なつかしの映画

幻の封印映画「獣人雪男」は、東宝特撮初期の作品で、監督はゴジラの大御所、本田猪四郎、主演は特撮のレギュラー

宝田明、ヒロインにゴジラに続いて河内桃子、特撮に円谷英二、音楽は佐藤勝とくるとさぞかし傑作だろうと思うと

がっかりする。日本アルプス白馬周辺で、大学の登山部の一行が謎の怪物に襲われ遭難する。

小泉教授？（中村伸郎）をリーダーに飯島（宝田明）、遭難した武野の妹らを中心に捜索隊が組織され救出に向かう。

しかし悪徳動物ブローカーの大場に、飯島は捕まりがけから吊るされる。

だが、この秘境の村に住む一族の娘チカ（根岸明美）に飯島は助けられる。
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そのころ大場一味は、獣人の子供を捕まえそれをおとりに親の獣人を罠にかけ捕獲する。しかし子供を殺害された獣人は

怒り狂い大場一味を皆殺しにし、村を襲い火をつけるのだった。

小泉役を演じた中村伸郎が２０年後の「白い巨塔」のときの東教授と雰囲気が変わらないのは驚いたが、封印作品の

割りには退屈な映画である。

メリハリがなく最後まで盛り上がりがなくだらだらとお話が続くだけであまり面白くない。

この村の住民の描き方が差別にあたり封印になったらしいが、特に指摘されなければ見過ごすくらいのものである。

村人の一人に例の狂気人間の大村千吉がチラッと出ていた。

海外では編集されて「harf human」の題名でVHS,DVD が発売されている。

国内DVDはまず無理か。原作はゴジラの香山滋

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