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2016年04月03日

「海底軍艦」本田猪四郎、押川春浪、高島忠夫、神宮寺大佐

明治時代の押川春浪の武侠小説「海底軍艦」を元ネタにした東宝特撮映画「海底軍艦」は万能潜水艦轟天号が

主人公の痛快な特撮映画である。

物語は日本各地で土木技師の誘拐が相次ぐところから始まる。偶然事件の現場に居合わせたカメラマンの旗中らは

モデルを頼もうと光国海運の楠見専務(上原謙)に秘書神宮寺麻琴(藤山愛子)と事務所へゆくが怪人物に二人が

拉致されようとするのを防いだ。

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怪しい男の正体は、ムー帝国の工作員23号で楠見は帝国海軍の元軍人で麻琴は部下の神宮寺大佐のひとり娘

だった。

神宮寺大佐は、帝国の敗北を認めることができず、忠実な部下を連れてイ103潜水艦とともに消息を絶った。


楠見は部下の最後の頼みを聞いて麻琴を代わりにそだてていたのだ。一方1万2000年前に海底に沈んだはずの

ムー帝国は密かに存続していてその高度な文明で世界を支配しようと狙っていたのだ。

ムー帝国の科学力は凄まじく世界の都市は破壊され。ムー帝国が飼っている怪獣マンダによって人々は恐怖のどん底へ叩き落とされていた。

そして死んだはずの神宮寺大佐は生き延びて万能潜水艦轟天号を開発していたのである。楠見たちは神宮寺に


ムー帝国と戦うために轟天号の力を借りたいと懇願するが神宮寺は、日本帝国の再建の目的以外では拒絶する。

頑固な神宮寺に楠見や旗中は頭を抱えるが、そうするうちにもムー帝国の世界破壊は続いていた・・・

この映画の魅力はなんといっても轟天号だろう。トップのドリルをつけて空も飛び回る轟天号は、後のマイティジャックや


宇宙戦艦ヤマトの先駆者と言っていいだろう。そのフォルムやデザインのかっこよさは今なおマニアに間で人気が高い。

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そしてもうひとりの主役はやはり田崎潤演じる神宮寺大佐である。神宮寺の頑なに日本の敗北を認めずもう一戦を

企む戦争狂ぶりは極右も顔負けである。だが旗中カメラマンに「日本は戦争を放棄したんですよ。憲法に書いてある」

と言われておもわずムットするのは、勝手に憲法改正して戦争したいどこかの国の政治屋みたいである。

ムー帝国の攻撃で東京の町も粉砕されるが、東芝のネオンサインが木っ端微塵になるのは2016年東芝倒産を予言し
ているようで不気味だ。

秘密兵器の冷凍銃でムー人たちが凍るのだが、冷凍人間のシーンが絵で描いたのがまるわかりなのがやや笑える。

またムーの怪獣のマンダは、口から火を吐いて次々と船舶を炎上させるが打たれ弱く簡単に死んでしまうのは

あっけない。ムー帝国の女帝を演じる小林哲子の性悪演技もなかなかいい。旗中役の高島忠夫は

新東宝がつぶれて東宝に移って間がないころだったので張り切っていたと思う。

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posted by ハヤテ at 16:16| 特撮
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