、昼練もない。
唯一、協力する部が一丸となって、自分たちの活動をすべて投げ捨てて、駅伝練習に参加しているだけだ。

トップ校の、一般の部よりも早く走ってしまう、全国入賞クラスの学校はさておき、
「同じ中学生なのだから、そんなに差をつけられてたまるか。」
という思いもある。

さて、試走をサボった中2の選手だが、どうやらきちんと謝罪ができたようで、今朝はちゃんと参加していた。
うち一人は、昨日も練習に参加していなかったので、
「残りの二人は、きちんと謝って、連れて行ってもらうことになったんだよ。君はどうするの?」
と、プレッシャーを掛けておいたのだ。やればできるじゃないか…。

毎年、「来年は、もっと沢山の生徒を連れて駅伝に参加したい。」と思う。今年は去年よりは増えたので、来年はもっと増やそう。授業をやめて、中学校全員で応援に行ったっていい。
なんと言っても、この地区で、唯一全部の学校が参加する一大イベントなのだから…。

「僕は授業があるから、行けないよ。」
と、今日も応援に来なかった校長も、来年は、否応なしに巻き込んでしまおう。

少し色づいた公園内の駅伝コースに、爽やかな青春の風が吹き抜けた。




















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