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2015年08月08日

三船敏郎加山雄三松林宗恵「太平洋の翼」

太平洋戦争末期の昭和19年6月、海軍軍令部では敗色濃い戦局を挽回するのは特攻による総攻撃しかない

と悲愴な考えに傾いていた。そんな中にあって千田航空参謀(三船敏郎)は、新鋭戦闘機紫電改の完成を待って

新たな航空隊を編成し本土の制空権を奪い返そうと考えた。軍令部の反対を押し切って千田は太平洋の戦場に

散らばった腕の確かな歴戦のパイロットを集めて最強の部隊を作ろうとしたのである。

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まず、硫黄島にいた安宅中尉(夏木陽介)は潜水艦で、ラバウルの矢野大尉(佐藤允)は敵の魚雷艇を奪い、そしてフィリピンにいた

滝大尉(加山雄三)は飛行機で敵の包囲網を突破して内地へついた。

3人の隊長は帰路、部下を多く失いながらやっとのおもいで松山の千田のもとへ赴いた。

部隊は343海軍航空隊として編成され、天誅組、新選組、維新隊の3つの隊に分かれた。

だが、彼らにくだされた命令は、飛行場からの航空機の退避ばかりで、特攻の連中からも臆病者とそしられ

やるせない想いでいた。

しかし、敵機動部隊から飛び立った艦載機の群れが南九州を襲撃したとき、遂に活躍のときは訪れた。

343航空隊の技量と紫電改の威力は凄まじく敵機63機も撃墜したのである。この戦果に軍令部は手のひら

を返し西日本一帯の防空を343飛行隊に任せることにしたのだが・・・

第343航空隊は通称剣部隊と言われ現存した部隊で、千田航空参謀のモデルは源田実大佐である。

紫電改は終戦末期に現れた優れた戦闘機であったがもはや戦局を挽回することはできなかった。

この作品には、海軍士官であった監督松林宗恵の平和への想いが強く反映されていて、滝大尉が死

んだ部下の

死体を空中へ断腸の想いで投げ落とすシーンやラストで米軍の戦闘機に向かって「日本の空から出てゆけ!」

と絶叫するシーンは忘れられない。また、渥美清が印象に残る役を演じている。

戦争の酷さ、非道さを苛酷なまでに表現した優れた作品である。音楽は、團伊玖磨、円谷英二の特撮は

素晴らしく編隊飛行や急降下など、最高レベルの操演技術を見せてくれる。戦争を画策する勢力がいる

今こそ見るべき映画である。

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posted by ハヤテ at 14:01| 戦争映画
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