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2014年06月16日

沖縄最凶の狂犬 国頭正剛「沖縄やくざ戦争」

東映実録映画のなかで、大友勝利と並ぶいやそれ以上のキャラと言えば「沖縄やくざ戦争」の国頭正剛(千葉真一)であろう。

映画の冒頭から、国頭は居酒屋で大暴れし、空手でビール瓶を切り、提灯を蹴り、店員の顔を踏んずける。

国頭は、沖縄連合琉盛会の大幹部で、国頭組の首領なのに、そのふるまいの粗暴なことはチンピラまがいなのである。

しかも国頭の側近石川(地井武雄)もとめもせずにやにやするばかり。やっと兄弟分の中里(松方弘樹)が抑えるのだが

サングラスにコンバットブーツの国頭は動じない。

千葉ちゃんの獰猛さ、すごさが目立ち松方もかすんでしまう。

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この映画は実際の第四次沖縄抗争をモデルにしていて、沖縄の本土復帰の混乱で、沖縄進出を狙う大組織と、それに

伴う沖縄の暴力団内部の一連の抗争を描いている。

中里は組のために、殺人を犯し服役して出所してきたにも関わらず待遇は恵まれていなかった。そんなとき配下の氷屋を営む具志川(室田日出夫)が国頭の縄張りを犯したことから、リンチにかけられた。

国頭は、子分にペンチを渡し具志川の局部をアイスを
食べながらひねりつぶした。このときの国頭の表情が冷血そのもので千葉の演技のすごさには戦慄するほどだ。

具志川をやられたことに怒った子分らは国頭の側近石川を狙うが失敗し、逆に石川一派に捕まり、自ら穴を掘らされた

うえに拳銃で撃たれて無残な死を迎える。国頭と兄弟分の中里は対立を避けたかったが、具志川の執念にも押されて

国頭抹殺のハラを固める。

具志川は同じ久米島出身の宏と(渡瀬恒彦)と次郎(尾藤イサオ)を刺客に選び、国頭がスナックでPWの歌を歌ってる

ところをコルト45口径で射殺に成功する。

映画のほぼ中盤で千葉ちゃんは姿をけし、後半は国頭が乗りうつったような中里が大暴れする。


琉盛会に裏切られた中里は本土の大組織の幹部海津から資金提供を受け、米軍より武器を買い琉盛会の幹部らを

皆殺しにしようとするのだ。

地井武男の石川の狡猾な演技といい、姑息な大城会長を演じる織本順吉の卑怯な振舞も入神の演技である。

東映が一番勢いのあった時代の映画で全編エネルギーがあふれている。具志川が口癖のようにつぶやく「たっくるせ」とは
沖縄方言でたたき殺せという意味である。

千葉ちゃんの国頭は私的には大友勝利を超えていると思う。千葉はこの映画で京都市民映画祭で主演男優賞を

受賞した。監督は中島貞夫。

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posted by ハヤテ at 18:56| やくざ映画
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