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2014年11月13日

カンボジア殺戮の大地「キリングフィールド」

1984年製作の「キリングフィールド」はカンボジア内戦を描いたセミドキュメンタリー風の映画である。

舞台は1970年代のロンノル政権下のカンボジア、ロンノルは自らの政権を強化するためアメリカ軍を誘致して国土を

爆撃、国土は荒廃し国民の反感を招き、ポルポト率いる原始共産主義者赤いクメールの台頭を招いてしまう。


原作は、ピューリッツァー賞を受賞したシドニー・シャンバーグの体験談で前半は、ジャーナリストシドニー(サム・ウォーターストン)とカンボジア人

プラン(ハイン・S・ニョール)の取材活動を中心に描いている。

アメリカのベトナム撤退で、カンボジアに平和が訪れるかに見えたが・・・
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日常が危険に満ちプランは家族を国外に脱出させるが、シドニーとともにカンボジアに残り取材を続けていく。

しかし赤いクメールの支配力は圧倒的でシドニーたちはフランス大使館に逃げ込む。そしてプランも国外に逃がそう

としてパスポートを偽造して外人を装って脱出を企てるが、ポラロイド写真がぼやけてしまい脱出できず

クメールの集団農場へ移される。

そこは恐るべき地獄だったのだ。医師、教師など革命以前インテリだったものはかたっぱしから殺害されていった。

ポルポトは考える能力を持つ者を恐れ、洗脳された少年たちは大人を皆殺しにしていった。

プランもインテリであることを知られると殺されるので元タクシー運転手であるといいはるが、ある中年のクメールルージュの幹部にフランス語で話かけられる。
幹部はプランの正体を見抜いていたが、あえて見逃してくれた。この幹部は赤いクメールのやり方に疑問を持っていたのである。
プランは隙を見て農場を抜け出すが、何気ない田園風景に見える足元には見渡す限り人間の骸骨の群れが

横たわっていた。

一方、プランを見捨てた形になったシドニーは自責の念にかられ必死にプランの行方を探すが・・・


内戦とイデオロギーのむごさを描く秀作でなぜおだやかな仏教徒であるクメール人(カンボジア人)が大粛清に走ったのか20世紀最大の謎である。
だがこの発端を作ったのはアメリカである。そして手に負えなくなると逃げ出しのだ。

シドニーの助手役のプラン、ハイン・S・ニョールは実際にこのキリングフィールドを体験しただけに演技は素人とはいえ

生々しい。

だがこの世の地獄から生還したニョールはアメリカに亡命したのち自宅付近で強盗に襲われて謎の死を遂げている。
「エクソシスト」のマイクオールドフィールドが音楽を担当しなクメールルージュの不気味さを盛り上げている。

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posted by ハヤテ at 14:01| 映画
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