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2021年02月26日

【英語シャドーイング学習】『My Car』 〜私の車。自由な発想は、常識を知るほどに消されていく〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『My Car』

Hi! I am Khaidi.
I am seven years old and I have a car.

It is a lovely and long car.
Papa made it for my birthday.



I love my car and I love to drive it all day long.
Vrooomm, here I go, vrooomm, there I go.
Vrooomm, I go everywhere.

I visit my relatives driving my car, and in school, my friends want my car.
I love my grandma, and she loves to see me drive.



With my car I can go around and around my house.
With my car I can go around the earth.
I can go around the sun, the moon and the stars.


My little brother loves riding my car.
My mother tells us not to do so, but do we care?

No!
Oh, no! Crash!

Now, here I am without my car and my brother without his tooth!
But we still go vrooomm with my brother on my back!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『私の車』

こんにちは! 私はカイディです。
私は7歳で、車を持っています。

かわいくて長い車です。
パパが私の誕生日に作ってくれました。



私は自分の車が大好きで、一日中運転するのが大好きです。
ブーン!ここにも、あそこにも行きます。
ブーン!どこにでも行きます。

私は車を運転して親戚を訪ね、
学校では友達が私の車を欲しがります。

私はおばあちゃんが大好きです、
そして彼女は私が運転するのを見るのが大好きです。



車で家の周りをぐるぐる回ることができます。
私の車で地球を一周することができます。
私は太陽、月、星を一周することができます。


私の弟は私の車に乗るのが大好きです。
お母さんはそうしないように言っていますが、気にしますか?

いいえ!
あぁ!クラッシュ!

こうして私の車がなくなり、弟は歯がありません!
しかし、私たちはまだ弟を背負って走ります!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

何だってできる
どこへでも行ける

そんな万能感と、自由な発想は、
”常識”を知るほどに消されていく。




自分の力ではどうしようもないこと、
世の中から押しつけられるしがらみ。

生きること、大人になることと引き換えに、
発想力は”常識の範囲”に限定されていく。

子どもの頃は、
やりたいかどうかが基準だったはずなのに。

大人になるにつれて、
できそうかどうかが基準になる。




大人になるとは、諦めることだろうか。
大人になるとは、発想を狭めることだろうか。








2021年02月25日

聞き役に疲れたら 〜聞き役は、満たされない人の心を救う”お母さん”〜

聞き役になってしまう自分に
悩んでいる人は多いと思う。

本当は聞き役でいるのに疲れた、
自分の話だって聞いてほしい。

にもかかわらず、
気づいたら聞き役になる自分。

つい質問し、会話を広げ、共感する。
相手の話を引き出してしまう自分。




そんな自分と、
相手の愚痴や自慢話に嫌気が差したある日。

一方的に話す人たちのことが

「一生懸命、お母さんへ報告する子どもたち」

に見えることがある。


ー目次ー
  1. ”お母さんこっちを向いて”
  2. 満たされない人で満たされた世界
  3. 人は自分の話をしたい生き物
  4. 一方的に話す人に感じる焦り
  5. 聞き役は飢えた人の心を救うお母さん

1.”お母さんこっちを向いて”

元プロ陸上競技選手・為末大選手の言葉。
私には時々ふとどのような誹謗中傷も
「お母さんこっちを向いて」
言っているように見える。


『誹謗中傷のメカニズム』より


今回は誹謗中傷の話ではないが、
いろんな人の”聞き役”になってきて、
心に突き刺さるものがある。

自分へ愚痴をぶつける人も、自慢話をする人も、
突き詰めればこう言ってるんじゃないかと思う。

「お母さんこっちを向いて」



そういう視点で聞き役になると、

愚痴をぶつけてくる人は、
「お母さん、僕は悪くないのにあいつがいじめてくるんだ」

自慢話をしてくる人は、
「お母さん、見て見て、僕ってすごいでしょう」


極端で短絡的な翻訳だが、
こう言っているようにも思える。

2.満たされない人で満たされた世界

聞き役になってきた感想として
「お母さんへの報告」と表現したこと。

不快に思われたなら申し訳ない。

愚痴や自慢話をぶつけてくる人を
見下したり、バカにする意志はない。

僕が実感するのは、哀れみや蔑みではなくて、
”満たされていない人があまりに多い”という事実。




他者の愚痴や自慢話を聞かされるのは苦しい。

自分にいわれのない毒をくらうのは
事故に遭うような理不尽すら感じる。

だけど、彼らが毒を吐くのは苦しいからだ。

自分が処理してあげる必要はないにしても、
その苦しさの背景に想像が及ぶ。



この人は
承認欲求が満たされてないのかなぁ。

この人は
自分が評価されないことや、
大切に扱われないことが
悲しくて寂しいのかなぁ。


生い立ち、家庭環境、人間関係。
心のどこかに抱えた、行き場のない苦しみ。

なのに、プライドや立場や面子、
いろんなしがらみが邪魔して、
素直に「苦しい」と言えない。

満たされない自分と、
苦しさを隠したい自分の間で、
板挟みになっている彼らが見える気がする。


3.人は自分の話をしたい生き物

聞き役が多い人生を
それなりに過ごしてきて実感するのは、

人は自分の話をしたい生き物だ
ということ。

目新しくもない発見だが、これに気づいた時から、
一方的に話す人の表情にも注目するようになった。



会話が発生した時、
人がいちばんいい顔をしているのは、
自分の話をしている時に見える。


たとえ、どれほどおもしろい話でも、
人の話を聞いている時ではない。



愚痴をぶつけてくる人は、
自分の扱いへの不満や、
まだマシな自分の正当性を訴える。

だけど、毒々しい言葉たちとは裏腹に
表情はどこか晴れやかで生き生きとしている。




自慢話をしてくる人は、
自分の能力や実績のすごさと、
それに見合わない周りの評価を訴える。

だけど、その表情は
つやつやとした力強さにあふれている。


4.一方的に話す人に感じる焦り

愚痴ったり自慢話をしたりする人たちからは、
その内容にかかわらず”焦り”のようなものを感じる。


まるで、
このチャンスを逃したくなくて、
必死に話しているようにも見える。

せっかく捕まえた聞き役だ。

次に自分の話を聞いてもらえるのは、
いつになるかわからない。

だから
自分の話をすることで得られる快楽を、
普段、自分の話ができない鬱憤を、
残らずこの人に吐き出し切ろう、
と。



その人の話から感じる焦りの大きさは、

「私は幸せではない」
「私は満たされていない」

という叫びの大きさと連動しているように思える。



人の話を聞かない人、
自分の愚痴や自慢話を延々とする人。

その中には、
本当に話を聞く気がない人もいるだろう。

だけど、きっとその多くは
「不幸な自分を満たすのに必死な人」
のようにも見える。

その焦りには、
久しぶりに会えたお母さんに
まとめて近況報告するような切迫感さえある。


5.聞き役は飢えた人の心を救うお母さん

望む、望まざるにかかわらず、
聞き役になってしまう人。

その心の底には、嫌われたくない、
見捨てられたくないという強い不安がある。


だから、しばしば
毒を吐き出したい人に捕まる。



だけど、聞き役に悩む人を
聞き役にさせているのは、
心の不安を利用されるだけじゃない。

きっと、聞き役になる人は

「お母さん、あのね、今日はね…」

と、話しかけたくなるような空気をまとっている。


それが穏やかさや包容力なのか、
受け答えの上手さ、心地良さなのかは
人それぞれだろう。

その特性はきっと、
自分の話に飢えた人であふれるこの世界では、
貴重な存在だ。




相手の承認欲求の
充足要員になる必要はない。

聞き役が辛いなら、
相手と距離を取って構わない。

聞き役に悩む人が持つ
飢えた相手の心を救う能力は、
どうか大切にしてほしい。




ーー聞き役に疲れたあなたへのメッセージーー


ーー感情のゴミ箱にされて苦しむあなたへのメッセージーー




posted by 理琉(ワタル) at 18:28 | TrackBack(0) | 生き方

2021年02月24日

【おすすめ本】『嫉妬の人間学』〜PART1 心に残る一節を3つ紹介 ”嫉妬は人を「殺す」最大の武器だ”〜。

歴史的な出来事や、
著者が経験した人間関係から、
嫉妬という感情の強さ、大きさを綴った本。

『嫉妬の人間学』

著作中で、特に心に残った一節を紹介したい。

IMG_20210204_003137_285.jpg


ー目次ー
  1. 自分に向けられた嫉妬心は見つけにくい
  2. 嫉妬から来る執念深さは、相手を取り殺すまで終わらない
  3. 嫉妬に支配されると、自分の心に自分がいなくなる
  4. 所感

1.自分に向けられた嫉妬心は見つけにくい

というのも、嫉妬心は、
対象にたいする異常な関心、
という形を取るからである。

他人に向けられた場合、
この「異常」さの奥にあるものを
看て取るのはそれほど難しくない。

しかし、自分に向けられた場合、
嫉妬心を過剰な求愛と
見紛ってしまいがちなのである。


『嫉妬は人を「殺す」最大の武器だ』41〜42ページ より


自分に向けられる嫉妬は見つけにくい。

自分に関心を持ってくれている理由が
好意なのか、嫉妬から来る執着なのか。

相手との関係が良好で、
相手のことを深く知らないうちは
気づきにくい。

その好意も、度を越したら嫉妬なのか。
好意と嫉妬は別物か、程度の問題なのか。

それも、自分に向けられると見えにくい。

2.嫉妬から来る執念深さは、相手を取り殺すまで終わらない

嫉妬のやっかいさ、やりきれなさは、
執念深さからやってくる。

叩きつぶされても、
叩きつぶされてもへこまない。
どこまでも食らいついてゆく。

相手を取り押さえ、取り殺してしまうまで、
相手に対する嫉妬心は収まらないのである。

たとえ、
ある特定の相手に対する嫉妬心が収まっても、
新しい相手を求めて嫉妬心が発動されるのである。


『嫉妬の炎で相手を焼き殺す』42ページ より


誰かに嫉妬することは、
その相手に追いつき、追い越したいという力になる。

何かに執着することは、
それを深く理解したい、上達したいという力になる。

それが行き過ぎた時、
嫉妬は自分の成長のためではなく、
嫉妬するための嫉妬になる。


3.嫉妬に支配されると、自分の心に自分がいなくなる

嫉妬は、他者を陰々滅々にさせ、遠ざける。
他者を破滅に追い込むこともある。

しかし、嫉妬のすさまじさは、
自分を焼き殺すほどのエネルギーを
もっているということにある。

たんに人格を歪めるというだけでなく、
致命的な判断ミスを誘い、
自壊自滅に追いやる場合があるのだ。


『嫉妬で自滅する 光秀の選択』49ページ より


嫉妬に支配されている時、
自分の心に自分はいない。
いるのは嫉妬する相手だけ。


自分がいないから、自分の力も見えない。

自分の力が見えないから、
自分の力を超えた判断をしても気づけない。

4.所感

著者は作中で何度も
「嫉妬は人間の中でもっとも強い感情の1つ」
と言っている。



人間は強い動機がなければ動かない。
楽をしたい生き物。

そんな人間を、簡単に動かす。
人の道に外れた道も、イバラの道も歩ませる。

だからこそ、
「嫉妬は人間の中でもっとも強い感情の1つ」
であり、

「嫉妬は人を殺す最大の武器」
なんだろう。



湧き上がってしまった嫉妬を、どう使うか。

嫉妬した相手に追いつき、
追い越すための力にするか。

嫉妬した相手を取り殺す怨念にするか。


それを見極めることが大切。







2021年02月23日

【英語シャドーイング学習】『Sam's Christmas Present』 〜サムのクリスマスプレゼント。ゴール前でこそ、一歩ひいて機を待つ〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『Sam's Christmas Present』

Sam was a very curious boy.
And he was curious about his Christmas present!



"Mummy, where is my Christmas present?"
asked Sam.

She smile and said,
"It is hidden in a secret place, Sam."

Next, Sam asked his father,
"Daddy, where is my Christmas present?"

"It is hidden in a secret place, Sam."
his father replied smiling.



"I know what to do!" Sam said.
"I will go gift hunting!"


He looked behind his father's desk.
And he found a gift box wrapped in red paper.

"But this is for aunt Juju," said Sam reading the tag.

So, he slipped into his parent's room.
And he found a gift box wrapped in gold paper.

"For uncle Alfie," Sam read aloud from the tag.

Then, he opened his mother's cupboard.
And he found a gift box wrapped in purple paper.

"For our daughter Sophie," was written on the tag.



Sam went and sat in his room feeling very sad.
He had badly wanted to find his present!

And then, he saw a gift box wrapped in silver paper under his bed!

"This is for me!"
he shouted, reading the tag.

Sam shook the box.
He turned it around in his hands.

What was inside?
Oh, what could it be?

Are you curious to know what curious Sam did with his gift?
He put it back under the bed and decided to wait for Christmas.



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『サムのクリスマスプレゼント』

サムはとても好奇心旺盛な少年でした。
そして彼はクリスマスプレゼントが
気になっていました!




「お母さん、僕のクリスマスプレゼントはどこ?」
サムは尋ねました。

彼女は微笑んで言いました、
「秘密の場所に隠されているよ、サム。」

次に、サムはお父さんに尋ねました、
「お父さん、僕のクリスマスプレゼントはどこ?」

「秘密の場所に隠されているよ、サム。」
お父さんは笑って答えました。



「何をすればいいかわかった!」サムは言いました。
「プレゼントを探しに行こう!」


彼はお父さんの机の後ろを見ました。
そして彼は赤い紙で包まれたプレゼントを見つけました。

「しかし、これはジュジュおばさん宛てです」
サムはタグを読んで言いました。

それで、サムは両親の部屋に忍び込みました。
そして彼は、金色の紙で包まれた
プレゼントを見つけました。

「アルフィーおじさんへ」
サムはタグを声に出して読みました。

それから、サムはお母さんの食器棚を開けました。
そして彼は紫色の紙で包まれたプレゼントを見つけました。

「娘ソフィーへ」とタグに書かれていました。



サムはとても悲しい気持ちで
自分の部屋へ行き、座りこみました。
彼は自分のプレゼントを見つけたかったのです!

そして、サムはベッドの下に
銀の紙で包まれたプレゼントを見つけました!

「これは僕宛てのプレゼントだ!」
彼はタグを読んで叫びました。

サムはプレゼントの箱を振ってみました。
彼はそれを手に取りました。

中には何が入っていたの?
いったい何でしょう?

サムへのプレゼントが何だったか知りたいですか?
彼はプレゼントをベッドの下に戻し、
クリスマスを待つことにしました。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

目標に届きそうな時こそ、
一歩ひいて、機を待つ。




苦労して見つけた
クリスマスプレゼント。

クリスマスの日を待たず、
その場で開けてしまいたくなる。

サムはあの場面で、高ぶる気持ちを抑え、
”開けるべきタイミング”まで待てた。

ゴール前で冷静になれれば、
あと一押しの難しさを超えられる。









2021年02月22日

【英語シャドーイング学習】『Lost and Found』 〜無くして、見つかる。物を探す難しさ、試される精神力と集中力〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『Lost and Found』

Not here, not there, so where have you gone?

Not on the sofa.
Not under the bed either.
Not in the box, nor under my sister's dress.
Not even under the pillow and not in my bag.

I cry while wondering, where have you gone?

I have looked in every room, I have looked under every book.
I have looked under the chair, I have looked under the stool, but where have you gone?



Soon granny comes back from her walk.

"Look what I found in the park."
"It can sway, it can bounce."
"It can spin, it can dangle. Hahaha,"
said Granny with a giggle.

"Oh Granny! Thank you so much!"
"You have found my dear yo-yo!"


"Yo-yo? What a funny name! What a funny toy!"
"I want to play with it. It gives me so much joy!"

Giggling loudly Granny plays, with my little toy.
For the rest of the day!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『無くして、見つかる』

ここではない、そこでもない。
どこに行ったの?

ソファの上ではありません。
ベッドの下でもありません。
箱の中でも、妹のドレスの下でもありません。
枕の下でも、私のバッグの中でもありません。

どこに行ったのかと泣きます。

私はすべての部屋を探しました、
すべての本の下を探しました。


イスの下を見たり、
腰かけイスの下を見たりしましたが、
どこに行ったの?



すぐにおばあちゃんが
散歩から戻ってきます。

「私が公園で見つけたものを見て。」
「揺れる、跳ねる」
「回転することも、ぶら下がることもある。ハハハ」
おばあちゃんはくすくす笑って言いました。

「おばあちゃん!ありがとう!」
「私のお気に入りのヨーヨーを見つてくれて!」


「ヨーヨー?なんて面白い名前!なんて面白いおもちゃ!」
「遊んでみたい。とても楽しい!」

おばあちゃんは私の小さなおもちゃで
大声で笑っています。

その日の残りの時間ずっと!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

物を探すことは、簡単なようで難しい。

自分の行動を思い出す冷静さと、
見つからない時の焦りや苛立ちに
打ち勝つ必要がある。




ドラゴンボールでは、
亀仙人は少年時代の悟空とクリリンに
”物を探す修業”を課している。

内容は、

”亀”と書いた石をジャングルへ投げ入れ、
夕食までに探し出す


というハードなもの。

亀仙人はそこで、
物を探す難しさについてこう言っている。
物をさがすということは
なんでもないことのようじゃが、
これがなかなかの精神力、集中力を必要とする。
おまけにこのばあいは体力も必要じゃろ。


『DRAGON BALL』3巻 其之二十九 ”亀マークの石さがし” より



結果的に、ヨーヨーは公園にあった。

だけど、あの子は泣きながらも、
力を尽くして家中を探し尽くした。

物を探す難しさに負けず、
諦めない精神力が彼にはあった。











2021年02月21日

【英語シャドーイング学習】『A Special Nest』 〜特別な巣。家があるのは当たり前じゃない〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『A Special Nest』

Winter is approaching.
A bird decides to build a nest.

She gathers little twigs and builds her nest carefully.

After a lot of care and hard work, the nest is ready.
It is warm and cozy.

The bird is happy.
She lies down and begins day-dreaming of a comfortable winter.



As she is about to fall asleep, she feels something shaking.

The bird thinks,
"Maybe the wind is shaking the nest a little."

But the nest shakes and trembles and shakes some more.
The bird flies out of the nest.

The next moment, the nest falls to the ground.
The bird sees an elephant using the tree to scratch her back.


She is quite annoyed.
"This is so rude of you, elephant!"
she says to her angrily, and flies away.



She begins to search for a new place.
A place where elephants can't reach her.

She starts building a new nest.
With care and hard work, she builds a home.
Tired, she falls asleep.

Just as she is about to close her eyes, she sees two big, round eyes.
They are staring at her.

It's a painter.
He takes her nest and throws it away.
Then he picks up a brush and starts painting the wall.

The bird is very annoyed.
"This is so rude of you, human!"
she says to him angrily and flies away.



Her heart is heavy with worry.

As she flies, she sees a balloon floating in the air.
And another!

She looks below and sees lots and lots of balloons!
The bird looks at the balloons and has an idea.

With care and hard work, she builds a new nest.
This time, nobody can disturb her.



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『特別な巣』

冬が近づいています。
鳥は巣を作ることにしました。

彼女は小さな小枝を集め、慎重に巣を作ります。

細心の注意を払い、懸命に働いた後、
巣の準備が整いました。
暖かくて居心地が良いです。

鳥は幸せです。
彼女は横になり、快適な冬を夢見始めます。



鳥が眠りにつくと、何かが震えるのを感じます。

鳥は考えます、
「風が巣を少し揺らしているのかもしれません。」

しかし、巣は揺れて、震えて、さらに揺れます。
鳥は巣から飛び出します。

次の瞬間、巣は地面に落ちます。
鳥はゾウが木を使って、背中を掻いているのを見ます。


彼女はかなりイライラしています。
「なんてことするの、ゾウさん!」
彼女は怒ってゾウに言い、飛び去ります。



彼女は新しい場所を探し始めます。
ゾウが届かない場所を。

彼女は新しい巣を作り始めます。
彼女は注意深く、懸命に働いて巣を作ります。
疲れて、彼女は眠りに落ちます。

彼女が目を閉じようとしているちょうどその時、
彼女は二つの大きな丸い目を見ました。
その目は彼女を見つめています。

ペンキ屋です。
彼は鳥の巣を手に取り、捨ててしまいます。
それから彼はブラシを手に取り、壁の塗装を始めます。

鳥はとてもイライラしています。
「なんてことするの、人間!」
彼女は怒ってペンキ屋に言い、飛び去ります。



彼女の心はとても憂鬱です。

彼女が飛んでいると、
風船が空中に浮かんでいるのが見えます。
そしてもう1つ!

彼女が下を見ると、たくさんの風船が見えます!
鳥はそれらの風船を見て、アイディアを思いつきます。

彼女は注意深く、懸命に働いて、新しい巣を作ります。
今回は、誰も彼女を邪魔することはできません。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

安心して寝られる場所を作るのは、
こんなにも難しい。


家は当たり前にあるわけじゃなく、
いろんな労力の上に成り立っている。

自分が今、家に住めていること。
雨風をしのげること、安心して眠れること。

ないものを嘆くのではなく、
あるものを数えて感謝していこう。









2021年02月20日

【英語シャドーイング学習】『The Hasty Frog』 〜2匹のカエル(イソップ寓話)。行動力とリスクマネジメントのバランスが大切〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Hasty Frog』

A long long time ago, two brothers frogs lived in a marsh!
They had enough water to drink, and they played around merrily!



But one summer it got so harsh that the marsh dried up!
The two frogs had no water to drink, so they left in search of another place to live!

They looked water everywhere, and they travelled for days and days.



Just as they were about to give up hope, by and by they came upon a well!

The younger foolish brother, hopped on the well to get a better look.
The bottom of the well was pitch black, and he couldn't see anything!



"This looks like a nice place," said the little frog,
"Let's jump in and settle here!"

The older brother with a wiser head on his shoulders replied,
"Not so fast my brother. Supposing this well dried up like the marsh, how would we get out."



But before the older and wiser brother could finish his sentence, the younger foolish brother leaped into the well without thinking.

With a great thud, the frog hit the bottom of the well.

When he looked around, he found no water!
And there was no way to escape either.




Then the younger foolish brother thought,
"I should have listened to my brother, and looked before I leaped."
"Now I'm stuck here, with no means to escape."



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.日本語に翻訳

『2匹のカエル』

昔、沼に2匹の兄弟カエルが住んでいました!
彼らには十分な水のある場所があり、
陽気に遊んで過ごしていました!



しかし、ある夏、
沼が干上がってしまうほど暑さが厳しくなりました!

2匹のカエルは飲み水がなかったので、
別の住む場所を探しに出発しました!

彼らはあちこちで水を探し回り、
何日も何日も旅をしました。



彼らが希望を捨てようとしていたちょうどその時、
彼らは井戸に出くわしました!

愚かな弟は、よく見えるように井戸に飛び乗りました。
井戸の底は真っ暗で、何も見えませんでした!



「これはいい場所のようだ」弟カエルは言いました、
「ここに飛び込んでみよう!」

賢い兄カエルは答えました、
「そんなに簡単にはいかない。
 この井戸が沼のように乾いていたら、
 僕らはどうやって抜け出すの?」




しかし、兄がそう言い切る前に、
愚かな弟は考えずに井戸に飛び込みました。

大きな音で、弟カエルは井戸の底にぶつかりました。

弟カエルは井戸の底を見回しましたが、
水を見つけられませんでした!
そして、井戸から出る方法もありませんでした。




その時、愚かな弟は思いました、
「兄の言うことを聞いて、飛び込む前に考えるべきでした。」
「今、私はここで立ち往生していて、逃げる手段がありません。」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

リスクを考えすぎると、
行動しない理由ばかりが増えていく。

まずやってみる行動力は大切。
失敗したらその時に考えればいい。

とはいえ、
取り返しがつく失敗かを想像する力も大切。




出足の早さと、リスクマネジメント。

その2つのバランスが難しい。










2021年02月19日

【英語シャドーイング学習】『The Lark and Her Young Ones』 〜農夫とヒバリ(イソップ寓話)。人が動くのは、自分でやると決めた時〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Lark and Her Young Ones』

One day, a Lark made her nest in a field of young wheat.
As the days passed, the wheat stalks grew tall and the young birds, too, grew in strength.



Then one day, when the ripe golden grain waved in the breeze, the Farmer and his son came into the field.

"This wheat is now ready for reaping,"
said the Farmer.

"We must call in our neighbours and friends to help us harvest it."

The young Larks in their nest close by were much frightened, for they knew they would be in great danger if they did not leave the nest.

When the Mother Lark returned with food for them, they told her what they had heard.

"Do not be frightened, children," said the Mother Lark.
"If the Farmer said he would call in his neighbours and friends to help him do his word, this wheat will not be reaped for a while yet."



A few days later, the wheat was so ripe, that when the wind shook the stalks, a hail of wheat grains came rustling down on the young Lark's heads.

"If this wheat is not harvested at once,"
said the Farmer, "we shall lose half the crop."
"We cannot wait any longer for help from our friends."
"Tomorrow we must set to work, ourselves."

When the young Larks told their mother what they had heard that day, she said,
"Then we must be off at once."
"When a man decides to do his own work and not depend on any one else, then you may be sure there will be no more delay."




There was much fluttering and trying out of wings that afternoon.
At sunrise the next day, when the Farmer and his son cut down the grain, they found an empty nest!



Remember children,
"Self help is the best help!"


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3.日本語に翻訳

『農夫とヒバリ』

ある日、
ヒバリは若い小麦畑に巣を作りました。

日が経つにつれ、小麦の茎は高くなり、
ヒナ鳥たちも成長しました。



それからある日、
小麦の熟した金色の穀物がそよ風に揺れると、
農夫と彼の息子が畑にやって来ました。

「この小麦はもう刈り取りの頃合いだろう」
農夫は言いました。

「小麦の収穫を手伝ってもらうために
 隣人や友人を呼ぶ必要がある。」

近くの巣にいるヒバリのヒナたちは、
巣を離れなければ大きな危険に
さらされることを知っていたので、
とても怖がっていました。

母鳥がヒナ鳥のために
食べ物を持って戻ってきたとき、
ヒナ鳥たちはさっき聞いたことを母鳥に話しました。

「子供たち、おびえないで」母鳥は言いました。
「農夫が”隣人と友人を呼んで手伝ってもらう”と言ったならば、
 この小麦はまだしばらく刈り取られないでしょう。」




数日後、小麦はとても熟していました。
風が茎を揺さぶると、小麦の粒が
ヒナ鳥たち頭にざわめきました。

「この小麦はすぐに収穫しなければ」

農夫は言いました、
「私たちは作物の半分を失うだろう。
 友達の助けをこれ以上待つことはできない。
 明日、自分たちで仕事に取り掛かる必要がある。」

ヒナ鳥たちが母鳥に
その日聞いたことを話したとき、彼女は言いました、
「それなら、私たちはすぐに立ち去らなければなりませんね。
 農夫が誰にも依存せず、自分で仕事をすると決めたとき、
 それ以上の先延ばしがないとわかるでしょう。」




その日の午後、ヒナ鳥たちの
羽ばたきの訓練がたくさんありました。

翌日の日の出、
農夫と彼の息子が小麦を収穫したとき、
彼らは空になった巣を見つけました!



子供たちよ、覚えておいて、
「自助は最高の助けです!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4.所感

人が本当に動くのは、
自分でやると決めた時と、
やるしかない状況に追い込まれた時。

ただし、
自分の意志で決めたことでなければ、
動き続けるのは難しい。




誰かにやってもらったり、
褒美や脅しでやらせれば、その場では動く。

しかし、
そこには自分の中から生まれる動機がないので、
いずれは止めてしまう。



どうすれば、やらせることができるか

ではなく、

どうすれば、自分からやると決めてくれるかが大切。











2021年02月18日

【英語シャドーイング学習】『The Owl and the Grasshopper』 〜フクロウとキリギリス(イソップ寓話)。負けるが勝ち〜。

僕は毎朝、以下の手順で英語を学んでいます。

  1. 英語動画を英語字幕で視聴
  2. シャドーイング
  3. 英語に文字起こし
  4. 日本語に翻訳


流暢までの道のりを歩き出したばかりです。
ブログでは以下を綴ります。


ー英語学習・目次ー

  1. 本日の参考動画
  2. 英語に文字起こし
  3. 日本語に翻訳
  4. 所感

1.本日の参考動画




2.英語に文字起こし

『The Owl and the Grasshopper』

Once upon a time in a forest far far away, there lived an old Owl, who always slept during the day.

Then after sundown, when the rosy light fades from the sky and the shadows rise slowly through the wood, out she comes ruffling and blinking from the old hollow tree.

Her weird "hoo-hoo," echoed through the quiet wood, and she begins her hunt for the bugs and beetles, frogs and mice she likes so well to eat.

Now this old Owl had become very cross and hard to please as she grew older, especially anything disturbed her daily slumbers.



One warm summer afternoon as she dozed away in her den in the old oak tree, a Grasshopper nearby began a joyous but very raspy song.

Out popped the old Owl's head from the opening in the tree that served her both for door and for window.

"Get away from here, sir,"
she said to the Grasshopper.

"Have you no manners? You should at least respect my age and leave me to sleep in quiet!"

But the Grasshopper answered saucily that he had as much right to his place in the sun as the Owl had to her place in the old oak.

Then he struck up a louder and still more rasping tune.



The wise old Owl knew quite well that it would do no good to argue with the Grasshopper, nor with anybody else for that matter.

Besides, her eyes were not sharp enough by day to permit her to punish the Grasshopper as he deserved.



So she laid aside all hard words and spoke very kindly to him.

"Well sir," she said,
"if I must stay awake, I am going to settle right down to enjoy your singing."
"Now that I think of it, I have a wonderful wine here, sent me from Olympus, of which I am told Apollo drinks before he sings to the high gods."
"Please come up and taste this delicious drink with me. I know it will make you sing like Apollo himself."



The foolish Grasshopper was taken in by the Owl's flattering words.

Up he jumped to the Owl's den, but as soon as he was near enough so the old Owl could see him clearly, she pounced upon him and ate him up.



Flattery is not a proof of true admiration.
Do not let flattery throw you off your guard against an enemy.



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3.日本語に翻訳

『フクロウとキリギリス』

昔々、遠く離れた森に、日中ずっと眠っている
年とったフクロウが住んでいました。

そして日が沈んだ後、バラ色の光が空から消え、
影がゆっくりと森の中を昇ると、
フクロウは古い木の穴から波打つように光ます。

フクロウの奇妙な「ホー、ホー」
という鳴き声は静かな森に響き渡ります。

彼女は好物の虫やカブトムシ、
カエル、ネズミを探し始めます。

今、この年とったフクロウは、
年をとるにつれて非常に気が短くなり、
平静でいることが難しくなりました。



ある暖かい夏の午後、
フクロウが古い樫の木の巣穴で眠っていたとき、
近くのキリギリスは楽しげな、
しかしとても騒々しく歌い始めました。

年とったフクロウは、
ドアと窓を兼ねる木の穴から頭を出しました。

「キリギリスよ、ここから離れなさい」
彼女はキリギリスに言いました。

「マナーがないの?
 少なくとも年長者を尊重し、静かに眠らせて!」

しかし、キリギリスは、
フクロウが古い樫の木をねぐらにしていたのと同じくらい、
太陽の下で好きな場所で歌う権利があると生意気に答えました。

それから、キリギリスはより大きく、
そしてさらにもっと荒々しい曲を歌い始めました。



賢明な年とったフクロウは、
キリギリスや他の誰かと議論するのは
得策ではないことをよく知っていました。


その上、彼女の目は、
キリギリスにふさわしい罰を与えられるほど、
日中は十分に鋭くありませんでした。



そこで、フクロウは
すべての厳しい言葉を脇に置いて、
キリギリスにとても親切に話しました。


「確かにそうですね」と彼女は言いました。

「起きていなければならないなら、
 私はあなたの歌を楽しむために
 すぐに落ち着きましょう。
 
 今、考えてみると、
 ここに素晴らしいワインがあります。
 オリンポスから送ってくれました。

 アポロン神が高貴な神々に歌う前に
 飲むと言われています。

 このおいしい飲み物を一緒に味わってください。
 アポロン神のように歌えると思います。」



愚かなキリギリスは、
フクロウのお世辞の言葉を真に受けてしまいました。


キリギリスはフクロウの巣に飛び乗りましたが、
年とったフクロウは彼をはっきりと見えるまで
彼が十分に近づくと、すぐに襲い掛かり、
キリギリスを食べてしまいました。



お世辞は真の賞賛の証拠ではありません。
お世辞を言われて敵に油断してはいけません。



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4.所感

負けるが勝ち。
自分から折れることのできる者は強い。




賢いフクロウは、
言い争いが無益と見るや、
自分から下手に出ることができる。

目先の勝ち負けや、変な意地の張り合いを捨て、
相手を立てるフリができる。

お世辞と口車を駆使して、
自分に有利な土俵へ誘い込む。

「静かにしてもらう」
その最終目標を見失わなかったから。




相手の誘いに乗らない思慮深さと、
自分から負けられる懐の広さを持っていたい。










2021年02月17日

【おすすめ本】『嫌われる勇気』〜PART1 心に残る一節を5つ紹介 ”第一夜 トラウマを否定せよ”〜。

「人はどうすれば幸せに生きられるのか」

この問いに、アドラー心理学では
シンプルで未来志向な考え方で答える。



そんなアドラー心理学の基本概念を、
哲学者・哲人と青年の対話形式で
分かりやすく伝えてくれる本。

『嫌われる勇気』

著作中で、特に心に残った一節を紹介したい。
今回は”第一夜 トラウマを否定せよ”より。

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ー目次ー
  1. 基本概念の1つ”目的論”
  2. トラウマの否定という劇薬
  3. 怒りは出し入れ可能な”道具”
  4. 与えられたものをどう使うか
  5. 人生を決めるのは過去ではなく”いま、ここ”
  6. 所感

1.基本概念の1つ”目的論”

アドラー心理学では、
過去の「原因」ではなく、
いまの「目的」を考えます。

ご友人は「不安だから、外に出られない」
のではありません。

順番は逆で
「外に出たくないから、
不安という感情をつくり出している」
と考えるのです。


『原因論と目的論について』27ページ より


アドラー心理学の基本概念の1つ「目的論」。

先に目的があり、
不安や恐怖などの感情は、
目的を達成するために作り出されている


という考え方。



引きこもりや、精神疾患に苦しむ人の中には
こう言われているように感じるかも知れない。

「冷たく突き放された」
「あなたが選んでそうなったんでしょう」

著書の中でも
「あまりにも厳しい劇薬」と言われている。

2.トラウマの否定という劇薬

いかなる経験も、それ自体では
成功の原因でも失敗の原因でもない。

われわれは自分の経験によるショック、
いわゆるトラウマに苦しむのではなく、
経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。

自分の経験によって決定されるのではなく、
経験に与える意味によって自らを決定するのである。


『トラウマについて』29〜30ページ より


トラウマの否定という劇薬。

あの時のあの経験がトラウマだから、
いま目の前にある●●ができない

ではなく、

いま目の前にある●●をしたくないから
トラウマを”●●しない理由”にする




トラウマに苦しむ人にとって、
耳が痛いどころではなく、
聞きたくないとすら思うかも知れない。

自分の苦しみが
淡々と否定されたような気持ちになるかも知れない。

過去に原因を求めるのではなく、
未来の目的に向かうための劇薬。


3.怒りは出し入れ可能な”道具”

あなたには大声を出す、という目的が先にあった。
すなわち、大声を出すことによって、
ミスを犯したウェイターを屈服させ、
自分のいうことを聞かせたかった。

その手段として、
怒りの感情を捏造したのです。


『感情の支配について』34ページ より

怒りとは出し入れ可能な「道具」なのです。

この母親は怒りを抑えきれずに
怒鳴っているのではありません。

ただ大声で娘を威圧するため、
それによって自分の主張を押し通すために、
怒りの感情を使っているのです。


『感情の支配について』35ページ より


目的論で考えれば、「怒り」は強力な道具。

面倒な説明を省き、
手っ取り早く相手を服従させるため。

相手を威圧し、
自分の思い通りにコントロールするため。



親子、上司と部下、店員とクレーマー。

怒りは、
力や立場が有利な者が使ったとき、
より強力な武器と化してしまう。


4.与えられたものをどう使うか

大切なのはなにが与えられているかではなく、
与えられたものをどう使うかである。


『不幸なわたしについて』44ページ より


何が与えられたかに注目すると、
出てくるのは羨望、嫉妬、そして
「与えられなかった自分」への劣等感。


あの人のように会話が上手かったら
あの人のように明るく前向きだったら
それにひきかえ、自分は…、と。



自分に与えられたものに注目すると、
得られるのは自信、見つかるのは自分の強み。


そして、自分の強みをどう生かすかを
考える余裕が生まれる。

5.人生を決めるのは過去ではなく”いま、ここ”

アドラーの目的論は
「これまでの人生になにがあったとしても、
今後の人生をどう生きるかについてはなんの影響もない」
といっているのです。

自分の人生を決めるのは、
「いま、ここ」に生きるあなたなのだ、と。


『変われない理由について』56〜57ページ より


過去の経験に対してできるのは、
思いを巡らすこと。

そこでどんな感情に襲われても、
過去へ戻って修正することはできない。



変わらない決断、変わる決断。

それをするのは過去の経験ではなく、
「いま、ここ」にいる自分自身。


6.所感

「トラウマの否定」
「目的達成のために不安や恐怖を作り出す」

あまりにも前向きな劇薬。

落ち込みがひどい時、
まったく前向きになれない時には、
ひどく辛辣に映るかも知れない。




目的論が心に響く時。

それは谷底にいる時ではなく、
少し前向きな考え方もできるくらいに回復した時。


少しずつ立ち直り、
未来へ向かう気力が出てきたなら。

「そういう考え方があるのか」
と、納得できるかも知れない。






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理琉(ワタル)
自閉傾向の強い広汎性発達障害。鬱病から再起後、低収入セミリタイア生活をしながら好きなスポーツと創作活動に没頭中。バスケ・草野球・ブログ/小説執筆・MMD動画制作・Vroidstudioオリキャラデザインに熱中。左利き。 →YouTubeチャンネル
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