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<「私、そんな人じゃないのに」とずっと思ってきた人のための本> 生月誠





タイトルが気になって手に取りました。
これまでの職場などで、明るくコミュニケーションがうまく取れている人と卑屈でコミュニケーショントラブルをいつも起こしている人がおり、かねがねこのコミュニケーションがとれる人ととれない人の差は何だろう、ということを不思議に思っていました。

本書ではその原因が書かれており、原因を克服することで「本当の自分」をより伝えられると思います。
「他人の思っている私」と「本当の私」のズレとその対処方法が解き明かされている一冊です。



印象に残ったポイントは以下の通りです。


「本当の私はこういう人なのに」というのは客観的ではなく、主観でそう思っているにすぎない



「親のしつけ方が悪い」や「幼児期の環境が悪い」といった、いまさら変えようがないところに原因を求めても意味はない



コミュニケーションが上手くできた時(あるいはコミュニケーションが無難にできたとき)のことを何回も思い出す



人との接し方が上手い人と下手な人を比べる



鏡の前で自然に振る舞う練習をする



「○○すべきだ」といった考え方をやめて、「とりあえず○○してみよう」に変える



雑談をするための最初のステップは「雑談はくだらない(価値のないこと)」と思うことをやめること

「いや、別に」といった口癖を持つ人は要注意。口癖をやめるように努めること



大事な場面で緊張してあがってしまうときには、その場面で行なった方が良いことではなく、事前に行なった方が良いことを考えて準備する



話し方や表現の仕方よりも「その話をしている場面・情景をイメージできるか」が重要である
イメージができなければ続く言葉が出てこない

様々な会話で「話題に上ったことについてイメージできること」が大切
イメージできない、あるいはイメージが浮かびにくいとなかなか言葉が出てこない



論理的な人ほど「面白くない人」に見られやすいのは、論理的な人ほど、会話の内容をイメージできない、あるいはイメージが浮かびにくい傾向にあるためである



イメージできない、あるいはイメージが浮かびにくい人は「海を思い浮かべる」など、誰にでも想像できることからイメージトレーニングを始める


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