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2021年02月16日

【英語シャドーイング学習】『A Raven And A Swan』 〜カラスと白鳥(イソップ寓話)。何かを成し遂げるために、”今まで通り”を捨てる勇気〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『A Raven And A Swan』

Once upon a time, there lived a raven who was as black as coal!
He was very envious of the Swan, because her feathers were as white as snow!



The raven one day got an idea!
He thought he too would become like Swan, if he lived like a swan!

The foolish bird planned to swim and dive in the water all day long!

He decided that he would even eat the plants that grow in the water!
So he left his home in the woods and flew down to live on the lakes!




But though he washed and washed himself all day long, his feathers remained as black as ever!
He almost got drowned by the and of the day.



The stupid bird then ate the water weeds, but the food didn't agree with him.

So he got thinner, and thinner as days went.
And one day, he died.



So the moral here is,
"A change of habits will not alter nature."


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『カラスと白鳥』

昔々、
石炭のように黒いカラスが住んでいました!

彼は白鳥をとてもうらやましく思っていました。
彼女の羽は雪のように白いからです!




カラスはある日、アイデアを思いつきました!

白鳥のように生活すれば、
自分も白鳥のようになると思いました!

愚かなこの鳥は、一日中泳いだり、
水に飛び込んだりすることにしました!

彼は水辺育つ植物さえ食べることに決めました!

そこで彼は森の中の家を出て、
湖に住むために飛び降りてきました!




しかし、カラスは一日中、
湖で身体を洗ったにもかかわらず、
彼の羽は相変わらず黒いままでした!

カラスはその日、溺れそうになりました。



愚かなこの鳥は、それから水草を食べました。
しかし、水草はカラスの身体に合いませんでした。


それでカラスはますます細くなっていき、
日が経つにつれてやつれていきました。

そしてある日、カラスは亡くなりました。



つまり、この話の教訓は、
「習慣を変えても生まれつきのものは変わりません。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

習慣を変えても、
生まれ持ったものは変えられない。

だから、人を羨むよりも、
生まれ持ったものを好きになる方が得策。



とはいえ、
習慣を変えることは並大抵ではない。


なぜなら、
人間は楽をしたい生き物だから。

”今まで通り”がいちばん安心だから。



カラスには、
簡単に変えられない習慣を変えてまで、
手に入れたいものがあった。

彼の失敗は、方向性の間違いだけ。

彼は楽をしたい自分に打ち勝ち、
安全な”今まで通り”を捨てて、
成し遂げたいことへ突き進んだ。




たとえ、
その発端が白鳥への嫉妬だとしても。

カラスの勇気、情熱、行動力は決して
”The stupid bird”(愚かな鳥)なんかじゃない。











2021年02月15日

【英語シャドーイング学習】『The Miller His Son And The Ass』 〜ロバを売りに行く親子。批判する者の満足のためでなく、自分の幸せのために生きる〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Miller His Son And The Ass』

One day a long time ago, an old Miller and his Son were on their way to market with an Ass which they hoped to sell.

They drove him very slowly for they thought they would have a better chance to sell him if they kept him in good condition.



As they walked along the highway, some travelers laughed loudly at them.

"What foolishness," cried one.
"To walk when they might as well ride the donkey!"

The Miller did not like to be laughed at, so he told his son to climb up and ride.



They had gone a little farther along the road when three merchants passed by.

"Oh, what have we here?" they said to the boy.
"Respect old age young man! Get down and let he old man ride."

Though the Miller was not tired, he made the boy get down and climbed up himself to ride just to please the Merchants.



At the next turnstile, they overtook some women carrying market baskets loaded with vegetables and other things to sell.

"Look at the old fool," exclaimed one of them.
"Perched on the Ass while that poor boy has to walk."

The Miller felt a bit vexed, but to be agreeable he told the Boy to climb up behind him.



They had no sooner started out again than a loud shout went up from another company of people on the road.

"What a crime," cried one.
"To load up a poor dumb beast like that!"
"They look more able to carry the poor creature than he to carry them."
"They must be on their way to sell he poor thing's hide," said another.



The Miller and his Son quickly scrambled down and a short time later the market place was thrown into an uproar as the two came along carrying the Donkey slung from a pole.

A great crowd of people ran out to get a closer look at the strange sight.

The Ass did not dislike being carried, but so many people came up to point at him, and laugh and shout that he began to kick and bray.



And then just as they were crossing a bridge the ropes that held him gave way and down he tumbled into the river.

The poor Miller now set out sadly for home.

By trying to please everybody he had please nobody and lost his Ass besides.


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『ロバを売りに行く親子』

昔のある日、年とった粉屋と彼の息子は、
彼らが売りたいと思っていたロバを連れて
市場に出ようとしていました。

彼らはロバをとてもゆっくりと歩かせました。
ロバを良い状態に保てば、より良い条件で売れる
チャンスがあるだろうと考えたからです。



彼らが大きな通りを歩いていると、
旅人が彼らを大声で笑いました。

「なんて愚かなことを」ある人は叫びました。
「ロバに乗ったほうがいいのに歩くだなんて!」

粉屋は笑われるのが好きではなかったので、
息子にロバへ乗るように言いました。




3人の商人が通りかかったとき、
親子は道を少し進んでいました。

「ああ、なんてことを?」彼らはその少年に言いました。
「若者は年長者を尊敬しなさい!降りて、年長者を乗せなさい。」

粉屋は疲れていませんでしたが、
商人を喜ばせるためだけに息子をロバから降ろし、
自分が乗りました。




次の交差点で、
親子はカゴに野菜などの農産物を積んだ
何人かの女性を追い越しました。

「あの愚か者を見てください」彼女らの1人は叫びました。
「あのかわいそうな子が歩かなければならないなんて」

粉屋は少し困惑したように感じましたが、
彼は息子に自分の後ろに乗るように言いました。




彼らは、道路にいた別の人々のグループから
大きな叫び声が上がるとすぐに再開しました。

「なんて罪深いことを」ある人は叫びました。
「あんなかわいそうなロバに運ばせるなんて!」
「かわいそうなロバに運んでもらうよりも、
 彼らがロバを運べるように見えます。」

「彼らはかわいそうなロバの皮を売る途中に違いない」
別の人は言いました。



粉屋と彼の息子はすぐに、
その言葉に従って行動に移しました。


しばらくして、棒にくくりつけられたロバを運んで
2人がやって来たとき、市場は大騒ぎになりました。

不思議な光景を間近で見るために大勢の人が駆け寄りました。

ロバは運ばれるのが嫌いではありませんでしたが、
たくさんの人が彼を指さし、笑ったり叫んだりして、
ロバは蹴ったり、鳴いたりし始めました。



そして、親子が橋を渡っているとき、
ロバを支えていたロープがほどけ、
ロバは川に落ちてしまいました。

かわいそうな粉屋は今、
悲しみを抱えて家に帰りました。

みんなを喜ばせようとすることで、
粉屋は誰も喜ばせられず、その上ロバを失いました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

どんな素晴らしいことをしても、
批判する者はいる。

人の意見に左右されず、
自分がこれで良いと思うことをやればいい。




批判する者の目的は批判をすること。
ターゲットは誰でもいい。

彼らはとにかく、
「目の前に現れる、何かをする者」
を批判したい。

自分よりも愚かな者を作り出しては、
「まだマシな自分」に優越感を見出したい。

そして、自分が正しいという、
その場しのぎの安心感を得たい。




批判する人を満足させるために生きたって、
彼らは何の責任も取ってくれない。

人の意見は、
参考になる部分だけを
隠し味として取り入れればいい。

自分の人生は
自分が幸せになるためにある。

批判する人を喜ばせるためじゃないはずだ。









2021年02月14日

【英語シャドーイング学習】『The Rooster And The Fox』 〜オンドリとキツネ(イソップ寓話)。ウソで得られる目先の利益と、心に残る罪悪感〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Rooster And The Fox』

It was a bright evening and the sun was sinking on a glorious world.

A wise old rooster flew into a tree to roost!
He flapped his wings three times, and crowed loudly.

The powerful crow of the rooster was heard across the forest and it also got the attention of a hungry fox who was searching for food!



The fox came near the tree where the rooster was standing, and he thought of a plan to bring the rooster down.

Just as the rooster was about to sleep, he saw the red fox standing down!

"Have you heard of the wonderful news?"
cried the Fox in a very joyous and excited manner.

"What news?" asked the rooster calmly.
The rooster was afraid of the fox, and he knew that the fox was here with some wicked plans!

"Your family and mine and all other animals have agreed to forget their differences, and live in peace and friendship from now on forever!"

"Just think of it! I simply cannot wait to embrace you!"
"Do come down, dear friend, and let us celebrate this moment!"
said the fox.

"How grand," said the cock.
"I am certainly delighted by the news!"



But he spoke an absent way, and stretching upon tiptoed, seemed to be looking at something afar off!

"What is it you see?" asked the fox anxiously.

"Why! It looks to me like a couple of dogs are headed this way."
"They must have heard the good news and,"


But the fox did not wait to hear more.
He started to run away!

"Wait!" cried the cock.
"Why are you running? The dogs are your friend now!"

"Of course, Yes!" answered the fox.
"But they might not have heard the news!"
"Besides, I had a very important errand that I had almost forgotten about."




The cock smiled as he buried his head in his feathers and went to sleep.
He had succeeded in outwitting an enemy that day!



The rooster knew that,
"A trickster can be easily tricked."


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『オンドリとキツネ』

その日は明るい夜で、
太陽は輝かしい世界に沈んでいきました。

年をとった賢いオンドリが
ねぐらの木に飛んで戻りました!

オンドリは翼を3回羽ばたき、
大声で鳴きました。

おんどりの力強い鳴き声が森の向こうまで聞こえ、
獲物を求める空腹のキツネの注意が向けられました!



キツネはオンドリが立っている木の近くに来て、
オンドリを仕留める計画を考えました。

オンドリが寝ようとしていたとき、
彼は赤いキツネが立っているのを見ました!

「素晴らしいニュースを聞いたことがあるかい?」
キツネはとても喜び、興奮して叫びました。

「何のニュース?」
オンドリは落ち着いて尋ねました。

オンドリはキツネを恐れていました、
そして彼はキツネが自分を騙そうと企んで
ここにきたことを知っていました!


「きみの家族と私の、そして他のすべての動物は、
 お互いの違いを忘れて、これからずっと平和に
 友情をもって生きることに同意したよ!」

 考えてみてよ!きみを抱きしめるのが待ちきれない!
 親愛なる友よ、降りてきて、この瞬間を祝おう!」

キツネはそう言いました。

「なんてすばらしいんだ」
オンドリは言いました。

「確かにそのニュースは嬉しいよ!」



しかし、
オンドリはぼんやりしたように話し、
つま先立ちで背伸びして、
遠くの何かを見ているようでした!

「何が見える?」キツネは心配そうに尋ねました。

「あぁ!私には数頭のイヌが
 こっちに向かっているように見えるんだ。
 彼らもこの良いニュースを聞いたに違いない」


しかし、キツネはそれ以上、
話を聞いていられませんでした。
そして、キツネは逃げ始めました!

「待ってくれ!」
オンドリが叫びました。

「きみはどうして走るんだい?
 イヌは今、きみの友達だろう!」

「もちろんそうさ!」
キツネは答えました。

「しかし、イヌたちはそのニュースを
 聞いたことがなかったかもしれない!
 その上、私はに忘れかけていた
 とても大事な用事があったんだ。」




オンドリは頭を羽にうずめ、
ほほえみながら眠りにつきました。

その日、オンドリは
外敵を打ち負かすことに成功しました!



オンドリはこのことを知っていました、
「詐欺師は簡単にだまされます。」


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4.所感

ウソは連鎖する。

どこかで矛盾が生まれたら、
それを隠すためにウソをつく。

そのウソを本当にするために、
さらにウソをつく。



良心を持つ人は、
人をだますごとに1つずつ、
心に黒い塊がたまっていく。


その中身は、
ウソがバレるかも知れない恐怖と、
人をだましたという罪悪感。

この黒い塊は、
ウソを認めて清算しない限り、
一生、心に残り続ける。



ウソをついて得られる目先の利益は、
その先の人生で背負う罪悪感よりも大きいか。


よく考えることが大切と、教えてくれている。









2021年02月13日

【英語シャドーイング学習】『The Fox And The Pheasants』 〜キツネとキジ(イソップ寓話)。木乃伊(ミイラ)取りが木乃伊になる〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Fox And The Pheasants』

One moonlight evening as Master Fox was taking his usual stroll in the woods, he saw a number of Pheasants perched quite out of his reach on a limb of a tall old tree.

The fox was very cunning, and he got an idea to get the Pheasants.



The sly Fox soon found a bright patch of moonlight, where the Pheasants could see him clearly.

Then he raised himself up on his hind legs, and began a wild dance.
First he whirled round and round like a top, then he hopped up and down, cutting all sorts of strange capers.



The Pheasants stared giddily.
They hardly dared blink for fear of losing him out of their sight a single instant.


Now the Fox made as if to climb a tree, now he fell over and lay still, playing dead.
And the next instant he was hopping on all fours, his back in the air, and his bushy tail shaking.

So that it seemed to throw out silver sparks in the moonlight.



By this time the poor birds' heads were in a whirl.

And when the Fox began his performance all over again, so dazed did they become that they lost their hold on the limb and fell down one by one to the Fox.



Remember this,
"To much attention to danger may cause us to fall victims to it!"


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『キツネとキジ』

ある月明かりの夜、
キツネがいつもの森の中を散歩していると、
背の高い古い木の枝にたくさんのキジが
手の届かないところにとまっているのを見かけました。

キツネはとても狡猾で、
キジを仕留めるためのアイデアを思いつきました。



ずるいキツはすぐに
月明かりが明るく当たる場所を見つけました。


そこでキジはキツネの姿を
はっきりと見ることができました。

それから彼は後ろ足で立ち上がって、
ワイルドなダンスを始めました。

最初に彼はコマのようにぐるぐる回り、
それから上下に飛び跳ね、
思いつく限りにふざけて見せました。



キジは目を回しながらも、じっと見つめていました。

キジたちは、
キツネ一瞬でも視界から外れることを恐れて、
あえてまばたきをほとんどしませんでした。


そしてキツネは
まるで木に登るような仕草をし、
今後は倒れてじっと横になり、
死んだふりをしました。

そして次の瞬間、キツネは四つん這いになり、
背中を宙に浮かせ、ふさふさした尻尾を振りました。

その仕草は、月明かりの下で
銀色の火花を放つように見えました。



この時までに、
かわいそうなキジたちは目が回っていました。

そして、キツネが再び
さっきのパフォーマンスを始めると
キジたちは枝をつかんでいた手足の力を失い、
1羽ずつキツネの足元に倒れていきました。




これを覚えておいてください、

危険なものに関心を持ちすぎると、
かえって危険にさらされる可能性があります。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

ドイツの哲学者
フリードリヒ・ニーチェはこう言っている。
怪物と戦う者は、その過程で自分自身も
怪物になることのないように
気をつけなくてはならない。

深淵をのぞく時、
深淵もまたこちらをのぞいているのだ



キジたちは、何としても
キツネの作り出すまやかしから逃れたかった。

それなのに、キジたちかえって
キツネのまやかしを覗き込みすぎた。

そして、キジたちはあれほど注意していた、
キツネの闇に飲み込まれてしまった。



相手の世界から逃れようと深入りすれば、
相手の世界へ引きずり込まれる。

「木乃伊(ミイラ)取りが木乃伊になる」

ということだ。









2021年02月12日

【英語シャドーイング学習】『The Cunning Wolf and the Greedy Crane Story』 〜オオカミとツル(イソップ寓話)。悪意ある人に近づかない〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Cunning Wolf and the Greedy Crane Story』

One day a hungry wolf found a big dead animal in the jungle.

"Wow! This will make what a wonderful meal."
He at once jumped upon it and began eating hurriedly.

The wolf was in such hast while eating that a bone got struck in his throat.

The wolf tried hard to bring out the bone, but failed miserably.
The wolf even tried to swallow the bone to continue eating but didn't succeeded.

"Oh!"



At last he went to the crane that lived by the river.

The wolf said to the crane,
"A bone struck into my throat while eating."
"Please extract it with the help of your long long neck."
"Ah! Will you please I will pay you well."


The crane agreed.
He extracted the long bone from the wide open mouth.



After accomplishing the bone successfully, the crane said to the wolf,
"Now pay me for my service."

The cunning wolf laughed,
"Hahaha, pay you for your service?"
"Paying you for allowing you to get rid of my mouth."




Moral of the story,
Never believe of wicked person's promise.


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『ずるいオオカミとよくばりなツル』

ある日、
空腹のオオカミがジャングルで
大きな死んだ動物を見つけました。

「わあ!なんて素晴らしい食事」
彼はすぐにそれに飛びつき、急いで食べ始めました。

オオカミはとても急いで食べたので、
喉に骨が引っかかりました。


オオカミは懸命に
骨を引き出そうとしましたが、
残念ながら失敗しました。

オオカミは骨を飲み込んで
食べ続けようとしましたが、
それも成功しませんでした。

「ああ!」



ついにオオカミは、
川のそばに住んでいたツルのところへ行きました。

オオカミはツルにこう言いました、
「食事中に骨が喉に引っかかった。
 きみの長い長い首の助けを借りて、
 これを取り除いてくれないか。
 ああ!十分なお礼をするから。」


ツルは承諾し、
オオカミの大きく開いた口から骨を取り出しました。



骨をうまく取り除いた後、
ツルはオオカミに言いました、
「私のサービスへのお礼をください。」

狡猾なオオカミは笑いました、
「ははは、きみのサービスへのお礼だって?
 きみが私の口から骨を取り除くことを許したじゃないか。」




<この話の教訓>
邪悪な人の約束を決して信じないでください。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

だまされたツルは確かに、
お礼に目がくらんだのかも知れない。

それでも、オオカミに頼まれた時点で、
ツルには選択肢がなくなっていた。

断っていたら、
おそらくツルはオオカミに食べられたから。




「オオカミの口に頭を入れて、
無傷で生き延びたことがお礼だろう?」


こんな理不尽な言葉さえも、
一理あると思わされる。



大切な教訓は、この寓話の通り、
悪人との約束を信じないこと。

そして、そのために大切なことは

「悪意ある人に近づかないようにすること」









2021年02月11日

【英語シャドーイング学習】『A Street, or a Zoo?』 〜ここはストリート?それとも動物園?つねに、その場でのベストな選択肢を探す〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『A Street, or a Zoo?』

Sonu, Monu and Rina went out to play.

While outside, they saw a kitten.
She was looking at a big rat.
"Oh, look!" shouted Sonu.

Rina saw that a tiny ant was going towards the big rat.



Suddenly, a very big shadow fell upon them all.
A giant eagle flew down to the street.

On the street, there were a tiny ant, a small kitten, a big rat, and a giant eagle!

What would the three clever children do now?
They clapped their little hands!


The eagle spread its big wings and flew away.



Rina made the ant climb onto a leaf.
Then, she left the leaf on a wall.


The ant saw a grain of sugar, so she picked it up and ran home.



Next the big rat picked up a half-eaten snack, and went back into the drain.
Then the small kitten said, "meoww" and started licking her paw.

Monu got her some milk in a cup and the three kids played with her.
While the giant eagle sitting on the tree blinked and flew far away.


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『ここはストリート?それとも動物園?』

ソヌ、モヌ、リナが外へ遊びに行きました。

外にいる間、彼らは子猫を見つけました。
子猫は大きなネズミを見ていました。
「あれを見て!」 ソヌは叫びました。

リナは小さなアリが
大きなネズミに向かっているのを見ました。



突然、とても大きな影が彼ら全員に降りてきました。
巨大なワシが通りに飛んで来ました。

通りには、小さなアリ、小さな子猫、
大きなネズミ、そして巨大なワシがいました!

3人の賢い子供たちは何をしたでしょうか?
彼らは小さな手を叩き、拍手をしました!


すると、ワシは大きな翼を広げて飛び去りました。



リナはアリを葉っぱに登らせました。
それから、彼女は壁の上に葉を置きました。


アリは砂糖の粒を見つけ、
それを拾って巣へ戻りました。



次に、大きなネズミは
食べかけのお菓子を持って、排水溝に戻りました。


すると、小さな子猫は「ミャーオ」と鳴いて、
彼女の足をなめ始めました。

モヌはカップに牛乳を入れ、
3人の子どもは子猫と遊びました。


その間に、木の上にとまった巨大なワシは
まばたきをし、遠くへ飛んでいきました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

3人の子どもたちは、
あの場にいた全員が幸せになるための
ベストな選択をした。




ワシに対しては、
その強さ、たたずまいをリスペクトし
拍手を送った。

アリとネズミ対しては、身の安全と食糧を。
子猫に対しては、遊びの楽しみと食糧を。
自分たちには、学びと楽しみを。



つねに、その場での最善の選択肢を探す姿勢。
できる限り、両者にwin-winな結果を探す姿勢。


ストリートに現れた、即席の動物園には、
そんな探求心にあふれた子どもたちがいた。









2021年02月10日

【英語シャドーイング学習】『Pishi Caught in a Storm』 〜嵐に巻き込まれたピシ。食べるも、食べられるも、自然の中では同じこと〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

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  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
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  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『Pishi Caught in a Storm』

Pishi was feeling sad and lonely.
Just a day ago, he was one of a group of manta rays.

They were feasting on tons of fish, far from the coast of the Andaman and Nicobar Islands.
How they had splashed and jumped out of the waters of the beautiful Indian Ocean!



When he saw a ship ahead, Pishi had taken a huge dive in the water.
His friends scattered.

Pishi flapped his huge cloak-like fins and tried to swim to safety.



There was a huge streak of lightning and a sound of thunder next.
Pishi lost his bearings.

The ocean had gone dark for him.
A big wave rolled up, pushing him directly under the ship.

Aaah, a cut on his belly!



He knew what he had to do.
He had to find his friends.

But first he needed his wound to be treated.
He swam and glided as fast as he could towards the coast.

Pishi's heart beat fast.
He wished he was not so big 10 meters long, and weighing over 900 kilograms!

He had to get to a hospital.
Fast! His life depended on it.




Then he saw the lighthouse on the coast.
He leapt with joy!

Pishi had reached the hospital, nature's hospital.
A huge school of fish swam around him immediately.

The same fish that he ate at other times were now his nurses.

They cleaned the deep gash in his tummy.
The "cleaner fish" nibbled on the torn pieces of skin.




Soon Pishi felt so much better.
He loved the Indian Ocean with its 5,000 species of marine life!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『嵐に巻き込まれたピシ』

ピシは悲しく、寂しがっていました。
ちょうど1日前、彼はエイの群れの一員でした。

彼らは、アンダマン・ニコバル諸島の海岸から
遠く離れた、たくさんの魚を食べていました。


彼らが美しいインド洋の海から
どれだけ飛び出したことでしょう!



彼が前方の船を見つけたとき、
ピシへ大きく潜っていきました。

彼の仲間たちは散らばっていきました。

ピシ巨大なマントのようなひれを羽ばたかせ、
安全に泳ごうとしました。



次に、大きな稲妻の筋と雷の音がありました。
ピシは安全な態勢を失いました。

彼にとって海は暗くなっていました。
大きな波が巻き上げられ、船の真下に押し込まれました。

ああ、ピシのお腹に切り傷が!



彼は自分がしなければならないことを知っていました。
彼は仲間を見つけなければなりませんでした。

しかし、最初に彼は自分の傷を治療する必要がありました。

彼はできるだけ速く海岸に向かおうと、
滑降するように泳ぎました。

ピシの鼓動が早くなりました。

彼は長さが10メートル、
体重が900キログラムを超えるほど
身体が大きくないことを望みました。

彼は病院に行かなければならなりませんでした。
速い!彼の命はそのことにかかっていました。




それから、彼は海岸の灯台を見つけました。
彼は喜びで跳ねました!

ピシは病院に到着しました、自然の病院です。
多くの魚の群れがすぐに彼の周りを泳ぎました。

彼が他の時に食べたのと同じ魚が、
今では彼の看護師でした。

彼らはピシのおなかの深い切り傷を掃除しました。
「掃除魚」は引き裂かれた皮膚片をかじりました。




すぐにピシはとても気分が良くなりました。
彼は5,000種の海洋生物が生息するインド洋が大好きでした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

自然はそれ自体が1つの命。

誰かが食べられれば、
その命は誰かが生きるためなる。




『風の谷のナウシカ』原作
森の人・セルムはこう言っている。

食べるも食べられるも、
この世界では同じこと。
森全体がひとつの生命だから


『風の谷のナウシカ』6巻 より


ピシが”掃除魚”を食べて生きる。
ピシのケガを治すことで、掃除魚が生きる。

生きて、死んで、食べて、食べられて。

それらはすべて、
自然という1つの大きな命の中での出来事。










2021年02月09日

【おすすめ本】『死にたくなる人の深層心理』〜PART2 心に残る一節を5つ紹介 ”自殺はあとからでもできるのだから”〜。

人生での、究極の選択「自殺」。

その結論に至るほどに、
追い詰められた人たちの心理に迫る本。

『死にたくなる人の深層心理』

著作中で、特に心に残った一節を紹介したい。

IMG_20210109_005654_634.jpg


ー目次ー
  1. 同居する矛盾した思い「死にたい、死にたくない」
  2. 高い理想と、完璧主義の落とし穴
  3. 拠りどころなき世界、何事も信じられない社会
  4. ストレスとの付き合い方、絶望に変わるその前に
  5. 自殺はあとからでもできるのだから
  6. 所感


1.同居する矛盾した思い「死にたい、死にたくない」

自殺を考えている人の家族や
自殺防止に関係している人たちにとって幸いなことは、

ほとんどの自殺念慮をもつ人や企図者が
「死にたい」とう願い(希死願望)とともに、
「死にたくない」気持ちを
同時に持ちあわせていることが多い。


『第1章 自殺をめぐる現況 -世界と日本-』36〜37ページ より


「自殺を考えている人は固い死の決意をしている」
という誤解に対する言葉。



自殺を考えるほどの絶望感、喪失感。
その苦しみは生きている限り続く。

ならばもう、楽になりたい。
死んでしまえば、この苦しみから解放される。



その一方で、自殺を考える人は
心のどこかでこう思ってもいる。

「誰か、自分を止めてほしい」
「”自分は生きていてもいい”という証拠がほしい」


2.高い理想と、完璧主義の落とし穴

落ち込みが主観的見方と
客観的見方のギャップによる場合は、

歪んだ見方を変えることによって、
落ち込みから立ち直らせることも可能である。


『第2章 自殺のメカニズム -人はなぜ死を選ぶのか-』98ページ より


思い描く”理想の自分”がいる。
”理想の自分”とは程遠い、無力な自分がいる。

理想の自分になれないなら、100点が取れないなら。
自分には何の価値もない、自分は0点だ。

そんな極端な白黒思考がギャップを大きくする。



60点でもいい。
残り40点は「伸びしろ」だ。
グレーゾーンがあったっていい。


そうやって、自分への見方を変えることで、
ギャップを埋められる。

”まだ、できない自分”を認めていける。


3.拠りどころなき世界、何事も信じられない社会

20世紀の悲劇は、
何事をも信ずることのできなくなった社会に
生きなければならないという運命にある。


『第2章 自殺のメカニズム -人はなぜ死を選ぶのか-』109ページ より


フランスの哲学者:
ジャン・ポール・サルトルの言葉からの引用。



スマホ1台で、何でもできる時代。

どんな不可思議な現象も、
”科学”の名の下に、説明が試みられる時代。

指1本であらゆる欲望が叶い、
生き方の選択肢は無限に存在する時代。



何でもアリな時代だからこそ、
何を信じていいかわからない。

自分たちの信じていた神は万能ではないのか、
自分たちの価値観が唯一絶対に正しいわけではないのか。

ならば、いったい何を心の支えにして生きればいいんだろう。


できることが、得られるものが増えれば増えるほど、
絶対的な心の拠りどころがなくなっていく。
そんな時代。

4.ストレスとの付き合い方、絶望に変わるその前に

<ストレスとうまくつきあうには>

@問題への取り組みは徐々にゆっくりと
A己の能力の限界を知る
Bユーモアを持つ
C悩みを語ることによって心の煙突掃除
D親友とともに「心友」を作る
Eゆったりとした気持ちの涵養
F他人をコントロールするのは難しい
G勝ち目のない口論や対決は避ける
H楽しい状況を頭の中で空想する


『第3章 自殺は防ぐことができるのか』140〜148ページ より


今は個人で何でもできる時代。
便利な反面、個人の孤立化も進む時代。

人とのつながりが薄くなれば、
心の煙突掃除が難しくなる。

悩みを誰にも語ることができず、
自分の中に抱えたまま、ストレスだけが溜まる。




ストレスとうまく付き合い、
心の煙突掃除をしていくこと。

それはもはや現代人の至上命題の1つ。
自殺という、究極の選択に踏み切る前に。

5.自殺はあとからでもできるのだから

死を考えている人にひとこと。

もう少し生きてみたらどうですか、
と言いたいですね。

自殺はあとからでもできるのだから。


『第4章 生きる!自殺から立ち上がった人々』243ページ より


同じ苦しみでも、終わりがあるかどうかで、
重さがまったく変わる。

もう少し生きてみて、それでも苦しいなら、
いつでも終わらせることができるじゃないか。

その”少し”の間に、
生きてみようかなと思えるものに
出逢えたら儲けもの。


それでいいじゃないか。

6.所感

この本を読んでいると、
かつて自分が自殺未遂した時の気持ちを
すべて見透かされているように思える。

「自殺を決行する時、自分の頭の中は”死”一色だ」

本人でさえ、そう錯覚している。

死にたくない
止めてほしい

皮肉にも、そんな矛盾する思いが
同居していることに気づくのは、
生き残った後だ。




自分の中にまだ、
”死にたくない”気持ちがあった。

それがわかった時、
この言葉がいっそう、心に深く染み込んでくる。

「自殺はあとからでもできるのだから。」






2021年02月08日

【短編エッセイ】『退路なき天国』。

ー目次ー
  1. ゲリラ軍の奇襲、混乱する避難所
  2. 息を殺す教室、4羽のウサギとの出逢い
  3. このウサギたちを、逃がしてあげたい
  4. 退路なき潜伏、辿り着いた”諦めの境地”
  5. 覚めないでと願う、”最期の恍惚”

1.ゲリラ軍の奇襲、混乱する避難所

今日も避難勧告が発令された。
今月に入って3度目だ。

数ヶ月前に起きた軍事クーデターをきっかけに、
反政府軍の勢力はさらに勢いを増していた。

激化する攻撃の前に、国防軍は後退、
市街戦は避けられないところまで追い詰められていた。



僕たちは学校のような建物へ避難した。

玄関のある前庭側には、
政府軍の守備隊が横一列に防御陣を張った。

「ご安心ください、我々がお守りします」

圧倒的な劣勢でも、
彼らの言葉にひとときの安心感をもらった。



もうすぐ日が落ちる、
あたりはすっかり暗くなった。

今回の避難1日目は、
何事もなく終わるかと思われた。



突然、学校の外で銃声が鳴り響いた。
ゲリラ軍の奇襲だ。


銃声の数はどんどん増える。

前庭に陣取る守備隊と
激しい戦闘になったようだ。



ついに爆発音まで聞こえてきた。

僕はおそるおそる外の様子を見た。

守備隊が壊滅し、
右端にある玄関からは
ゲリラ軍が校舎内へなだれ込んできた。




僕は1階の長い廊下を必死で走った。

校舎の奥へ、奥へ。
突き当り近くの、とある教室へ逃げ込んだ。

僕は恐怖心を抑え、息をひそめた。

廊下を走るゲリラ軍の足音と、
何やら聞いたことのない言語の叫び声が轟く。


教室には誰もいなかった。

他の市民たちは逃げ切れただろうか。
それとも、彼らの手にかけられただろうか。

2.息を殺す教室、4羽のウサギとの出逢い

ゲリラたちの足音がやんだ。

僕は物陰から這い出て、
教室内の様子をうかがった。

すると、
誰もいないと思った教室に、
4羽のウサギたちが隠れていることに気づいた。




そうか、
この教室に避難したのは
僕1人じゃなかったんだな。

少しの安心感とともに、
僕はウサギたちを抱き寄せた。

ウサギたちは怯えていたが、
僕のことを怖がる様子はなかった。

人懐っこいウサギたちに、
しばし恐怖心から解放された気がした。



それも束の間、
廊下は再びゲリラ軍の足音で埋め尽くされた。

僕はウサギたちとともに、
教室の物陰に隠れた。

ウサギたちは怖がっていたが、
どうやら廊下の足音が気になるようだ。



1羽が突然、
好奇心に負けて物陰から飛び出した。

そして、
あろうことか教室の外に出てしまった。




「見つかったら、ウサギは殺される」

僕は恐怖心も忘れ、
廊下に出たウサギを抱きかかえると、
急いで教室の中へ戻った。

幸い、ゲリラに見つからずにすんだようだ。

3.このウサギたちを、逃がしてあげたい

「何とかこのウサギたちを逃がしてあげたい」

僕はなぜか、
自分の命などおかまいなしにそう思った。

この学校は小さな山のふもとに建っていた。

前庭は開けているが
教室の窓側はすぐにその山へつながっていた。



「そうだ、窓からこの子たちを逃がそう」

廊下にはまだ時おりゲリラ軍の足音が響く。
下手に窓を開ける現場が見つかったら命はない。

それでも僕は、意を決して教室の窓を開けた。



「さぁ、ここから山へお逃げ」

そう言いかけた僕は、
ウサギたちを放すことなく
窓を閉めるしかなかった。

窓の外には、



巨大なクマの群れが陣取っていたからだ。



廊下には反政府ゲリラ軍、
教室の外にはクマの群れ。

逃げられない。
僕とウサギたちの退路は完全にふさがれた。


「もうダメだ」

僕の頭の中は、この教室に
ゲリラ軍がなだれ込む未来でいっぱいになった。

4.退路なき潜伏、辿り着いた”諦めの境地”

完全に命を諦めた僕は、
むしろ清々しい気分になっていた。

これが”開き直り”か、
それとも”諦めの境地”というやつか。


そんな精神状態となった僕の頭に、
ふと、ある瞬間の景色が蘇った。

さっき
ウサギたちを逃がそうと
教室の窓を開けた瞬間の景色だ。



そういえば、

「巨大なクマたちは全員、眠っていた」



もし、クマたちが今も眠っていたら、
ウサギたちを逃がせるかも知れない。

僕はもう一度、窓の外を覗き込んだ。

クマたちは今も眠っている、
少なくとも、そう見える。



「いける、あとはもう賭けだ」

僕は、抱きかかえた4羽のウサギたちを
そっと窓の外へ放した。

クマを起こさないよう、静かに、静かに。

ウサギたちは、音を立てることもなく、
眠っているクマの群れを突破。

そのまま夜の山へ消えていった。




「よかった…」

僕はこれまでにない安堵感に、
その場で崩れ落ちた。

5.覚めないでと願う、”最期の恍惚”

この学校はすでに
ゲリラ軍に占拠されただろうか。

もはや、生き残りは僕1人か、
それもすぐ「全滅」に上書きされるだろうか。

僕には相変わらず退路がない。
それなのに、この清々しさは何だろう?

まるで「天国」とやらへ行く時の気分を
先取りしたかのようだ。




大勢の足音が、この教室に近づいてきた。
ゲリラ軍による最後の残党狩りだろうか。

だけど僕には、
彼らの怒号と足音さえも、
心地よい音色に聞こえていた。



「ウサギたちは、無事に逃げたかなぁ」

心残りはそれだけだった。

そして、

僕はこの「最期の恍惚」が覚めないよう、
その場にゆっくり寝そべった。




ーーーーー完ーーーーー



※このお話は、僕が昨夜見た夢をアレンジ、
 再構成したフィクションです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。





2021年02月07日

【英語シャドーイング学習】『Timmy and Pepe』 〜ティミーとぺぺ。無条件の愛情を与えられるからこそ、信頼関係を結べる〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『Timmy and Pepe』

I am Timmy.
This is my friend, Pepe, the puppy.

I like to tease Pepe.
I tell him I am better than him.
He does not like it.



"Look, I have a nose!" I say.
"Woof," says Pepe.
That means he has a nose too.

"Look, I have ears!" I say.
"Woof," says Pepe.
That means he has a ears too.

"Look, I have eyes!" I say.
"Woof," says Pepe.
That means he has a eyes too.

"Look, I can dance on my legs!" I say.
"Woof, Woof, Woof," says Pepe.
That means he has a legs too.

"Look, I have a tongue!" I say.
"Woof," says Pepe.
That means he has a tongue too.


"I can think!" I say.
"Woof," says Pepe.
That means he can think better.

"Look, I have hands!" I say.
"Grrrr," says Pepe, and turns to show his little tail.
That means he has a tail and I don't have one.

But I love Pepe, the puppy and he loves me too.


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『ティミーとぺぺ』

私はティミーです。
彼は私の友達、ペペ、子犬です。

私はペペをからかうのが好きです。
私は彼よりも優れていると彼に言います。
彼はそれがおもしろくありません。



「ほら、鼻がある!」 私は言います。
「ワン」ペペは吠えます。
それは彼にも鼻があることを意味します。

「ほら、耳がある!」 私は言います。
「ワン」ペペは吠えます。
それは彼にも耳があることを意味します。

「ほら、目がある!」 私は言います。
「ワン」ペペは吠えます。
それは彼にも目があることを意味します。

「ほら、足で踊れるよ!」 私は言います。
「ワン、ワン、ワン!」ペペは吠えます。
それは彼にも足があることを意味します。

「ほら、私には舌がある!」 私は言います。
「ワン」ペペは吠えます。
それは彼にも舌があることを意味します。


「私は考えられる!」 私は言います。
「ワン」ペペは吠えます。
それは彼がよりよく考えることができることを意味します。

「ほら、手がある!」 私は言う。
「グルルル」ペペは言い、
彼の小さな尻尾を見せるように向きを変えます。
それは彼には尻尾があり、私には尻尾がないことを意味します。


しかし、私は子犬のペペが大好きで、
彼も私のことが大好きです。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

からかわれるのが気に入らなくて、
ティミーと張り合うぺぺ。

「私の方が上」とティミーが言っても、
何だかんだで従順なぺぺ。

その信頼関係はすべて、この一言に集約される。

But I love Pepe, the puppy and he loves me too.



無条件の愛情。

思い通りにコントロールできる
自分のすごさをアピールできる
自分の役に立つ


そういう”条件付きの愛情”ではなく、
「ぺぺだから大好き」という愛情。



人間同士の関係とは違うかも知れない。
それでも、ティミーとぺぺの関係は、

信頼関係を結べるのは
無条件の愛情を与えてくれる相手


そう教えてくれる。








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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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