アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2014年06月28日

悲劇の学童疎開「対馬丸~さようなら沖縄~」

先日、天皇皇后両陛下が沖縄の対馬丸の慰霊碑を訪れ、遺族と懇談された。戦争当時小学生だった両陛下は

対馬丸事件で犠牲になった学童のことをずっと心を痛めていたという。

対馬丸―さようなら沖縄 (フォア文庫)

新品価格
¥583から
(2014/6/28 21:50時点)




1982年の「対馬丸 さようなら沖縄」はこの事件をわかりやすく描いたアニメで戦争のむごさを描いた名作である。

戦争末期、軍当局は、迫りくる戦局に備えて学童や老人を主体に九州に疎開させようとしていた。

だが、住民たちは、住み慣れた土地を離れたり、こどもを手放すことを嫌がり応募するものも少なかった。

そんな中教育熱心な教師宮里は、学童の家を訪ね粘り強く疎開を説いてまわった。緊迫する中続々と戦闘に備え本土から上陸する

兵隊や戦車を見て学童の親たちも同意せざるを得なかった。那覇国民学校のきよしたちは、いよいよ対馬丸に乗り込む

ときになっても、見たことのない雪が見れることの好奇や猫と遊んだり黒砂糖をなめたりまるで遠足気分ではしゃぎ、宮里から注意を

受けるような態度でこれから起こる悲劇にはまるで無関心かのようであった。

その間、縄ばしごを登ったり、救命道具をつけたりといった訓練を学童たちが続けていたとき、学童の一人が偶然

米軍の潜水艦の潜望鏡を見つけた。子供は兵隊たちに知らせたのだが、兵隊はまともに取り合わなかった。

しかし、米軍は子供だろうが容赦しなかった。全力で魚雷を叩き込み、船はみるみるうちに傾いていく。

甲板にいた学童は次々に滑り台を落ちるように転落し押しつぶされゆく。

イカダにかろうじて逃れた乗客や子供も寒さや疲労で亡くなってゆく。一人のおばあさんは、疲労で海へ転落し、フカに

食われ海は血潮に染まった。生き残って沖縄へ帰ったものも憲兵隊に監視され事件のことを語ることを禁じられる。

戦争というものは、武器を持たないものも弱い者も殺してゆく地獄である。

二度と対馬丸事件の悲劇をおこしてはならない。
監督: 小林治は原作: 大城立裕
残念ながらDVDは出ていない。VHSは出ています。

対馬丸―さようなら沖縄 (アニメ絵本)

新品価格
¥1,296から
(2014/6/28 21:52時点)





にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ
にほんブログ村
posted by ハヤテ at 21:18| アニメ
最新記事
プロフィール
ハヤテさんの画像
ハヤテ
プロフィール
カテゴリアーカイブ
検索
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。