(7月24日のつづき)
私は、
人生150年と信じています。これからの医療は目覚ましい発展があると信じています。
それぐらいは可能だと信じています。
そう考えると私はまだ人生の三分の一程度です。
これから残りの人生を生き抜くためには常に学びの精神が必要です。
これからも、色々な分野の人達と関わりを持って生きたいと思っています。
これを私は、相互作用と思っています。
私も刺激を受け、そして、相手にも刺激を与える。
それは、世の中を良くしていく連鎖反応。
私の今の目の前の目標は、
この様な環境や場を作っていくことでしょうか。
特にアーティストの発表の場を作っていけたらと思っています。
さて、ブログのタイトルでもありますが、
見ているものが見えるようになるには、
どうしたら良いでしょうか。
それは、
あきらめずに続けていくことだと私は思います。
常に何が大切かを忘れないようにする。
迷ったら基本に戻るようにしてます。
さて、介護の仕事からは多くの貴重な経験をさせて頂きました。
お一人お一人の方から色々なお話を伺いました。
それらの記憶は、今後の作品制作にも影響を与えることでしょう。
他の人から聞いた話しは、
その話しをした人が誰だっだのか忘れてしまっても、
情報としてその人の記憶に残ります。
記憶の情報は、伝達していく中で加工されたりしますが、
確実に伝わって行きます。それは、
その情報によって人の心に変化をもたらすからです。
人は、死んでも、伝えた人にその記憶が残っているのなら、
その人の中で生き続けることでしょう。私は、介護の実習でデイサービスに行った時、
窓際で1人外を眺めている女性利用者さんと話しをする機会がありました。
利用者の人数が多いせいか、
スッタフが一人一人ゆっくり対応できないため
手の掛からない利用者に関しては放ったらかしにされている感じでした。
介護現場の現状では一人一人ゆっくり対応することは難しいことです。
私は、彼女に戦時中の話しを聞きました。
どうしてそんなことを聞いたのか覚えていませんが、
恐らく戦時中の話しが一番記憶に残っているだろう
と勝手に判断していたのかもしれません。
私は、彼女に戦時中のしかも楽しかったことをたずねました。
疎開先の工場で働いていたそうです。
寮の様な共同の宿舎での生活でしたので、
休みの日でも門限が決まっていたそうです。
ある休みの日に友達と街に遊びに出掛けたものの帰り道に迷い、
通りすがりの人に道を聞きながら門限に間に合うように必死で走ったそうです。
小さなハプニングも過ぎてしまえば笑って話せる思い出になります。
その時の出来事が今でも記憶に残っているとおっしゃっていました。
彼女の名前も何処の出身かもわすれましたが、
生き生きと話してくれた彼女の話しは、私の心に残っています。
こうして
私が話すことでこの情報は他の誰かに伝わることでしょう。
私が、関わった利用者さんとの記憶を共有することで
私を含め皆の心の中で生き続けることでしょう。
新しい情報は、人に変化をもたらします。
その手助けが出来たら幸いです。(つづく)
次回は8月7日
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