アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2015年08月09日

帝国海軍のシゴキと教育「海兵四号生徒」

広島県の江田島と言えば、旧帝国海軍の海軍兵学校のあったところとして知られている。

直木賞作家豊田譲の原作を大映が1971年に映画化した作品が「海兵四号生徒」である。



時は昭和12年、風雲急を告げる国際情勢のさなか、江田島海軍兵学校へ68期生300名が四号生徒として

入学するところから始まる。

生徒たちには、さっそく上級生からの姓名申告の洗礼が待ち受けていた。大声で姓名を申告しても「聞こえな

い」「声が小さい」「方言を使うな」と怒鳴られ鉄拳制裁を受けるのだ。

笑った矢沢(高橋長英)は、上級生の嶋ノ内(長谷川明男)に殴打され鼓膜を破られる。修正というの名のリンチである。

海兵四号生徒 [DVD]

新品価格
¥1,964から
(2015/8/9 14:43時点)





しかし、柔道三段の腕前を持つ盛田(渡辺篤史)は決してひるまず昂然と立っていた。その根性は意地悪な嶋

ノ内も認めざるを得なかった。

さらに、四号生徒たちの苦難の日々は続く。カッター訓練、起床ラッパ、階段のぼりと苛酷な訓練で少しづつ


海軍士官として鍛えられてゆく。だが、矢沢は訓練に虚しさを覚え脱落してゆく。

そんなある日、盛田や十条、関谷の3人が金づちであることが発覚した。海軍士官が泳げないとは致命傷と

なる。

さっそく、嶋ノ内の指導のもと水泳訓練が始まるが、それは想像を超える苛酷なものだった・・

知られざる海軍兵学校の教育訓練が、ほぼ忠実に描かれていて資料的価値もある作品である。

主演の渡辺篤史といい憎まれ役の上級生の長谷川明男の軍服姿がりりしく軍人役が板についている。

この時代は多くの従軍経験者が生存していたし、役者もまた終戦からそれほど時を経ていないためか

役がよく似合っている。

今これだけの役者を見つけるのは難しいだろう。戦闘シーンはなくいきなり終戦になるラストはとってつけた

ようで残念な終わり方である。

まあしかし殴られるのは嫌だね。現在江田島には、海上自衛隊の第一術科学校がある。

海兵四号生徒 (文春文庫 159-3)



タグ:江田島、
posted by ハヤテ at 14:06| 戦争映画
最新記事
プロフィール
ハヤテさんの画像
ハヤテ
プロフィール
カテゴリアーカイブ
検索
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。