2017年01月04日
「人生劇場飛車角」鶴田浩二高倉健月形竜之介尾崎士郎
1963年製作の「人生劇場飛車角」は、尾崎士郎原作の「人生劇場・残侠篇」を映画化した任侠映画である。
東映プロデューサーの岡田茂が原作では主人公ではない飛車角を主役に据えて映画化したのが予想外
にヒットして東映は低迷していた時代劇路線を捨てて任侠路線に転換した記念碑的作品である。
時は大正時代、遊郭の女おとよ(佐久間良子)と駆け落ちしてやくざの飛車角は、小金一家の親分の世話を
受けて生きていた。そのころ小金一家は他の組と揉めていて義理を立てるために飛車角(鶴田浩二)は、おとよ
の止めるのも聞かず相手の組に殴り込んで相手の親分を殺害する。このとき一緒に小金一家の宮川(高倉健)
と熊吉(曽根晴美)も殴り込むが飛車角はすべての罪を自分一人でかぶって入獄する。
長くてつらい刑期を勤める飛車角は、ムショを出た後におとよ一緒になることだけが生きがいであった。
だがその間にも小金一家の親分は敵のやくざの卑劣な襲撃で命を落としてしまうが、そのときおとよは犯行現場
を目撃して恐怖にかられ姿を消す。そして病に倒れたところを偶然助けたのが、人力車夫に身をやつしていた
宮川であった。宮川はおとよが飛車角の女であることを知らずに真底惚れてしまうのだ。
しかし事の真相を知った宮川は悩みぬく。宮川がおとよと飛車角のことを酒場で偶然話を聞いていた
吉良常は飛車角が自首して出る前に世話をしていたことがあった。吉良常(月形竜之介)は飛車角に真実を話すが
飛車角の心は張り裂けそうだったのだ・・・
東映はこの映画のヒットで息を吹き返し、松竹から東宝と渡り歩きこのころ低迷していた鶴田もこの役が
当たり役となりやくざ映画の鶴田になっていく。また当たり役がなかった高倉もこの映画からやくざ映画スターに
なっていった。
主題歌の「人生劇場」を村田英雄が歌い大ヒットし今に至るまでスタンダードになっている。
様々な意味で多くのスターや映画界の流れを変えた作品である。監督は沢島忠
東映プロデューサーの岡田茂が原作では主人公ではない飛車角を主役に据えて映画化したのが予想外
にヒットして東映は低迷していた時代劇路線を捨てて任侠路線に転換した記念碑的作品である。
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時は大正時代、遊郭の女おとよ(佐久間良子)と駆け落ちしてやくざの飛車角は、小金一家の親分の世話を
受けて生きていた。そのころ小金一家は他の組と揉めていて義理を立てるために飛車角(鶴田浩二)は、おとよ
の止めるのも聞かず相手の組に殴り込んで相手の親分を殺害する。このとき一緒に小金一家の宮川(高倉健)
と熊吉(曽根晴美)も殴り込むが飛車角はすべての罪を自分一人でかぶって入獄する。
長くてつらい刑期を勤める飛車角は、ムショを出た後におとよ一緒になることだけが生きがいであった。
だがその間にも小金一家の親分は敵のやくざの卑劣な襲撃で命を落としてしまうが、そのときおとよは犯行現場
を目撃して恐怖にかられ姿を消す。そして病に倒れたところを偶然助けたのが、人力車夫に身をやつしていた
宮川であった。宮川はおとよが飛車角の女であることを知らずに真底惚れてしまうのだ。
しかし事の真相を知った宮川は悩みぬく。宮川がおとよと飛車角のことを酒場で偶然話を聞いていた
吉良常は飛車角が自首して出る前に世話をしていたことがあった。吉良常(月形竜之介)は飛車角に真実を話すが
飛車角の心は張り裂けそうだったのだ・・・
東映はこの映画のヒットで息を吹き返し、松竹から東宝と渡り歩きこのころ低迷していた鶴田もこの役が
当たり役となりやくざ映画の鶴田になっていく。また当たり役がなかった高倉もこの映画からやくざ映画スターに
なっていった。
主題歌の「人生劇場」を村田英雄が歌い大ヒットし今に至るまでスタンダードになっている。
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