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2014年06月21日

沖縄県民かく戦えり「激動の昭和史 沖縄決戦」2

沖縄は、洞窟が多く天然の要害でそこに立てこもり、持久するのが、八原参謀の作戦だった。

一方、連合軍は台湾をバイパスし、沖縄攻略の「アイスバーグ作戦」を立てていた。サイモンバックナー中将指揮下の米陸軍5個師団、海兵隊3個師団、

4個戦車大隊の大兵力である。

着任した、島田新知事は、北部への婦女子の疎開を指示した。軍司令部も地下壕に移動し、県庁も首里地下へと

移転した。昭和20年3月26日米軍は。慶良間諸島に上陸、帝国陸軍は、アオガエルと言われた特攻自爆ボートで

迎撃する予定であったが不意を突かれて断念。大本営は沖縄侵攻が確実となったことから、「天一号作戦」を発動、

戦艦大和が、沖縄へ向けて決死の出撃を開始したが、九州沖で連合軍機動部隊に迎撃され滅多打ちに遭って沈没した。

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4月1日、連合軍は嘉手納沖に現れ偵察に赴いた第62師団の賀屋中佐(高橋悦史)が双眼鏡でのぞくと黒山のような戦艦の群れが見えた。中佐は無線で司令部に次ぎのように連絡した。「海が見えない。海が三分で船が七分だ」

20万の連合軍は海岸に殺到し、沖縄は南北に分断された。
第62師団は首里の堅牢な陣地に立てこもり激戦を展開したが凄まじい消耗戦でその戦力をすりつぶしてゆく。

業を煮やした長勇参謀長は、八原を説得し温存していた24師団を投入、総攻撃を開始する。

本土からも、空挺部隊の義烈空挺隊が飛来し米飛行場へ胴体着陸し、米航空機を手りゅう弾で破壊、航空燃料を

炎上させる戦果を挙げる。

民間人も果敢に戦い、鉄血勤皇隊の学生たちは、爆弾を抱えて特攻し敵戦車を炎上させる。

ミサイルを彷彿させる98式臼砲も米軍には恐怖の的であった。指揮官のバックナー中将も戦死し日本軍も相当敢闘ししたが、物量には勝てず敗北は時間の問題になってゆく。

スパイに疑われて射殺されたり民間人の集団自決もあり地上戦の悲惨が各地で起こる中、牛島中将と長参謀長は

責任を取って自決したが、八原参謀は民間人に扮して脱出を図るのだった。

この戦いで沖縄県民の三分の一が死亡、日本人の軍人軍属含めて18万8千名以上が死亡した。

沖縄戦の導入からその終わりまで克明に描かれていて、岡本喜八の丁寧な演出と新藤兼人の細部にわたる脚本は

すぐれていてこの映画1本見れば沖縄戦の概要はわかるようになっている。しかしアメリカ側の動きがあまり描かれていないのが欠点である。
佐藤勝の悲壮であり沖縄的な音楽もいい。
この映画は、沖縄返還の約一年前に劇場公開されている。

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