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2016年10月10日
《 石立山 》#うわまじか 四国で一番しんどい山
四国で一番しんどい山「石立山」に登った。理由は、体育の日だから(意味不明でごめんなさい)。
別府峡登山口〜山頂(東峰)のコースタイムは、3時間20分ですが、自分のタイムは4時間30分(帰りは2時間30分)。
「四国の山歩き ベスト50」にも、「山頂まで5時間ばー見ちょき」と書いてある。激しく同意。
ところで、べふ峡の紅葉は、もう少し先のようです。
この日は、「いの町笹ヶ峰」で遭難が相次ぐ、ニュース報道がありました。 翌日、無事下山したようです。無事だったようで、何よりです。2016年 四国の山岳事故・遭難
ウェイポイント |
3. べふ峡登山口 (標高:455m〜1,280m) | 6. 竜頭谷 (標高:860m) | 12. 刃の尾根 (標高:1,320m) |
14.西嶺 (標高:1,680m) | 15.捨身ヶ嶽 (標高:1,690m) | 17. 石立山 (標高:1,707.7m) |
サムネイルをクリックすると、記事の番号にジャンプします。記事の時間は、休憩時間は含まず 太字は公式データ 他のデータはSUUNTO Ambit 3による 一部、GPSのが拾えずルート記録の一部途絶
べふ峡の駐車場までのルートは、土佐山歩:香美市べふ峡をご参考下さい。(去年は、紅葉見に11/11に行った。)
1.べふ峡駐車場
べふ峡駐車場に駐車して、朝6:40 出発です。神戸、広島、高知ナンバーの3台が先に来ています。
ちなみに九州の別府(べっぷ)と混同しそうなので、ひらがなで「べふ峡」と表記しています。
2.赤橋
駐車場から見える、赤い橋を渡ります。
3.べふ峡登山口
急な階段を登ります。すぐに「遊歩道」と「石立山」の分岐があります。
4.急登
四国一しんどい山の噂通り、傾斜37%、九十九折の急登が続きます。
写真は、転落防止柵。
1kmほど進むと、ロープを張っている場所を通過します。(それほど危険とは感じませんでした。)
5.カタツムリの道標
カタツムリの道標がありました。この岩の上もちょっとしたスポットです。
6.竜頭谷
道標から200〜300mで、竜頭谷に到着。
ジンジソウ (ユキノシタ科ユキノシタ属 多年草) | シロヨメナ (キク科シオン属 ) |
ハガクレツリフネ (ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 一年草) |
7.竜頭谷を登る
渡渉したら、「石立山植物群落保護林」案内板の後ろを登ります。このザレ場は、足場が薄いので、ロープが張っています。
8.「落石注意」
この付近は、こぶし大の石が落ちやすいので、「落石注意」です。この辺りは、注意して登っても多少は石が落ちてしまいます。ヘルメット要るな。
9.大アゴの岩
水の侵食によってできた大アゴの岩。いわゆるガメラ石。ユニークです。
10.防鹿ネット
登山道脇の「防鹿ネット」。西嶺までに4箇所ありました。鹿の被害は、石立山山頂付近で顕著です。
11.岩登り
岩が多いゾーンに来ました。手足を使っての岩登り。結構楽しいかも。グローブ要るな。
日頃から山登りをしているあなたも、たまに登る私も、明日の筋肉痛は確定です(笑)。
12.刃の尾根
ここが一番危険な場所だと思います。ナイフリッジやん。ミヤマビャクシンの懸崖を、抱っこする感じで、ゆ〜っくり渡ります。
13.尾根筋急登
西峰まで、しばらく尾根筋の急登が続きます。岩場はなくなって、危険な場所はないのですが、同じ景色の中をひたすら登るので、根気がいります。登山道が不鮮明なので、木に巻かれた白赤テープを探して、35%の傾斜を登ります。イシダテクサタチバナの群生地もこの辺りになります。6〜7月くらいが見頃のようです。
ヤクシソウ (キク科オニタビラコ属 二年草) | トリカブト (キンポウゲ科トリカブト属) |
アサマリンドウ (リンドウ科リンドウ(ゲンティアナ)属) |
14.西峰
やっと西峰に到着。遠かったー。
15.捨身ケ獄
予定では、石立山山頂(東峰)に先に登るつもりでしたが、「すぐ下に、捨身ケ獄が見えゆう。」という訳で、捨身ケ獄です。「うわまじか」。足場が細いので、注意して進みます。
16.捨身ケ獄からの景色
お天気もいいので、剣山系の山々の素晴らしいパノラマが広がります。
絶対に、「ああ、あれ三嶺や。」とか言いながら、「山の名前当てごっこ」しますよね。
捨身ケ獄からの石立山
17.石立山へ向かう
西峰まで戻って、石立山山頂(東峰)へ向かいます。
18.鹿害
石立山山頂付近の風景です。実際に目の当たりにすると、「えっ…」ていう景色が広がっています。
本当に、ひどいものです。
19.石立山山頂
山頂付近は、かなり広く開けています。
20.帰り道の捨身ケ獄
気に入っています「捨身ケ獄」。なんかイイ。石立山山頂から戻りながら、撮影しました。
右後ろに見える三嶺も綺麗です。
ちなみに、この後、西峰まで戻ってお弁当を食べました。(石立山山頂は、天気良すぎて影がなかったので)
21.帰り道のキノコ
この時期は、(秋の山の主役)キノコが多いので、ツキヨダケをパチリ。
22.「クマか?ツキノワなのか?」
この爪痕は、「クマか?ツキノワなのか?こいつのせいか?」。
地面から1mの高さで、爪で上から下に引っ掻いたように見えます。
ちなみに、カタツムリの道標の少し下の杉林で撮影しました。
四国で一番しんどい山は、本当にしんどかったです。地図に載っているコースタイムは、多分熟練者のためのものです。午後3時40頃登山口に帰って来ましたが、竜頭谷以降はやたら道が暗いので、ちょっと寂しい感じでした。もっと早めに帰ってくることをお勧めします。この時期は、あまり花もなく、紅葉もなくでした。
ぜひこちらの資料も御覧ください。「天空の花園 石立山」
山アイコンをクリックすると、記事へのリンクが表示されます。詳しくはこちら。
ところで、宇多田ヒカルの「サントリー天然水」のCM最高です。この「道」という曲もいい。しばらく頭の中で鳴るな、「It's a lonely It's a lonely It's a lonely Road〜」。iTunesのランキングで、今3位。もちろん私の山の登りソングに加わりました。ぜひご覧ください。