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2015年10月27日

「恐怖の報酬1952年度オリジナル版」イブモンタン

今日紹介する「恐怖の報酬」は1977年度のリメイク版ではないアンリジョルジュクルーゾー監督のオリジナル

版である。

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舞台は南米のベネズエラの片田舎、職もなく金もないお先真っ暗の男たちが昼間から場末の酒場に集まって

何をするでもなく飲んだくれていた。パリから流れ流れてやってきたマリオ(イブモンタン)もそんな若者の

ひとりだった。マリオには酒場娘のリンダという恋人がいたがいつかこの街から出てゆくことを夢見ていた。

ある日ホンジュラスから流れてきたジョー(シャルルヴァネル)は同じフランス人ということで意気投合し仲間になった。

しかしジョーはやばい仕事をこなしてきた犯罪者あがりの男で癖があった。マリオはそんなジョーを兄貴のように慕うのだった。

無為な日々が延々と続くある日、500キロ離れた油田が爆発し、山火事が発生、火を消すためには強力な

爆薬ニトログリセリンが必要だった。

石油会社のアメリカ人オーナーオブライエンは、このニトロ運びの運転手を徴募して火を消そうと考えた。


命懸けの仕事だがひとり2000ドルの報酬は食い詰めた男たちには魅力的で多くの男が応募した。

その中からマリオ、ビンバ、ルイジ、スメルノフが選ばれたがジョーは年をとってることではずれた。

ジョーは不満でオブライエンに抗議したがスメルノフはなぜか約束の時間に選ばれなかったのでジョーが

代わりに行くことになった。

トラックは2台で二人1組でマリオはジョーとルイジはビンバと組んだ。

最初のマリオ組が出発したが、ジョーは落ち着かず途中で休憩したり食事したりで遅れがちだった。

そのうち後続のルイジ組に追い抜かれるが、ジョーは相変わらずグズグズしていた。

ジョーに昔の面影はなく臆病になっていたのだ。これでジョーとマリオの力関係は逆転しマリオが命令する

立場となった。一方先行したルイジたちはナマコ板と言われる難所を一挙に通りぬけたが木が腐った吊棚や

落石に悩まされ油田への到着は絶望的に思えた。なんとか吊棚もくぐりぬけたマリオだったが臆病なジョーに

は見切りをつけていた・・・



食い詰めると仕事を得るのは命もかけなければならないのか、極限状態の心理や仲間とのやりとり

など会社などで働いた経験者ならジョーやマリオ、ルイジの気持ちはよくわかるのではないだろうか。


だが、マリオがジョーがびびりとわかったとたん手のひらを返してジョーをいじめるのは少し腹が立った。

会社や組織にはよくいるタイプだ。ジョーが油まみれになっているところを車で引く非道さにも呆れた。

サスペンス映画として1級だがこのあたりが後味が悪かった。石油のあるところにはアメリカ人というセリフ

はそのとおりだと思う。
posted by ハヤテ at 16:57| サスペンス
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