2011年03月04日
(セミナー)<持続的成長を可能にする「思考プロセス」> 疋田文明
先月のことですが、元気な会社の元気な経営などの著書を持つ疋田氏のセミナー(講演)に参加してきました。
このセミナーで初めて疋田氏を知ったのですが、ホームページを拝見したところ、
日本交通公社(現JTB)勤務後、企業経営者を対象とした各種セミナーの企画・運営会社、新しい経営者像の会(理事長・石山四郎)を経て、1979年に「竹村健一未来経営研究会」を企画設立し事務局長に就任。1986年に竹村健一氏のもとから独立するまでの間、一貫して経営者を対象とする勉強会の事務局を務める。
独立後は、フリーランスのライターとして、企業経営、地域活性化の現場を歩き、当事者に直接取材し、なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかを分析、原稿にまとめるという仕事を中心に活動。
10数年前からは、取材体験をベースに、企業経営、小売業経営、商店街活性化、地域開発等々をテーマに、講演する機会も増え、これまでに1500回以上。
現在、『元気塾』(経営者を対象)と『実践経営塾』(これから経営を担う人が対象)を主宰し、元気印の企業が増えることを願って活動中。
といった経歴をもっており、中小企業の事例には非常に詳しい方です。
大逆転のブランディング どん底から成長した13社に学ぶでもお伝えしたように、成功事例ばかりにとらわれてしまうのはよくないことですが、他者の視点での話を聞くと色々なところで勉強になります。
印象に残ったポイントは以下の通りです。
従業員満足を高めなければ顧客満足には至らない
売上目標を立てて、それから経費や利益を考えるよりも
従業員給料の目標を立てて、それから売上や経費を考えた方が従業員満足につながる
同業者の成功事例よりも同業者の失敗事例に学ぶ方がいい
大学で学んだことはほとんど仕事の役には立たない
仕事が仕事の仕方を教えてくれる
ただし、漫然と仕事をやるのではなく、問題意識を持って仕事を見ること
いわゆる「観察力」が求められる
観察は定点観測や時系列観測など基準を決めて行なう
次の3つの力が持続的成長を可能にするための支えとなる
・観察力と想像力が先見性(何かの前兆を見つける力)を養う
・データ収集をし、それを分析にする計数観念を身につける
・座学と仕事から学習し、知恵や思考力を身につける
貞観政要など、中国の古典は今の経営にとって役に立つ本である
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント