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2016年01月21日

「ハンバーガーヒル」ベトナム戦争血染めの丘

1987年制作の「ハンバーガーヒル」は、ベトナム戦争で最も悲惨な戦いのひとつであったアパッチスノー作戦

を描いた映画だ。同時期に公開された「プラトーン」のような政治色はなくしかし戦争の惨さは真正面から

描いている。主人公は、アメリカ陸軍の精鋭である第101空挺師団の第❸旅団187連隊第3大隊ブラボー中隊の

若者たちだ。ベトナム戦争で激戦が予想されるエイショーバレーへ第101空挺師団の投入は決まる。

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新兵たちは、古参から戦場のいろはから歯の磨き方まで細かく指導される。ひとりの新兵のミスは中隊の

全滅につながるからだ。古参兵たちは、エイショーバレーでの地獄を経験していて誰ひとりとして喜ぶもはいなかった。

戦場へ投入されるまでの間、兵士たちはささいなことでけんかになったり、売春宿でハメをはずすものもいた。

商売女がアメリカのための戦いと言ったことで食ってかかる兵士もいたのだ。

だがそんな彼らの杞憂をよそについに戦いの時がきた。兵士たちはヘリで直接戦場へ投入された。

のんびりした後方とはうって変わり、ベトナム兵は問答無用で銃撃してくる。ジャングルを進む兵士たちは

次々に倒れていく。味方は航空機を投入してベトコンにナパームの嵐を浴びせかける。

間違って味方のアメリカ兵の乱射でミンチになるアメリカ兵たち、しかし戦いはあの丘を奪うまで続くのだ・・・


この映画には、英雄も登場せずプロパガンダ色もない。戦場の毎日を淡々と描くだけだがそこが返ってリアリティを

感じる。題名のハンバーガーヒルとは、兵士がひき肉になるような激しい戦いという意味だという。


だが、遮蔽物もなく上から手榴弾や弾丸を雨あられと浴びた兵隊たちは、そうとう怖かったと思う。

事実この戦いでは、士気はかなり低かったらしい。司令部は現場のこともわからず督戦したらしいが、この上層部の

間抜けさと無責任さは、米軍も旧日本軍も同じである。

与党政治家には、現場を体験してもらいたいものだ。派手さはないがなかなかの秀作である。

戦争を煽る無知な人間には、一度見てもらいたい映画である。ラストの放心状態の兵隊の表情がいい。


映画で重要な役ヴィンセント・”アルファベット”・ラングイリを演じるのは、アンソニーバリル、監督はジョンアービン。

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posted by ハヤテ at 14:48| 戦争映画
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