2019年07月10日
チーズとコレステロールの関係について…チーズ好きは注意!
チーズはコレステロールが高いのでしょうか。また、どのような食べ方がいいのでしょうか。チーズとコレステロールの関係性について専門家に詳しく解説していただきました。
30代男性からの相談:「チーズの食べ方でコレステロールに差は出ますか?」
『 30代を迎え、これから先の健康を考えるようになりました。実は、チーズが大好きなのですが、基礎代謝が20代の頃と比べると明らかに落ちていると感じています。そこで、チーズを食べることはコレステロールを高めることに繋がるのではないかと心配になることがあります。
チーズも固形のままの状態で食べたり、スライスして火を通して食べたりと、いろんな調理法があります。調理の仕方によって、チーズがコレステロールとして吸収される際に差があるのかを教えてください。 』
チーズとコレステロール…食べるタイミングも重要?
専門家にチーズとコレステロールの関わりについてお聞きしました。チーズ好きの方は参考にしてみて下さい。
『 チーズは確かに脂肪分も多いですが、それと同じように気を付けなくてはならないのが、カロリーが高いと言うことです。カロリーが高い食材を摂りすぎる事で隠れ肥満になり、コレステロールを上げやすい体つくりをしている状態と言えるのです。(看護師) 』
『 普通のチーズを食べるのであれば、コレステロールを気にするのであれば、ベビーチーズで成人男性での適正量は一日2個で十分となります。ですが、それ以上に毎日摂るようであれば、注意が必要です。(看護師) 』
『 チーズの中にもカッテージチーズのようにカロリーの低いものもありますので、なるべくカロリーの低いチーズを毎日ではなく、一日おきに摂るようにしてみてはどうでしょうか。(看護師) 』
『 チーズはもともと加工してあるものも多く、チーズの脂肪分はサラダ油と違い、火を通しても脂肪分はそれほど変わりません。(看護師) 』
『 あとは、寝る前よりも体を動かす前の朝食に摂るようにし、チーズを毎日摂りたいのであれば、それに合わせて運動を取り入れる様にすることもしてみてはどうでしょうか。(看護師) 』
『 チーズに含まれているコレステロールの量は格段に多いというわけではありません。チーズの形態によって含有量は異なります。例えば、100g中のコレステロール量は、クリームチーズで99mg、パルメザンチーズで96mg、カマンベールチーズで87mg、プロセスチーズで78mgです。(看護師) 』
『 しかし、チーズを使った料理にはピザやグラタン、パスタやパンなどが多いです。そのため、他の食材からもコレステロールを摂取することになるのを頭に入れておきましょう。(看護師) 』
『 調理法によって吸収率に違いが出るというよりは、メニューによって高カロリー、高コレステロールになりがちだということです。(看護師) 』
『 チーズを食べることが高コレステロールに繋がるかというと、可能性はゼロではないが、極端に食べ過ぎなければそこまで気にする必要はないと考えられます。(看護師) 』
すべての食べ物について数字を気にしなければならないのはストレスフルなことですが、ちょっとの工夫でコレステロールはコントロールできます。くれぐれも食べ過ぎることのないようにしていきましょう。