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2016年04月04日

「透明人間と蠅男」北原義郎、品川隆二、毛利郁子

1957年の大映特撮映画「透明人間と蝿男」は、異色SF映画で東宝の変身人間シリーズの亜流のような作品である。

映画は、旅客機での謎の殺人事件から始まり、帝都で正体不明の生物による連続殺人事件で人々は恐怖のどん底

へ落とされる。

手がかかりはいずれも蝿の羽音を聞いた証言があるだけで何の手がかりもなかった。

警視庁捜査一課長の若林(北原義朗)はなんとか証拠をつかもうと必死の捜査を続ける。若林は怪しい容疑者に部下の葉山を

張り付かせるが逆襲されて蝿に変身した殺人鬼に殺されてしまう。

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殺人鬼はなおもキャバレーの女も殺し連続殺人を犯す。進退窮まった若林は大学時代の親友で透明光線を研究する

科学者月丘の力を借りようとする。月丘の発明した光線で透明人間になり犯人を捕まえようというのだ。

殺人鬼をあやつる男は、大富豪で元帝国軍人の楠木であることは目星がついていた。

透明人間と蠅男の死闘が始まったのだ・・・

この映画の製作は1957年なので本家「蠅男の恐怖」より1年早いのでパクリとは言えないかも知れない。

蠅男というと「蠅男の恐怖」のようなグロテスクな造形をイメージするかもしれないが、この映画の蠅男はほとんど

普通の人間と変わらず特に印象が残るモデルではない。


犯人は、自分ひとり戦犯の罪を受けたことを恨み、帝国陸軍開発の秘密の薬品を使って次々に殺人を犯していく。


戦争の傷跡がまだ残っていた1950年代ならではの設定である。このあたりは、東宝の「電送人間」と似ている。


サスペンス映画としてもよくできていて面白い。

キャバレーのダンサーを演じる毛利郁子は後に世間を震撼させる事件を起こすがそのことはまた他で触れる。


主演の北原は後に悪役へ転向して大成功する。月丘博士役の品川隆ニはこのときはシリアスな役で後の時代劇

のコミカルな役の片鱗もなかった。

若林の部下葉山は、元オリンピックの水泳の銀メダリストである浜口喜博でセリフが棒読みなのは素人なので仕方な

い。

人生様々、悲喜交々である。監督は村山三男

しかし「マタンゴ」でもそうだがこの時代の変身映画はやたらキャバレーシーンが多いのはなぜだろうか。

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posted by ハヤテ at 15:33| 特撮
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