評価することで、
その有名な人が得をするからだと思うのです。
つまり、金になる人材かどうかということ。
直接お金に結びつかなくても
評価することでその組織や有名な人の評価が高まり
社会的な評価が高くなる。
結果、そこにはお金が集まり得をするわけである。
誰が得をするのか評価された無名の作家だけではない。
その人を評価した組織や有名な人もである。
確かに作品には一定のレベルがある。
しかしながら特にアートは数学と異なり、
どんなに頑張っても到達出来ないという壁はない。
確かにか完成度は必要だが、
それは単に技術的な問題であって、
その面では才能と何ら関係はない。
お金を出してしっかり技術を習得すれば
大抵の人はある一定のレベルに到達可能である。
十分な時間とお金をかけ道具の使い方等、
技術的な手法を磨けば、ほとんどの人が
プロの域に達することができるはずだ。
器用、不器用で精度に程度の差はあるだけだ。
後は誰を選ぶかだ。
この段階になると作家本人の才能よりも
評価する側つまりお金を出す側が
誰を選べば得をするかが重要になる。
もし、私がお金を出す側つまり評価する側であるなら、
自分にとって得になる作家を選ぶ。
その得は、その作家を選んだことで
評価する側の評価する目が評価され
その人の社会的評価が上がり
それによって得をすること。
まあ、色んな意味で得になる人しか
選ばれないのである。
(つづく)
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