2018年06月06日
奥歯の治療にかかる費用と期間はどれくらい?
ついつい放置してしまいがちな虫歯。しかし、放っておけばおくほど悪化の一途をたどってしまいます。奥歯の虫歯は見た目にも目立たないことで、痛みが激しくなってから歯科医院を受診するケースも少なくありません。奥歯の治療にはどれくらいのコストがかかるのでしょうか。
40代男性からの相談:「奥歯の治療にはどれくらいの費用と期間が必要?」
『 奥歯を舌で触ると、自分でもヒビらしきものが入っているのが分かります。しみるのか、少し虫歯痛も感じるようになってきました。治療を行いたいと思うのですが、知りたいのは1回あたりの治療費と治療時間、1週間ごとに1回行くとして、完治までの治療回数・治療費の総額の目安これらを教えていただけないでしょうか。放置はよくないのは百も承知してますが、お金がないゆえ、行きたくとも行けず、不安ばかりが募ります。何卒よろしくお願いいたします 』
奥歯の治療にはどれくらいの期間といくら必要なのか
専門家に奥歯を治療する時に必要な時間とお金について答えていただきました。
『 歯科治療には、高額で回数がかかるイメージがありますから、治療費や治療回数の面が不安になりますよね。舌で触れると歯にヒビが入っているのが感じ取れる上に、むし歯の痛みもでてきているということですから、歯の神経は残っているものと思われます。この場合の治療費については、そのヒビがどの程度の深さにまで達しているのかどうかによって変わってきます。(歯科医) 』
『 表面だけであれば、その部分だけをプラスチック製の詰め物で治す方法が選べます。この場合は、1回ですむ上に、費用も1000円前後におさまります。(歯科医) 』
『 少し深くなっていれば、歯型を取って治します。被せものの形によっても変わってきますが、2〜3回ですみます。費用は、1500〜3000円前後です。(歯科医) 』
『 もう少し深くなり、神経にまで達した場合は、神経をとる治療が必要となり、その治療回数は4〜5回ほどになります。神経をとる費用は1600円前後で、神経を取り除いた空洞を詰める治療が1200円ほどになります。その後は、被せものを付ける治療になりますが、その回数は3回ほどで、この場合の被せもの代は3000円前後になります。(歯科医) 』
『 このように、進行すればするほど、治療の日数や費用も加算出来ますので、なるべく早めにいくことをお勧めします。なお、ここにある費用には、初再診料やレントゲン代、検査代、歯の形成代などは含まれていません。そして、1本当たりの費用で、保険診療の自己負担割合は3割で算出しています。(歯科医) 』
『 大変申し訳ありませんが、その説明だけではほとんど状況が分からないので何とも言えません。推測と、一般的に歯科でかかる費用でご説明させていただきます。(歯科衛生士) 』
『 まず、初診で検査などを含めて3000円〜4000円かかります。その後、治療内容によってですが、1回に1500〜2000円での治療が2〜3回、被せ物をする場合には、被せ物の大きさにもよりますが3000〜5000円ほどが通常の治療費に加えて請求されます。よほど悪くなっていなければ全部で2万円以内位で治療できると思います。(歯科衛生士) 』
『 しかし、はっきりとした金額や期間は、歯の状況を見てみないと何とも言えません。歯にひびが入っていると、悪いケースでは抜歯になることもあるので、そうなるとまた入れ歯で5000円程度、もしブリッジにするのであれば1万円ほどかかることもあります。初診時に正直に費用のことを相談してみてはいかがでしょうか。(歯科衛生士) 』
『 治療を引き延ばせば伸ばすほど、状況は悪化し、治療期間も長引き、費用もかさみます。ご心配だとは思いますが、まずは早目に歯科医院を受診しましょう。(歯科衛生士) 』
虫歯は放置した分だけ治療にかかるコストが増えていきます。早めの治療でコストを抑えることができます。また、虫歯にならないよう予防することも大切なことだといえるでしょう。