2014年12月28日
畳を綺麗にする方法
12月に入り、年の瀬もすぐそこまで迫っています。そろそろ家の大掃除も、頑張りたいところですね。自宅に和室がある方にとって、畳のお手入れ方法は迷うことも多いもの。今回は、汚れてきた畳の汚れをスッキリとオフするためのコツを紹介します。
■畳はお手入れが大事!
畳の部屋は、日本人にとって癒やしの空間です。フローリングとは違い、そのままゴロンとできるのも大きな魅力ですよね。しかし実は、畳はとても汚れやすいものなのです。きちんとケアしておかないと、カビやダニの温床となってしまうことも……。
畳を長持ちさせるため、そしてアレルゲンを発生させないためには、こまめな掃除が大切だと言えるでしょう。
■基本のケアは乾拭きで
畳を掃除する際の基本は、「乾拭き」です。なぜなら畳は湿気を嫌うから。湿気をこもらせたままにしておくと、カビ発生の原因になってしまいます。「雑巾で乾拭き」「ほうきや掃除機で、畳の目に沿ってごみを取り除く」という掃除方法が、普段のお手入れとしては最適だと言えるでしょう。
しかし普段の生活の中で、これだけでは落ちない汚れが付着してしまうこと……。こんなときには、酢を加えた水を用意し、それを使って水拭きするのがオススメなのです。
■「酢」が良い理由
普通の水拭きは厳禁なのに、なぜ「酢」が入った水を使うのは良いのか。まずはその理由を説明しましょう。酢には汚れをスッキリ落とす効果の他、除菌効果や殺菌効果が期待できます。漂白効果もあるので、古くなって黄ばんでしまった畳をきれいにできます。
また、畳の原料であるいぐさは、スポンジ状の物質です。これが内部に汚れを溜めこみやすい性質の原因となっています。酢でお手入れすることで、いぐさの表面に薄い膜を作ることが可能です。このため、汚れを奥まで入り込ませないというメリットも期待できるのです。
■酢を使った、カンタンお手入れ法とは……
では実際に、酢を使って畳をきれいにする、具体的な方法を紹介します。まずバケツに半分ほどの水に、酢をおおさじ2杯くらい入れます。そこに雑巾を浸したら、力いっぱい絞ってください。余分な水分をなくすことで、畳へのダメージを減らせます。
あらかじめほうきや掃除機で畳の上のゴミを取り除いたら、目にそって雑巾がけをしていきます。その後、乾拭きをして水分を飛ばします。窓をあけて風を取り入れる他、扇風機を使うのも良いでしょう。すばやく畳を乾かせます。
注意するべき点は、新しい畳にはこのケア方法は使わないこと。また畳の縁の部分も拭かないでください。どちらも色落ちの原因になってしまいます。
きれいになった畳は、とても気持ちが良いものです。スッキリした気分でお正月を迎えるためにも、和室のお掃除を頑張ってみてくださいね。
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