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2016年07月05日

虚ろな庭 その15

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

一つの世界というか
外に出ない限り守られた安全な空間であると同時に
安定しているがゆえにそこから出ることが出来ない
魔力の様な力を持つ空間であるとも言えます。
安定しているがゆえにまるで
時間が止まっているように見えます。
例えば、先入観的に初めに
内側はこうで外側はこうだと思い込んでしまうと
そのイメージから抜け出せず
自分が内側にいても実際に
内側なのか外側なの実はそんなものはなく
区別など存在しなく
見ているものが唯一事実だと思ってしまう。

つづく
















2016年07月04日

虚ろな庭 その14

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

外側は常識としての世界を全面に出して
ここぞとばかり正義ヅラをする。
内側のことはおかまいなしに押し付けている。
そんな感じもします。
外側がこれが常識ですとすれば常識になり
内側も必然的に従わざるをえないのに、
内側がこれが常識ですと言っても
何が常識だ
と反発され受け入れてもらえないと思うのです。
私が思っている庭というものは、
ある意味一つの閉じた空間のように捉えています。

つづく















2016年07月03日

虚ろな庭 その13

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

しかし、実際にその違いが分かるのは
内側外側が互いにその様子がわかった時だけです。
外側にとって期待される中身が何も認められないと
内側を見てそう感じたなら、
虚ろな状態と言わざるをえないでしょう。
しかし、認めるか否か
それは外側がそう決めているわけであって
内側にはどうでもよいことになります。
内側にはどうでもよいことを
外側はどうして言及するのでしょうか。
そこには外側の優位性があるにでしょうか。

つづく















2016年07月02日

虚ろな庭 その12

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

そうすることで見えてくる何かがあるはず。
それが何か
人それぞれです。
何に見えるかも
人それぞれです。
それでいいんです。
それだから面白いし
そこから何か新しい発想や視点が生まれると思うのです。
それが、芸術の役割ではないかと思うのです。
内側で完結していると思い込んでいる人にとって
内側の様子はどうでもいいのです。
つまりそれが絶対であるから
比較するものが無いから
自分が決めたものがそうなります。しかし、
外側の世界では
全く違う物を定義しているかもしれないのです。

つづく















2016年07月01日

虚ろな庭 その11

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

ゆっくり時間をかけて見ることは
現代社会では難しいことだね。
多くは素早く見て判断しないといけないので
すぐに見て分からないものは
分からないもの、
何の意味も無いガラクタと、
通り過ぎてしまうか、
無視されるか、
保留にされたまま
決して再検討されることもなく捨てられる。
ゆっくり時間をかけることは
今の社会では難しいことなのだと思う。

だからあえてゆっくり時間をかける見て欲しい。
今の流れとは逆を試して欲しい。
そうすることで何かを感じることができると思う。

つづく















2016年06月30日

虚ろな庭 その10

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

私の作品はその点で注意して見ていただきたいです。
境界を取っ払っても、
それが何か見えない。
そこには何か視点のシフト、
偏見とか一般常識からのシフトが必要な時もある。
あなたの気持ちの状態とか、ちょっとしたことなんだけど
何かをシフトしないと見えてこないかもしれない。
共通の答えとかキーとか
何をシフトさせればよいのか
人それぞれなので、ここでは言えないが、
ただ、言えることはまずはジッと
時間をかけてみることではないだろうか。

つづく















2016年06月29日

虚ろな庭 その9

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

そこで初めて境界線の障害物の存在を知り
それが内と外を分けていることを認識するのです。
しかし、では実際その内の状態を見ることが出来ても
その人にそれを見て理解する力があらかじめ、というか、
何らかのカタチで知っていないとそれを見たとしても
それが何なのかまったっく分からない。
せっかく内側を開示したとしても
それが何かを知らなければ
そこには、何もない、何も見えないことになってしまう。
見えているのに見えないのである。

つづく
















2016年06月28日

虚ろな庭 その8

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

内ではいったい何が起こっているのか興味がある。
時には注目されるが
通常は誰も関心はないでしょう。
つまり見えなくて始めから隠されているので、
その人自身それが
あたかも初めから
存在していないかのようなのである。しかし、
それが何らかのキッカケでその存在を
知られるようになったとしたら
人は見えない秘密を見ようとする
好奇心が芽生えるもので、
その情報が少なければ少ないほど
興味が大きければ大きいほど
それを見たいという欲求はおおきくなる。

つづく
















2016年06月27日

虚ろな庭 その7

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

さて、内の世界ばかり見ていると
外の世界と隔たりは大きくなります。
内から外へは情報を得ることが出来ても
外から内の情報は必ずしも得ることができるとは限らない。
中が見えない状態であれば外からのアプローチは出来ない。
そして次第に気にされなくなり
そこに存在しているのかどうかもわからなくなる。
庭は内からは内も外もつながりをもたせることはできる。
しかし、外からは内に入ることは難しい。

つづく
















2016年06月26日

虚ろな庭 その6

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

ただ、それが他人から言われたとか
他人まかせのものとか
例え外からいろいろな要因によって
半ば洗脳されかかっている状態であっても
その決定を自分がしたかどうかということなのです。
ここが大切なところで
自分で決めることは、結果も自分で引き受けることです。
つまり、責任をとることです。
重く受け止めるか否かは人それぞれですが
ようするに結果がどうであれ後悔しないことなのです。

つづく
















2016年06月25日

虚ろな庭 その5

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」


自分からそれを意識して行なうことが
大切なのではないでしょうか。
苦しんだり悩んだり、辛いことも人生にはあるし
知ることが全てにキーになるとは思いませんが、
自分が最終的に善に行くか悪に行くか、
まぁ善悪でないにしても、
良いのか悪いのか分からないような道に行ってしまうにしても、
それを自分で決めたのか、
自分がこれだと思うことが出来たのかが、
一番必要になってくる要素になる。
内容とか理由とか原因とかそれは何でもよいし
些細なことであってもよい。

つづく
















2016年06月24日

虚ろな庭 その4

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

善悪の判断は他人まかせではだめです。
自分から多くを知り
自分自身で判断し決める力をつけるのです。
よい行為は共感を生みます。
1人1人考えは違います。
しかし、良いことに進む方向はたぶん同じ方向だと思うのです。
それが理解できるのはやはり
自分が勉強したり本を読んだり人に会ったりして得た情報、
それを自分の中で整理し考え判断しそして
決断することから生じるのです。
どんな小さなことでもよいのです。

つづく















2016年06月23日

虚ろな庭 その3

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

知る事は目の前の世界を広げる大切な手段だと思うからです。
どんなことでも自分が知らないことを知るのは、大切です。
どんな手段でも知ることは新しい自分の発見にもなると思います。
自分は何がしたいのか
何ができるか、
自分のいる世界がどんなところか、
そこから多くの人に出会うチャンスが広がるでしょう。
広がりは視点のシフトにもつながり
新たに進むべき道を示してくれるかもしれません。
人の考えるを知る機会があれば人の話しを聞きましょう。

つづく













2016年06月22日

虚ろな庭 その2

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

逆に言えばそこにいれば外から守られているそんな空間でもある。
そのように捉えてみると、
内 の空間とはどんなことを私たち見る側に与えるのだろうか。
安心した気持ち、安全な外の悪いことから守ってくれるところとか、
外から隔離されている感じ。
「虚ろな庭」を鑑賞しても何も感じない人に、
何かを感じる人がその感じる何かを伝えようとしても、
結局何も変わらないとあきらめてしまう前に読んでほしい事も伝えたい。
なぜ私は伝えたいのか。

つづく
















やはり同じ匂いがするのだろうか

真昼

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ある小説がきっかけでこの写真家を知りました。
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2016年06月21日

非電化工房に行って来ました

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5月28日、那須にある非電化工房に行ってきました。
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虚ろな庭について その1

虚ろな庭.jpg
「虚ろな庭」

閉じた空間というか限られた範囲というか、
外の世界とは離れている、
或いは区別されている空間とでも言ったらよいのだろうか。
庭は、大なり小なり柵がある。
また、柵になる木々がある、
或いは壁などでもよい、
外と内という分け方を或いは
ここからこっちは家の土地だと言った境界線を表すためでもいいが、
とにかくそれは外面と内面というか、
とにかく庭は、外からでは様子がよく分からないように出来ている。

つづく













2016年06月20日

発表する場

IMGP0762.JPG




これには悩まされます。
何せ充分な資金が無い。だから今、
費用のかかる個展は無理。最も
無料で提供してくれる場があれば何か出展してみたい。
自分の作品を誰かにみせる。
その手段を考えると、インターネットは、欠かせない道具となった。
ある意味期間限定ってわけでもない。掲載すると誰でも見られる。
一人でも多くの人に見てもらいたい。それは、作用であり
影響でもあると思っています。
全ての人にそれを望んでいるとは毛頭ないです。
感じ方は人それぞれですから。しかし、
何かを感じてくれたなら、
その人に何らかの影響を与えたわけで、
私の作品を購入するしないは別として、
私は、満足しています。
誰かに影響を与えられたのなら、
制作の目的の一つは達成されたのですから。

私の目的の一つは、
アートを使って人の意識を良い方向へとシフトさせること、
争いの無い、皆が支え合える世の中にしたいね。

と、こんな記事 何か上から目線、あんた何様?って
思っている方もいるでしょう。文才が無くてスイマセン。
そんな大層な気持ちは毛頭ありません。

ただただ多くの人にアートっていいな、面白そう。
やってみたい。
何かを創ってみたい。

今まで興味無かった人とか、
自分には無理と思っていた人にも挑戦して欲しい、
そして、マインドシフトする感覚を味わって欲しい。
そこから見える新しい視点で世の中を見て欲しい、
そうすることできっと世の中良い方向に変わっていくと
信じているからです。

純粋にそう思っています。
共感して頂けると嬉しいですね。


















2016年06月19日

ありふれている場面

IMGP0845.JPG

IMGP0847.JPG

大抵は通り過ぎてしまいます。
それが無意識的でもあるし、意識的通過させている時もある。
どちらにしても日々それを繰り返しているのです。
床に敷いてるタイルのひび割れが妙に気になる時がある。
何でもそんなもんが気になるのか分からない。
それは突然、目に飛び込むのです。
ワーってな感じになるのです。
ググッという感じでしょうか。
シャッターを押すのはその瞬間なんですね。
私の決定的瞬間がこれなんですね。
私は基本、風景を撮影します。
よほどのことが無い限り人は写さないんです。
だから決定的瞬間に人が入って来た場合は躊躇します。
場合似よっては撮影しない場合もあります。
時間をおいて再度試みる場合もあります。
大抵はそれでも充分な写真が撮れます。しかし、
多くは再現しても何か違うんです。
折角硬くなったのに急にフニャっとした感じで、
先ほど見えたものが見えなくなってきている。

だから、一期一会を大切にしています。
できるだけその場に敬意を払います。






















2016年06月18日

見ている




影響を与える方法は、いろいろありますよね。

例えば、私は、図書館で本を借りる時、こんなことをします。
今の図書館は、検索端末で本を検索したり
自宅の端末から本を検索したり、予約したりできます。
他館の本を取寄せることも可能です。その際、
できるだけスタッフの手をわずらわすことをあえてします。
何故か?
私が借りる本のタイトルをできるだけ多くの人に見せるためです。
リクエストカードに書き込んだりしてスタッフにみせることで
まず、直接スタッフがそのタイトルを見ることになります。
場合によっては複数のスタッフがそれをみることになるかもしれません。
何れにせよ自分以外の誰かがその本のタイトルをみることになるのです。

これも本当些細なことなんです。
見ることで、
刺激されるのです。

何だろうこの本、面白そう。
それだけでよいのです。

一人でも興味を持てば後は連鎖反応です。