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2014年06月15日

密室劇の秀作「ある戦慄」

「パニックインスタジアム」の監督ラリーピアースの「ある戦慄」は地下鉄を舞台にした密室サスペンスの傑作だ。

ニューヨークブロンクス、二人のチンピラジョー(トニームサンテ)とアーティー(マーティンシーン)は、ビリヤードの帰りに

面白半分で通行人をナイフで滅多突きにして惨殺し、わずか8ドルを奪う。

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深夜の地下鉄、幼い娘を連れたサラリーマン夫妻が乗車してきた。次に軽薄な若いカップルが乗り、老夫婦、

ホモの若い男、白人嫌いの黒人の男と連れの女、腕をけがした軍人デフリンジャー一等兵とその相棒、倦怠期を迎えた
中年夫婦、アル中男ら人種も背景も違う人間たちが一つの車両に乗り合わせていた。

そこへ偶然乗り込んできたのが、先に強盗殺人をおこしたジョーとアーティーだった。

二人は、泥酔した男に火をつけようとしたり、ホモの男を嘲笑いいびり倒した。

注意したアル中の男は二人に脅迫され沈黙した。乗客たちは、チンピラの傍若無人の振舞になすすべもなく、嫌がって

降車しようとしたものも力づくで引き留められた。

チンピラどもはますます図にのりついに幼き娘に手をかける。

しかしついにそれまで黙っていたデフリンジャー一等兵は、自らのけがも顧みず立ち上がった・・・

この映画で見られるようなシチュエーションは特殊なことではなく、日本でも街中で見られる風景だ。

事なかれ主義はアメリカでも同じだったのである。

暴力ではないが私も昔けがをして松葉づえをついて電車に乗ったとき、椅子に座っていた高校生たちは下を向き

誰ひとり席を譲らなかったことがあった・・・

この映画は後の大スター、マーティンシーンのデビュー作でもある。モノクロ作品ゆえ余計にリアリティがある。

デフリンジャーが命がけの死闘を演じたあとなのに、乗客たちが同情することすらなく何事もなく去ってゆくのは怒りすら覚えるシーンである。

映画パンフレットレット「ある戦慄」監督 ラリー・ピアス 出演 トニー・ムサンテ、マーチン・シーン

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posted by ハヤテ at 13:42| サスペンス
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