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2016年11月03日

SUUNTO APP(スントアプリ)の使い方 応用編

appd_top.jpg

SUUNTO APP(スントアプリ)の使い方についての、応用編です。
この記事では、SUUNTO APP(スントアプリ)の使い方は、もちろん、作り方まで説明しています。
覚えるまでちょっと面倒かも。しかし、ここがSUUNTOウォッチの真骨頂。ぜひマスターして、ご活用ください。この記事は、SUUNTO AMBIT 3 PEAK と Mac OS10.12.1 Firefox 49.0.2 で作成しています。

まず、基本的な使い方は、SUUNTO APP(スントアプリ)の使い方 基本編 をご覧ください。



 第1部 〜APP(アプリ)を使用する

この項目では、カスタムメニューを作成し、その中にAPP(アプリ)を組み込みます。
1.カスタムモードの作成

APP(アプリ)を使用して見ましょう。まずは、エクササイズ用にAPP(アプリ)を組み込んだ、カスタムモードーを作成します。
例として、ウォーキング用のカスタムモードにて作って見ます。
(1) 万歩計が欲しい (2) 歩行の時速をリアルタイムに表示 (3) 消費カロリーを表示
この3つをメインに作成します。

・新規カスタムモードの作成をクリック
・名前は自由ですが、「万歩計」に決定
・「アクティビティ」は、ウォーキングで作成
・カスタムモードを作成(歩数計と書いてある部分は、APPの「Steps Counter」を組み込む。APPで検索してみてください。)
・最後に、一番下のMy Appの「Steps Counter」にチェックを入れる

appo_05.jpg

作成したカスタムモードの内容(上記画像の右半分)
・第一画面中央に、My App から「Steps counter」を組み込んだ。これが歩数計になる
・第二画面中央に「平均速度」を組み込み、歩行ペースがリアルタイムで見られるようにした
・第二画面下に「カロリー」を組み込んだ
・時刻や、累計距離など、組み込んだ

注意!画面一番下に。My Appが表示され、チェックを入れるとログを取ることができる。


2.エクササイズで使用

では、次にPCと接続して、カスタムモードをSUUNTOウォッチに移行。
エクササイズを実施する。項目は先に作成した「万歩計」を選択。

appo_21.jpgappo_20.jpg


実際にウォーキングした途中の画面です。バッチリです。

appo_08.jpg


画面左上〜 歩行距離:1.52km 歩数:2177 歩行時間:16分49秒
画面右上〜 時刻:15時14分 平均時速:5.4km/h 消費カロリー:83kcal


3.Movescountに保存

エクササイズが終了したら、PCとリンクさせて、このMOVEを保存。APP(アプリ)のグラフ表示もバッチリ。

appo_22.jpg


4.MOVEの編集

MOVEの右上の「編集」ボタンをクリック

appo_10.jpg

左下の歩数欄に入力。「保存」ボタンをクリック

appo_11.jpg

MOVEに「歩数」という項目が追加された。APPを使ったデータは自動では保存されないので、手動で保存すること。

appo_12.jpg


5.カスタムモードの項目(参考)

次にカスタムモードの項目について、参考として記載しておきます。
カスタムモードを作成するには、「アクティビティ」を選択する必要があります。
全てを調べた訳では無いのですが、アクティビティによって、一部項目が変わることを理解しておこう。

「トレッキング」を選択した場合の、表示項目

appo_01.jpg
appo_02.jpg

「ランニング」を選択した場合の、表示項目

appo_03.jpg
appo_04.jpg

青文字の項目(右から3つ目)Runningperformance が増えている。


6.カスタムモード 測定基準の選択

画像をクリックして、拡大表示してご覧ください。

custum_menu3.jpg


7.コピーしたAPP(アプリ)の削除

色々とAPP(アプリ)を試していると、やたらと増えてしまいます。
不要なAPP(アプリ)を削除して整理します。Mouvescountにログインして、「コミュニティ」→「APP」へアクセス

new_app_01.jpg

「利用者が多いルート」のタブから、「My Apps(マイ・アプリ)」を選択

appo_13.jpg

不要なAPP(アプリ)をクリック

appo_14.jpg

「APPを削除します」をクリック

appo_15.jpg

「Remove」をクリック、で完了

appo_16.jpg

ちなみに、カスタムメニューで使用しているAPP(アプリ)は、ボタンが半透明で削除できない

appo_17.jpg


8.コピーしたAPP(アプリ)の編集

APP(アプリ)によっては、編集して使用するものがあります。「STEPS COUNTER」を例に説明します。
MOVEの間の歩数をカウントするアプリです。

「コミュニティ」→「APP」→「My APP(マイアプリ)」→編集するアプリをクリック

appo_32.jpg

(上の画像の説明)この時、オリジナルのAPP(右端)とコピーしたAPP(その左隣)の2種類があることに注意。コピーは画像が黒いもの。オリジナル「STEPS COUNTER」コピー「MY STEPS COUNTER」と名前を少し変更して、保存している。この「MY STEPS COUNTER」を編集する。オリジナルは編集不可。

「編集」をクリック

appo_33.jpg

画像の数字は、拡大してみた。このアプリは、歩数計なので歩幅を「0.7m」に設定している。
人によっては、「0.65」(65cm)や「0.8」(80cm)に変更して保存する。以上で完了。

appo_34.jpg

参考:名前を少し変更しないと、後でカスタムメニューに組み込み時にわからなくなる。

appo_35.jpg


 第2部 〜APP(アプリ)を作成する

実際にAPP(アプリ)を作成するための、知識と実践です。
2-1.APP(アプリ)の構造

APP(アプリ)は、理解すれば割合簡単に自分で作成できます。人気アプリ「CURRENT INCLINE」を例に説明して見ます。歩行中の傾斜を、%で表示するAPP(アプリ)です。下記はその編集画面です。

app_build.jpg

左端の列が計測したデータ 右端の列が四則演算です。
「ラップ上昇 (m)」   「/」(スラッシュは割り算)
「ラップ距離 (km)」   「*」(アスタリスクは掛け算)
「1000」        「*」(アスタリスクは掛け算)
「100」
となっています。「ラップ距離 (km)」と「1000」が、右に飛び出していますので、

「ラップ上昇 (m)」÷ (「ラップ距離 (km)」× 1000 ) × 100

上昇したメートルを距離で割ります。距離はkm単位なので、1000を掛けて単位を揃えます。
最後に100を掛け算して、%表示としています。

画面下の「テスト」画面で、シミュレーションできます。
式自体はこのようになります。理解できましたか?

=LAP_ACENT / (LAP_DISTANCE * 1000) * 100


2.APP(アプリ)の作成

英語の本だけど、作りたい人は必見。
ダウンロード Suunto Apps ディベロッパーマニュアル (PDF英語)

人気アプリ「CURRENT INCLINE」と同じ内容で、実際に作成して見ます。
では、APP ZONEから「APPを作成します」をクリック

appo_18.jpg

名前、アクティビティなど入力

appo_19.jpg

画面を下にスクロール CREATEの「Select variable」をクリック

appo_23.jpg

項目が表示されるので、Altitude の「ラップ上昇(m)」ボタンをクリックして、「OK」。最後に右上の「×」でウインドウを閉じる。

appo_24.jpg

「/」をクリック

appo_25.jpg

以上の作業を繰り返して、式を作成します。最後の「100」は四則演算しません。
「Verify」ボタンをクリックすると、使えるウォッチ名が表示されます。

appo_26.jpg

しかし、その下のTESTで赤字で、「too large value.please check the formula 値が大きすぎます.式をチェックして見てください」と表示されています。

appo_27.jpg

CREATEで作った式の(  )かっこ部分が抜けているからです。計算式の順序を変更します。
そこで、「ラップ距離(m)と「1000」をマウスでドラッグします。

appo_28.jpg

「ラップ距離(m)と「1000」の欄が、右に少し飛び出した。この部分を先に計算する式になりました。
エラー表示の、TEST の赤文字も消えました。GOOD!
「保存」ボタンをクリックして完了です。(Suunto App License Agreement に同意したことになります。)

appo_29.jpg

以上でAPP(アプリ)完成です。ちなみに、「Enable advanced editing」をクリックすると、

appo_30.jpg

ご覧のように、式が表示されます。

appo_31.jpg

いきなり「Enable advanced editing」をクリックして、直接入力する方法もあるようです。logic operation に「if」「else」が出てくるので、Excelのif関数みたいなことができるのでしょうか?
ここから先のレベルは、「SUUNTO APP(スントアプリ)の使い方 達人編」でお会いしましょう(笑)。

「ちょっと便利なSUUNTO APP(アプリ)集」もぜひご覧ください。


あとがき
あくまで独学(適当に触って見て)でやっているので、間違いがあれば、ぜひご指摘願います。
カスタムメニューの「ウォーキング」結構気に入ってしまった。ぜひ、あなたも。

SUUNTO AMBIT 3 関連の質問・疑問があれば、コメント欄まで。

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