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2015年05月29日

北東人民共和国と日本の危機管理「宣戦布告」

危機管理を描いた邦画は少ないが、1998年北朝鮮のミサイル発射実験直後に発表された麻生幾の原作


映画化「宣戦布告」はその数少ない1本である。


ある日、原発銀座と言われる福井県敦賀半島に、国籍不明の潜水艦が座礁。警察の調査により武器や乗員の



死体や原発の資料などが発見され、武装した特殊部隊員が上陸したと思われた。

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調査の結果、男たちの国籍は、北東人民共和国に所属する特殊部隊員であることがわかった。


この思わぬ事態に諸橋総理(古谷一行)はうろたえたが、早急な自衛隊の投入はためらい警察力で対応するこ

とになった。

さっそく警察特殊部隊のSATが出動したが、所詮は警察の装備では重装備し対戦車砲RPG7まで装備した


北東人民共和国に勝てるはずもなく死体の山を築いた。

諸橋を始め官邸は自衛隊の治安出動も考えながらも法律上の整合がとれないため右往左往する。

民間人の犠牲者まで出して諸橋はついに自衛隊の出動を許可するが、攻撃命令を撤回したり優柔不断な

態度のまえにこれまた犠牲者が続出する。

一方内調は、国内に潜伏している北東人民共和国のスパイたちの動向を探り追い詰めてゆくが・・


しかしそのころ北東人民共和国は38度線沿いに大軍を集結させ、ミサイルの発射準備に入り中国も戦闘準備に入ったとの情報が


官邸に届く。

諸橋は絶体絶命のなかで重大な決断を迫られていた・・・・


平和が長く続いた日本ではいざというときの対応と準備が整っていないことを知らしめた作品である。

作者がかなり取材を進めたのだろう。官邸や自衛隊や外務省、警察の動きを細部まで描写していて

リアリティのある作品である。

戦闘シーンも薬莢がバラバラ落ちるところも描かれていて手を抜いていない。また杉本哲太が硬骨漢の秘書官を

好演している。

ただ、北東人民共和国が強すぎるのが難点である。実際は自衛隊の方が戦闘力はあるだろう。


だが、もし北朝鮮が敦賀原発にミサイルを雨あられと打ち込んだらなすすべはない。


北には300発のノドンミサイルがあるという。パトリオットでは撃ち落とせない。


そんな日のくることがないことを祈るだけである。監督は、石侍露堂。

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posted by ハヤテ at 21:07| 戦争映画
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