2019年05月23日
パンは焼きたてより数時間置いたほうがおいしいってほんと?
焼きたてのパンはとてもいい匂いがしてすぐに食べたくなってしまいますよね。パン屋で焼きたてのパンを買って、温かいうちに食べようと急いでしまいがちですが、数時間おいた方が、もっとおいしく食べることができるそうなんです。
バケットといわれるフランスパンは焼きたてよりも、焼き上がってからおよそ30分後の冷めたてが一番おいしい状態。焼き上がり直後は余分な水分が多く、熱すぎると風味が感じづらいのです。生地が落ち着く30分後が食べ時となります。総菜パンは焼きたての状態が一番おいしいです。チーズがトロッとしていたり、ベーコンがカリッとしているのは、やはり焼きたての状態ですよね。デニッシュは3時間後。焼きたてもおいしいですが、少し時間をおいた方が、生地にバターが馴染み味に深みがでます。
食パンは6時間後。焼きたては余分な水分が残り、中心が柔らかすぎて外が固めです。6時間ぐらいすると、中はフワフワになり、外はほどよい食感になります。ライ麦パンは翌日。焼きたてだと炭酸ガスと水分がたくさん残っているので、それらが抜けた翌日がベストとなります。
しかし、どのパンもちょうどいい時間を置いてすぐに食べられるとは限らないですよね。おいしさのピークを過ぎても、おいしい状態で食べることができるのがリベイク方法です。
1.パンを買ってきたらなるべく早く切り分ける。
2.ラップでしっかりと包み、チャック付きビニール袋で密封する。3.袋ごと冷凍庫に入れる。冷凍することでタンパク質を固定して、中から乾燥も防ぐことができる。
食べるときは、常温で20分ほど自然解凍してから、200度のオーブンで3分程度温める。
ポイントは外からと中からの乾燥を防ぐこと。これによってもっちりとおいしい状態に戻すことができます。ただしこの方法は買って翌朝食べることが前提のため、数日後のパンだと風味が落ちる可能性があります。
いかがでしたか? パンによっては焼きたてより少し時間を置いたほうがより風味が増すようですね。焼きたてをすぐに食べたいという気持ちをちょっと我慢して、ベストなタイミングを知って、今までよりもよりおいしいパンを食べてみてはいかがでしょうか。