2015年02月05日
ジャンゴ登場フランコネロ「続荒野の用心棒」
マカロニウエスタンと言えば、イーストウッド、ネロ、ジェンマの御三家だろう。
なかでも、フランコネロのジャンゴ「続荒野の用心棒」は、マカロニを代表する作品のひとつである。
オープニングは、薄汚れたひとりのガンマンジャンゴ(フランコネロ)が、泥道の中を棺桶をひきずりながら現れる。
あまりにも有名なシーンだが、テレビ放映で初めてみたときはかなりのインパクトがあった。イーストウッドやジェンマが
陽のイメージなら、ネロは陰のイメージだ。
一匹狼のジャンゴが現れたメキシコと国境付近の街は、レイシストのジャクソン少佐とメキシコ人独立運動家のウーゴの
二人が勢力を二分していた。
ジャクソン一味に捕まってリンチを加えられていた娼婦マリア(ロレダナヌシアク)を偶然通りかかったジャンゴが救出し
手下を皆殺しにする。ジャンゴが酒場で食事をしているとさっそくジャクソンが現れる。しかし、一味はあっという間に
ジャンゴに返り討ちにされ、次の日にジャクソンは大勢の手下を集めて報復にやってくる。
酒場のおやじは多勢に無勢でジャンゴの身を案ずるが、ジャンゴは平然としている。ジャンゴには秘密兵器があったのだ。
勝ち誇ったようにじりじりとジャンゴに迫るジャクソン一味、そのときジャンゴは棺桶から機関銃を取り出し狂ったように
乱射する。唖然とするジャクソン、子分たちは機関銃の乱射の前になすすべもなく泥の中になぎ倒される。
この機関銃が、またおかしな構造でガトリングガンのように銃身がたばねたものでなく、太い銃身に無数の穴があいて
いてそこから乱射するのだが、薬莢が飛び出さないおかしな機関銃である。
一応、弾帯はついているのだが・・・
街を牛耳るもう一方のボス、ウーゴはジャンゴとは旧知のなかで、ジャンゴはこの機関銃を武器にメキシコ正規軍の
砦を襲撃し砂金を奪うことを持ちかける。
計画は見事に成功し、砂金は手に入るが分け前をめぐって二人は対立し、ジャンゴは砂金を独り占めしようとするが
・・・・
主人公のジャンゴは正義のヒーローではなく悪党であるが、感情移入してしまう。従来のアメリカ西部劇には絶対いない
アンチヒーローである。
髭面でむさくるしい風貌といい、この作品は勧善懲悪の西部劇に対するアンチテーゼである。
そしてもうひとつの特徴はグロいシーンが多いことである。
ジャクソンの子分がウーゴにつかまり、ナイフで耳を削ぎ落とされて無理やり食わせる、裏切ったジャンゴが
ウーゴの子分に拷問され、ライフルの台尻で両手を砕かれ、そのうえを馬に踏ませるというシーンは当時としては
そうとうえぐい場面である。
続がついているが、イーストウッドの「荒野の用心棒」とは何の関係もない。
しかし、タランティーノを始め後のアクション映画に与えた影響はあまりにも大きい。
ジャンゴの名前は、ジプシーギタリスト、ジャンゴラインハルトから取られた。
主題歌がまたよくて最初のテレビ放映では、ロッキーロバーツの英語版が流されたが、当時発売されたサントラレコードは
イタリア語版でベルトフィアの声が高すぎて英語版の比較的低い声とあまりに違い面食らった。
いずれにしろ、フランコネロの出世作であり、マカロニウエスタンの代表作の一本であることは間違いない。
監督は、セルジオコルブッチ。
なかでも、フランコネロのジャンゴ「続荒野の用心棒」は、マカロニを代表する作品のひとつである。
オープニングは、薄汚れたひとりのガンマンジャンゴ(フランコネロ)が、泥道の中を棺桶をひきずりながら現れる。
あまりにも有名なシーンだが、テレビ放映で初めてみたときはかなりのインパクトがあった。イーストウッドやジェンマが
陽のイメージなら、ネロは陰のイメージだ。
一匹狼のジャンゴが現れたメキシコと国境付近の街は、レイシストのジャクソン少佐とメキシコ人独立運動家のウーゴの
二人が勢力を二分していた。
ジャクソン一味に捕まってリンチを加えられていた娼婦マリア(ロレダナヌシアク)を偶然通りかかったジャンゴが救出し
手下を皆殺しにする。ジャンゴが酒場で食事をしているとさっそくジャクソンが現れる。しかし、一味はあっという間に
ジャンゴに返り討ちにされ、次の日にジャクソンは大勢の手下を集めて報復にやってくる。
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酒場のおやじは多勢に無勢でジャンゴの身を案ずるが、ジャンゴは平然としている。ジャンゴには秘密兵器があったのだ。
勝ち誇ったようにじりじりとジャンゴに迫るジャクソン一味、そのときジャンゴは棺桶から機関銃を取り出し狂ったように
乱射する。唖然とするジャクソン、子分たちは機関銃の乱射の前になすすべもなく泥の中になぎ倒される。
この機関銃が、またおかしな構造でガトリングガンのように銃身がたばねたものでなく、太い銃身に無数の穴があいて
いてそこから乱射するのだが、薬莢が飛び出さないおかしな機関銃である。
一応、弾帯はついているのだが・・・
街を牛耳るもう一方のボス、ウーゴはジャンゴとは旧知のなかで、ジャンゴはこの機関銃を武器にメキシコ正規軍の
砦を襲撃し砂金を奪うことを持ちかける。
計画は見事に成功し、砂金は手に入るが分け前をめぐって二人は対立し、ジャンゴは砂金を独り占めしようとするが
・・・・
主人公のジャンゴは正義のヒーローではなく悪党であるが、感情移入してしまう。従来のアメリカ西部劇には絶対いない
アンチヒーローである。
髭面でむさくるしい風貌といい、この作品は勧善懲悪の西部劇に対するアンチテーゼである。
そしてもうひとつの特徴はグロいシーンが多いことである。
ジャクソンの子分がウーゴにつかまり、ナイフで耳を削ぎ落とされて無理やり食わせる、裏切ったジャンゴが
ウーゴの子分に拷問され、ライフルの台尻で両手を砕かれ、そのうえを馬に踏ませるというシーンは当時としては
そうとうえぐい場面である。
続がついているが、イーストウッドの「荒野の用心棒」とは何の関係もない。
しかし、タランティーノを始め後のアクション映画に与えた影響はあまりにも大きい。
ジャンゴの名前は、ジプシーギタリスト、ジャンゴラインハルトから取られた。
主題歌がまたよくて最初のテレビ放映では、ロッキーロバーツの英語版が流されたが、当時発売されたサントラレコードは
イタリア語版でベルトフィアの声が高すぎて英語版の比較的低い声とあまりに違い面食らった。
いずれにしろ、フランコネロの出世作であり、マカロニウエスタンの代表作の一本であることは間違いない。
監督は、セルジオコルブッチ。
タグ:ジャンゴ、フランコネロ、
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