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<プロフェッショナルマネージャー> ハロルド・ジェニーン 2/2







著者が経営者であった時のITTは非常に巨大な企業として成功を収めていました。

しかし、その後のITTの分解・事業売却を考えると、経営者の判断、手腕によって企業が大きく変化することも感じられます。


著者のいう「リーダーシップを伝授することはできない」という言葉に後継者教育の難しさを感じました。




前回に引き続き、印象に残ったポイントをお伝えします。




<経営者を中心に印象に残ったこと>


企業経営の本質とは、ひとつの対応がうまくいかなかったら次の対応を、そしてまた次の対応を、目標に達成するまで試み続けることである

真の「マネージャー」とは、上記のことができる者のことを言う

経営者とはそうして結果を挙げなくてはならない者である




世の中には、「目標をなんとしてでも達成する経営者」と「自分の力を超えた力が働いて達成できなかった(と自身が考える)犠牲者」の2つに分かれる




リーダーシップを伝授することはできない。それは自らが学ぶものである




リーダーシップが発揮されるのは言葉ではなく、態度と行為によってである

重要なことは誰が正しいかではなく、何が正しいかである




会社を統率する人間は人々が経営者・経営陣のために働いてくれていると考えてはいけない


人々は、経営者・経営陣と一緒に、自分自身のために働いていると考えなければならない





経営幹部(エグゼクティブ)の仕事は何から何までを行なう雑然としたものである。机の上が綺麗なプロフェッショナルマネージャーはいない




人は失敗から物事を学ぶ。成功から学ぶことはめったにしない



<プロフェッショナルマネージャー> ハロルド・ジェニーン





ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正社長に「僕の経営は甘い」と言わせた一冊です。

著者であるハロルド氏はITTという電話通信機器の有力メーカーを製造業、保険業、ホテル・娯楽業などを運営する世界最大規模のコングロマリット(巨大複合企業)を作り上げた経営です。

その経営者が自らの手腕について書いています。



英語のmanage(マネージ)を日本語に翻訳すると、その中に「なんとかして○○する」とあります。


まさしくマネージャー(マネージする者)とは、

目標を達成するために、様々な手を打ち、
一つの方法が駄目ならば次の方法、その方法も駄目ならば、また別の方法・・・

と、とにかく「なんとかして目標を達成する」ということのプロフェッショナルだと感じる一冊です。


会社経営の仕方や経営者として持っていなければならない資質について多くのことを学ばせてくれる一冊です。



印象に残ったポイントは以下のとおりです。


<経営を中心に印象に残ったことについて>


ビジネスはセオリーで経営できるものではない

経営理論によって経営しようとした経営者は見たことがない

経営理論によって経営を成功させた経営者も見たことがない

どんな理論も複雑な問題を一挙に解決してくれることはありえない

ビジネス理論は流行のように現れては消えていく

論理や技術は「助け」となることもあるが、人々はそれに寄りかかりすぎる傾向にある

経営のコツは「目を離さないこと」である



ビジネス経営はゴールを決めてそこへ到達するためにできる限りのことをするものである



ビジネスの世界では「金銭」と「経験」で報酬が支払われるが、まずは「経験」をとること



どの会社にも二つの組織がある
1.いわゆる組織図
2.そこに所属する人々の日常の関係



企業では重要な情報が命令系統をさかのぼっていくうちに「やむを得ず」要約される。
が、その要約によってトップは「本当に」現場を知ることができなくなる



「びっくりさせるな!」
びっくりさせられることの99%は良くないことである
問題は早期発見、早期対処しなければならない




「事実」は得がたいものである

・表面的な事実(一見事実と見える事柄)
・仮定的事実(事実とみなされていること)
・報告された事実(事実として報告されたこと)
・希望的事実(願わくば事実であってほしい事柄)

上記のような「真実」とは異なる「事実」が、会議では多く報告されている



真実たる事実を得るための自問すべきこと
・それは本当に事実なのか?
・それは揺るがすことができない事実か?



困難な決定は組織を先頭に立って導く者によってなされる
ゆえにあらゆる組織は導く者の性格や個性を反映したものとなる



過失は恥ではない。ビジネスにはつきものである。
しかし、重要なのはそれから学び、なすべきことをすることである。

<コーチングの神様が教える「できる人」の法則> マーシャル・ゴールドスミス (2/2)





前回に引き続き、印象に残ったポイントは以下の通りです。




わが身を振り返るためのフィードバック

・人があなたについて何気なく言うことをリストにまとめる

・家庭を見る




「職場での悪い癖は家庭内では消える」ということはない


誰もが変わることができる。しかし、変わりたいと思わなければ変われない



「ありがとう」と感謝の言葉を言う



矯正するためのアイデア
・結果を金銭に変える
例:下品な言葉を使ったら罰金を取る




謝罪は人間関係を回復するための最高の行動である

謝罪の言葉には失敗を正当化するような余計な一言をつけてはいけない

謝罪はなるべく早く済ませてしまうことが良い




他人から学べるかどうかはいかに聞くことができるかによって決まる




聞き上手になるための3つのポイント

1.話す前に考える
会話では自分が何をどうやって話すかによって相手に「この人はどんな聞き手か?」を判断される
そのために話す前に話すことを考えておく必要がある

2.敬意を持って話を聞く
会話では相手に「この人は人の話を真剣に聞いているのか」を判断される
そのために相手の話に耳を傾けている姿勢を見せる必要がある

3.反応するときには常に「言う価値があるか」と自問する
会話では相手に「この人の話は聞く価値があるか」を判断される
そのために発言する前に自問する必要がある




自分が話したいと思う気持ちを抑えることで相手との会話がうまくいく

そのためのちょっとした戦術
・相手の話を聞く

・相手の話を途中で話をさえぎらない

・相手の話を引き取って自分が話してしまうことをしない

・「そのことは知っている」とは言わない

・「いいえ」「しかし」「でも」とは言わない

・相手が話している間は注意をそらさない

・あなたがいかに賢いかを印象付けようと躍起にならず、相手が「あなたに私がいかに賢いかを印象付けることができた」と思わせるようにする






部下の扱い方で注意すべきこと
・部下は自分と全く同じであるべきと考えてはいけない

・自分自身に問題がないと思っている人を変えようとするのはやめる
(時間の無駄)

・組織のために誤った戦略を推し進める人を変えようとするのはやめる
(却って誤った戦略の推進を助長する)

・その職につくべきでない人を変えようとするのはやめる
(変えようとすれば周りの人々を不幸にする)

・自分以外のみんなが問題だと考えるような人を変えようとするのはやめる
(自分は問題を抱えていると考えない人を助けるのは難しく、他の誰かが問題を抱えていると考える人を直すのは不可能である)






自分を変えたいと思うならば、「今」しかそのときはない。




<コーチングの神様が教える「できる人」の法則> マーシャル・ゴールドスミス (1/2)






エグゼクティブ(経営幹部)がCEO(最高経営責任者)になるために「コミュニケーションにおける悪い癖」を改善しなければならないということが書かれた一冊です。


本書では20の悪い癖を挙げられているが、経営幹部でなくとも、この20個の何かに心当たりがあると思います。

この悪い癖を自覚するということだけでも、大いに価値はあることだと思います。


経営幹部でなくとも自分自身の悪い癖を改善することで仕事上でも家庭内でもコミュニケーションがよりよいものになれば人生は充実します。

あなたがコミュニケーションに悩んでいるならば、自分のふるまいを振り返ってみるためにも一読していただきたい一冊です。



印象に残ったポイントは以下の通りです。


悪い癖を改善することに大きな注意がはらわれていない背景

・組織の業績評価システムは何かを完璧に成し遂げたときにだけ認める仕組みになっている

・良いことをすれば評価されるが、悪いことを止めても評価されることはない

・目に見えない功績で多くの時間を使ったり、考えたりすることは許されていない



リーダーシップにかかわる20の悪い癖

1.極度の負けず嫌い

2.どんなことにでも何か一言を口出しして付け加えようとする

3.他人を評価したいがために、良し悪しの判断を下す

4.自分を切れ者で機知ある人と見られたいがために、人を傷つけるコメントをする

5.否定的な言葉を使いすぎる。「いや」「しかし」「でも」で文章をはじめる

6.自分が以下に賢いかを話す

7.腹を立てているときに話す

8.頼まれもしないのに否定的なこと、考えを他人に吹き込もうとする

9.情報を教えない。情報を他人と共有しようとしない

10.他人を認めない。賞賛し褒賞を与えることができない

11.他人の手柄を横取りする

12.言い訳をする

13.過去にしがみつく

14.えこひいきする

15.間違いを認めない。自分の行動が他人にどう影響したかを認めることができない

16.人の話を聞かない。職場の人に対して敬意を払わない

17.感謝の気持ちを表さない

18.八つ当たりする

19.責任回避する

20.「私はこうなんだ」と言い過ぎる。欠点をまるで長所のように言う。



これら悪癖は独立しているのではなく、関連しているものも多い。


この20のリストからもっとも深刻なものを1つ、あるいは2つほど選び出してそれを直す。



21番目の癖
21.目標に執着しすぎる。自分の目標達成に夢中になるあまりにさらに大きなミッションを犠牲にしてしまう



<「書く」マーケティング> 堀内伸浩 (2/2)






昨日に引き続き、印象に残ったポイントは以下の通りです。





キャッチコピーの書き出しパターン

・ホンネ告白型
例:「もうやめよう。何百回この言葉を飲み込んだことでしょう・・・」


・不安先出し型
例:「広告を出しただけでお客さんがわんさかやってくる!? そんなウマイ話があるものか!」


・お客さんの声紹介型
例:「もう、○○なしの生活は考えられません。すごく良かったので思わず母に電話しちゃいました」


・質問・問いかけ型
例:「○○と××。あなたならどちらを選びますか?実に約80%の方々が○○を選ぶと答えています」


・提案型(ターゲットが絞られている場合)
例:「○○でお困りのあなたに私達から一つの提案があります。それは・・・」



どうやってコピーを書けばよいのか
・あなたが読んだコピーの中で良いと思ったものの構成をそっくりそのまま真似してしまう

・そのお手本の商品紹介部分や特典部分、お客様の声などを自社のものと差し替えてしまえばよい



メール文章の書き出し集(読み手に「えっ、何が?」と気にさせる書き出し)
「こんなことがあっていいのでしょうか?」「がっくりです」「びっくりです」
「いやぁ、まいりました」「ついに、できました」「大変なことが起こりました」
「もう限界です」「助けてください」「意外でした」「そっ、そんなばかな・・・」


<「書く」マーケティング> 堀内伸浩 (1/2)




まえがきに書いてある言葉にこうあります。

プロ顔負けのキャッチコピーがかけるようになる本ではなく、
わかりにくい文章や読みにくい文章を書いている人がわかりやすいキャッチコピーを書くための本です。


この言葉の通り、マーケティングの中でもコピーライティングについて書かれた本です。
難しいテクニックが書かれているわけではなく、基本的なことがマニュアルのように順序立てて書かれています。


「どんなに良い商品やサービスであっても、それがお客さんに伝わらなければ、それらはないものと同じです」

あなたが商品やサービスを上手く伝えることに悩んでいるならば一読の価値ある一冊です。



印象に残ったポイントは以下の通りです。



そこそこのキャッチコピーを書くための7つのポイント

1.セールスポイントをピックアップする
セールスの対象となるモノ・コトについて次の視点で特長がないかを考える


1−1.誰が?
開発者、発案者に関する特長


1−2.いつ?
時間、時期に関する特長


1−3.どこで?
場所に関する特長


1−4.何を?
商品・サービスそのものの特長


1−5.なぜ?
商品・サービス誕生の理由や経緯


1−6.どのように?
製法などに関する特長


1−7.いくらで?
価格に関する優位性



2.ターゲットを明確にする
例:仕事帰りのビジネスマン(ターゲット)



3.ターゲットにあったセールスポイントを絞り込む
例:他店に比べて夜遅くまで営業していること(セールスポイント)



4.読み手の心をどのようにしてつかむかを考える

読み手の心をつかむための7つの法則

4−1.「エッ?」の法則
矛盾する二つの事柄を並べたり、常識に反することなどを書くことで、読み手が気になるようにする
例:マズイッ、もう一杯


4−2.「ドキッ!」の法則
読み手が「これって私のことではないだろうか?」という「ドキッ!」っとさせるメッセージで読み手が気になるようにする
例:あなたは○○料を払いすぎていませんか?


4−3.「ン?」の法則
知らない言葉や知られていない事実などを使って読み手の興味・関心を引く
例:ご存知でしたか?○○が××だったということを。


4−4.「ヘェ〜」の法則
人気があることを伝えて読み手の興味・関心を引く
例:当店人気ナンバー1商品です


4−5.「ホンネ」の法則
「ここだけの話なんだけど・・・」というように敢えて本音を出すことによって読み手の興味・関心を引く


4−6.「ナンバー」の法則
キャッチコピーに数字を入れることで読み手に強い印象を与えて興味・関心を引く
例:1杯19円


4−7.「キーワード」の法則
読み手をそそる言葉を使って興味・関心を引く
例:裏技、秘密、魔法、奇跡、手軽、簡単、ここだけ、秘伝、限定、特別


5.語呂・リズム感をチェックする
七五調は耳に残りやすい


6.キャッチコピーは一つである必要はない。メインとサブの二本立てで良い

メインコピー:エッ!○○がたったの××円?
サブコピー:この価格が実現できたのは、△△のおかげです。


7.第三者のチェックを受ける
キャッチコピーは自己満足ではいけない。
「私が創ったもの」とは言わずに第三者から本音が聞けるようにしてチェックを受けた方が良い


<成功したければ、自分を変えるな!> 寺田和子 現代書林 1,365円






自己啓発本の一種です。

以前に、「成功するのに目標はいらない!―人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方」という本を紹介しましたが、これも今までの自己啓発本とは異なった一冊です


成功するのに目標はいらない!―人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方」では、

「ビジョンを持つ」ことによってうまくいく「ビジョン型」と、
自分らしさを追求することによってうまくいく「価値観型」という2つのタイプがあることを伝えているところです。



これに対して本書では、

「考え方や感じ方を変えなさい」と言われても容易にできるものではない
内面を変えようと思ってもそれを変えることはできない

ということを伝えている点がとても新鮮に感じられた一冊です。


今まで色々なことを頑張ってもうまくいかなった人、今の自分に悩んでいる人に一読していただきたい一冊です。



アマゾンキャンペーンも行われます → http://www.pshonin.com/p/?pc=eq6sl4n644



印象に残ったポイントは以下の通りです。



「あなたの考え方や感じ方を変えなさい」と言われても容易にできるものではないし、それを無理やりやろうとすれば、かえって今の自分を否定的な目で見てしまうことになる



現実の成功者は「自己変革」など考えたこともない人たちである



本を読んだり、セミナーに参加しても期待通りにいかなかったケースが圧倒的に多い



成功した人が幸せになれるのではなく、幸せな人が成功できるのである



「世の中のせいだ」と考える人と「自分の能力がないからだ」と考える人、
そのどちらともが人を幸せにしない考え方である



物事がうまくいく秘訣:事実と感情を切り離す
「自分の内側の思いや観念」と「外側の事実」を分けて認識すること



成功法則のカギ
1.内(感情)と外(事実)の区別をする
2.考え方や感情は変えようとしても変えられない、ことを認識すること
3.自分は変えられないし、変える必要もない、ことを認識すること(変わらないのではなく、変えられない)
4.今の自分を認め、受け入れること



何かを変える努力をするのは「内側」ではなく、「外側」に向かって行なうこと
自分を考え方や感情を変えようと努力するのではなく、外側にある技術などを磨くように努力する



「マイナス思考は駄目だ。プラス思考で考えよう」と自分に言い聞かせるプラス思考はかえってマイナスに働く



成功に必要なことは人間関係を整えること
両親に対する感情などが歪んでいるとそれが他の人間関係にも影響する

<フリーエージェント時代の到来> ダニエル・ピンク (3/3)





昨日に引き続き、印象に残ったポイントは以下の通りです。




フリーエージェント時代と万年臨時社員

・自由と独立は不安と不安定の裏返しである

・フリーエージェント社会は楽園とは程遠い

・フリーエージェントという労働形態は劣悪な労働条件を生み出す

・ただし、劣悪な労働条件を強いられる者は需要ある技能をもっていない(もしくは労働市場における交渉力を持っていない)





時代の変化(需要と供給)

・平均寿命の伸び、生活水準の向上

・高齢者の就労意欲(定年後も働き続けたいという意思)

・高齢者は自分の好きなように働きたいと思っている

・ベビーブーム世代が引退すると労働者数が足りなくなってしまう





フリーエージェント時代は引退する者は減るが、フリーエージェントとして働くものが増える。
特にインターネットを使って仕事を探し、働く。




フリーエージェント時代は学校での義務教育が次第に廃れていく

その代わりに在宅教育といった形態・価値観が現れ、非公式の自発的な学習の価値が高まる

勉強するものは大人になっても独力で勉強する

大学の学位の価値が下がる

<フリーエージェント時代の到来> ダニエル・ピンク (2/3)






昨日に引き続き、印象に残ったポイントは以下の通りです。



新しい価値観としてのフリーエージェントの生き方
・重要なのは安定より自由や自己表現である
・フリーエージェントの労働倫理は、「自由」「自分らしさ」「責任」「自分なりの成功」である




時代はピーターの法則からピーターアウトの法則へ

ピーターアウトの法則:昇進するにつれて仕事が楽しくなくなり、やがて優秀な人材は会社を出て行く

ピーターの法則:階層社会の構成員は自分の能力を超えた地位まで昇進する(そして無能な地位に就く)




フリーエージェントのヨコのつながりの意図は、「あなたがいつか力になってくれると思うから、いまあなたの力になろう」である。
これは賢い利己心であり、「汝の欲するところを他人になせ」に通じている




フリーエージェント時代は、これまでの「仕事か会社か」という二者択一から、「仕事と会社のブレンド」という価値観になっている

<フリーエージェント時代の到来> ダニエル・ピンク (1/3)






時代とともに価値観は移り変わっている。。。そんな時代の変化を働き方という視点で捉えた一冊です。


タイトルに「フリーエージェント」とあるように会社にとらわれず「自由」に働く人々の姿を文化として分析した一冊です。

働く目的の中心がお金でなくなりつつあることや組織とのタテのつながりではなく、
人とのヨコのつながりで仕事をするなど、フリーの文化的な特徴が紹介されています。



この本はアメリカ社会を描いたものですが、
格差社会、ニート、非正規雇用などの新しい言葉が生まれている日本にもあてはまります。

ノウハウのような要素はありませんが、時代の変化を考えさせられる一冊です。



印象に残ったポイントは以下の通りです。



フリーエージェントとして働くという価値観、働き方が浸透しつつあり、
組織の中の人間という仕組みが前時代の遺物になってきている

誰もがフリーエージェントを歓迎しているわけでなく、
万年臨時社員化の拡大という暗い面もある

しかし、好むと好まざるとにかかわらず、フリーエージェント化が進んでいる



フリーエージェント時代による価値観
・経済的成功の最大評価が収益・成長とは限らない

・ある年齢に達した人は退職して一線を退くとは限らない



フリーエージェントの3区分
フリーランス:意図したフリーエージェント
臨時社員:意図しないフリーエージェント
ミニ起業家:インターネットを使って自宅で商売を始めた者


臨時社員は、
「効率優先の企業や派遣会社」と「本人の意欲や能力の欠如」によって経済の下層に位置している

ただ、臨時社員の中でも一部の専門技術を持った者は正社員以上の収入を得ている



フリーエージェント社会到来の背景
1.従業員が忠誠と引き換えに会社から安定を保障してもらうという関係の崩壊
2.富を生み出す生産手段が個人で所有できるようになった
3.生活の糧を稼ぐことだけが仕事の目的ではなくなった
4.組織の寿命が短くなり、人々は勤め先よりも長く生きるようになった



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