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<「書く」マーケティング> 堀内伸浩 (1/2)




まえがきに書いてある言葉にこうあります。

プロ顔負けのキャッチコピーがかけるようになる本ではなく、
わかりにくい文章や読みにくい文章を書いている人がわかりやすいキャッチコピーを書くための本です。


この言葉の通り、マーケティングの中でもコピーライティングについて書かれた本です。
難しいテクニックが書かれているわけではなく、基本的なことがマニュアルのように順序立てて書かれています。


「どんなに良い商品やサービスであっても、それがお客さんに伝わらなければ、それらはないものと同じです」

あなたが商品やサービスを上手く伝えることに悩んでいるならば一読の価値ある一冊です。



印象に残ったポイントは以下の通りです。



そこそこのキャッチコピーを書くための7つのポイント

1.セールスポイントをピックアップする
セールスの対象となるモノ・コトについて次の視点で特長がないかを考える


1−1.誰が?
開発者、発案者に関する特長


1−2.いつ?
時間、時期に関する特長


1−3.どこで?
場所に関する特長


1−4.何を?
商品・サービスそのものの特長


1−5.なぜ?
商品・サービス誕生の理由や経緯


1−6.どのように?
製法などに関する特長


1−7.いくらで?
価格に関する優位性



2.ターゲットを明確にする
例:仕事帰りのビジネスマン(ターゲット)



3.ターゲットにあったセールスポイントを絞り込む
例:他店に比べて夜遅くまで営業していること(セールスポイント)



4.読み手の心をどのようにしてつかむかを考える

読み手の心をつかむための7つの法則

4−1.「エッ?」の法則
矛盾する二つの事柄を並べたり、常識に反することなどを書くことで、読み手が気になるようにする
例:マズイッ、もう一杯


4−2.「ドキッ!」の法則
読み手が「これって私のことではないだろうか?」という「ドキッ!」っとさせるメッセージで読み手が気になるようにする
例:あなたは○○料を払いすぎていませんか?


4−3.「ン?」の法則
知らない言葉や知られていない事実などを使って読み手の興味・関心を引く
例:ご存知でしたか?○○が××だったということを。


4−4.「ヘェ〜」の法則
人気があることを伝えて読み手の興味・関心を引く
例:当店人気ナンバー1商品です


4−5.「ホンネ」の法則
「ここだけの話なんだけど・・・」というように敢えて本音を出すことによって読み手の興味・関心を引く


4−6.「ナンバー」の法則
キャッチコピーに数字を入れることで読み手に強い印象を与えて興味・関心を引く
例:1杯19円


4−7.「キーワード」の法則
読み手をそそる言葉を使って興味・関心を引く
例:裏技、秘密、魔法、奇跡、手軽、簡単、ここだけ、秘伝、限定、特別


5.語呂・リズム感をチェックする
七五調は耳に残りやすい


6.キャッチコピーは一つである必要はない。メインとサブの二本立てで良い

メインコピー:エッ!○○がたったの××円?
サブコピー:この価格が実現できたのは、△△のおかげです。


7.第三者のチェックを受ける
キャッチコピーは自己満足ではいけない。
「私が創ったもの」とは言わずに第三者から本音が聞けるようにしてチェックを受けた方が良い



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