2016年11月29日
「スターリングラード2001年版」ジュードロウ、エドハリス、ジョセフファインズ
2001年製作の「スターリングラード」は第二次大戦の独ソ戦の激戦区スターリングラード攻防を背景に
実在の狙撃兵ヴァシリ・ザイツェフを主人公に描いた戦争映画である。
1942年のスターリングラードでは、ナチスドイツ軍の猛攻で今にも陥落寸前でソビエト共産党は逆転の機会を
狙っていた。ガレキの山になったこの都市で共産党員のダニロフ(ジョセフファインズ)は、敵に一矢報いんと
ライフルでドイツ軍の兵隊に照準を合わせていた。偶然その場に居合わせたヴァシリ・ザイツェフ(ジュードロウ)
はダニロフのライフルを借りると次々に敵を倒していった。
ザイツェフはウラルで羊飼いをしていた青年で、子供のときから狩猟をしていたので射撃は得意だったのだ。
ダニロフはザイツェフの才能に驚き、味方の士気を高めるためにザイツェフを英雄に仕立てあげようと決めた。
党の機関紙を通じて大々的にザイツェフの記事を載せて勇気づけようとしたのだ。
この作戦は見事にあたり、ソ連全土にザイツェフの名前は轟き味方の士気は多いにあがった。
この戦いの中でザイツェフは女性兵士ターニャ(レイチエルワイズ)と知り合い仲良くなる。
しかしダニロフもターニャに恋愛感情を抱いており、ザイツェフとダニロフの友情も微妙なものになる。
またザイツェフを英雄としてあがめる少年サーシャは、ドイツが送りこんだ狙撃兵ケーニッヒ少佐に寝返ったと
見せかけて少佐の動向を探る。少佐はサーシャの意図を見抜き、ザイツェフに罠をかけようとわざと情報
を流す。独ソの二人の狙撃兵の息詰まるような戦いが始まったのだ・・・
現在はこの二人の伝説的な戦いは事実ではないという説が有力である。しかしザイツェフが殺害したドイツ兵は
このスターリングラード攻防戦だけで200名を超えると言われている。
ザイツェフがソ連軍勝利に多いに貢献したのは事実である。映画ではザイツェフ愛用のボルトアクションの
モシンナガンライフルが出てきて、マニアには嬉しい限りである。
しかし特別仕様でもないライフルで、これだけの敵を倒したザイツェフの腕前は恐るべきものだ。
この映画は製作国もアメリカ ドイツ イギリス アイルランドと多国籍映画でしかも舞台はソ連で言語は
英語で監督はフランスのジャンジャック・アノーと国籍不明の作品となっている。またジュードロウはイギリス人
でケーニッヒ少佐はアメリカ人のエドハリスとわけがわからない。
ダニロフがザイツェフと語るシーンで「みんなが平等な共産社会でも、愛されるものと愛されないものが
あり、才能にも個人差がある」のセリフが印象深い。しかし徴募された兵隊はソ連軍の督戦隊による後ろからの攻撃は
敵より怖かっただろうと思う。
実在の狙撃兵ヴァシリ・ザイツェフを主人公に描いた戦争映画である。
1942年のスターリングラードでは、ナチスドイツ軍の猛攻で今にも陥落寸前でソビエト共産党は逆転の機会を
狙っていた。ガレキの山になったこの都市で共産党員のダニロフ(ジョセフファインズ)は、敵に一矢報いんと
ライフルでドイツ軍の兵隊に照準を合わせていた。偶然その場に居合わせたヴァシリ・ザイツェフ(ジュードロウ)
はダニロフのライフルを借りると次々に敵を倒していった。
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ザイツェフはウラルで羊飼いをしていた青年で、子供のときから狩猟をしていたので射撃は得意だったのだ。
ダニロフはザイツェフの才能に驚き、味方の士気を高めるためにザイツェフを英雄に仕立てあげようと決めた。
党の機関紙を通じて大々的にザイツェフの記事を載せて勇気づけようとしたのだ。
この作戦は見事にあたり、ソ連全土にザイツェフの名前は轟き味方の士気は多いにあがった。
この戦いの中でザイツェフは女性兵士ターニャ(レイチエルワイズ)と知り合い仲良くなる。
しかしダニロフもターニャに恋愛感情を抱いており、ザイツェフとダニロフの友情も微妙なものになる。
またザイツェフを英雄としてあがめる少年サーシャは、ドイツが送りこんだ狙撃兵ケーニッヒ少佐に寝返ったと
見せかけて少佐の動向を探る。少佐はサーシャの意図を見抜き、ザイツェフに罠をかけようとわざと情報
を流す。独ソの二人の狙撃兵の息詰まるような戦いが始まったのだ・・・
現在はこの二人の伝説的な戦いは事実ではないという説が有力である。しかしザイツェフが殺害したドイツ兵は
このスターリングラード攻防戦だけで200名を超えると言われている。
ザイツェフがソ連軍勝利に多いに貢献したのは事実である。映画ではザイツェフ愛用のボルトアクションの
モシンナガンライフルが出てきて、マニアには嬉しい限りである。
しかし特別仕様でもないライフルで、これだけの敵を倒したザイツェフの腕前は恐るべきものだ。
この映画は製作国もアメリカ ドイツ イギリス アイルランドと多国籍映画でしかも舞台はソ連で言語は
英語で監督はフランスのジャンジャック・アノーと国籍不明の作品となっている。またジュードロウはイギリス人
でケーニッヒ少佐はアメリカ人のエドハリスとわけがわからない。
ダニロフがザイツェフと語るシーンで「みんなが平等な共産社会でも、愛されるものと愛されないものが
あり、才能にも個人差がある」のセリフが印象深い。しかし徴募された兵隊はソ連軍の督戦隊による後ろからの攻撃は
敵より怖かっただろうと思う。
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