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2015年08月17日

イタリアンホラーダリオアリジェント「デモンズ」

イタリアホラーの鬼才ダリオアルジェントが1985年に撮った「デモン

ズ」は、スプラッター映画の傑作である。

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女子大生のシャルレ(ナターシヤホーヴェイ)が地下鉄に乗っていて、駅を降りると何やらつけられている気

配がする。振り向くと謎の仮面の男が立っていた。

一瞬ひるんだシャルレだったが、男から映画の試写会のチケットをもらう。シャルレはもう一枚もらうと友人

のキャシーを誘って映画館へ向かう。劇場の名前はメトロポール劇場と言って聞いたことない劇場だった。

映画の内容は、ノストラダムスの予言をめぐって若い男女が切り刻まれるスラッシャー映画

で、観客は固唾を

のんで見ていた。そのとき黒人の男友達や女友達と来ていたローズマリー(ゲレッタ・ジャンカルロ)の頬に

血がついた。映画のシーンに呼応したかのようなこの現象にローズマリーは狼狽し、気を落ち着かせようとト

イレに立つ。




トイレで血をふくローズマリーだったがいくらふいてもとれずそのうち傷口が爆発し異様な液体が流れ出した。

心配した友人のカルメンがトイレに探しにゆくとそこには牙をむきだしたデモンズに変身したローズマリー


がいたのである。

そして、カルメンもまたローズマリーの爪で切り裂かれデモンズに変身していった。パニックになる観客た

ち、一方シャルレは隣の席に居合わせたジョージ(ウルバノ・バルベリーニ)たちとこの難局から脱出するべ

く戰っていた・・・

目玉をえぐったり、髪の毛をひきちぎったり、刀で首を切ったりとかなりグロいシーンが続くがテンポも

よくいつの間にか映画に引き込まれる。また歯が抜けて牙に変わるシーンは特殊効果技術が凄い。舞台が映画館なのも観客が感情移入しやすいだろう。

途中からパンクが出てきたり、ジョージはオートバイで劇場を走りまわるとハチャメチャだがとにかく

面白い。また、襲われる若い女のひとりフィオーレアルジェントは監督の娘でもある。

音楽も非常に良く、ラストシーンも印象に残る作品である。

音楽担当はゴブリンのクラウディオ・シモネッティ、モトリークルーやビリーアイドルの曲も収録されている。


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posted by ハヤテ at 19:56| 映画
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